世界の変え方

2024スノーシーズン始まっています。
今年は暖冬で岩手でも雪が少なく、今日まではところどころに出ているブッシュを避けながら滑っていたが、今週降った雪でいつものゲレンデはすっかり仕上がった。
天気予報を1週間見続けて、今日は絶対にいいコンディションで滑れるという確信があったので、朝起きた時はかなり眠かったのだけどRedBull飲んで気合いを入れて家を出て、朝一番で滑り出す。

新雪がたっぷり積もったゲレンデに出てみれば、ふかふかの柔らかい雪がコース一面に広がっている。コース管理はしっかりしているゲレンデなのでそれが軽く圧雪されてめっちゃ滑りやすい。うおーこれだよこれ。これが八幡平の雪だ。

しかもこのゲレンデ、いつも空いている。コースにも人が少ないし、リフト待ちで並ぶ事なんて皆無だ。
そんなに大きなスキー場じゃないけど、こんなに快適なスキー場がなんで空いてるんだろう、っていつも不思議に思いながら滑っている。




正直、今日までは雪の量も少なかったし、雪質も良くなかった。この写真は1月2日に撮ったものだけど、写真からも雪が少ないのが分かるでしょう?昼間に雨が降ったりしてたから仕方ないんだけど、いい雪を知っている分だけもどかしかったりもした。
今週から、2月の末までは快適なコースで滑れるんじゃないだろうか。




今年はビンディングを新調した。FLUXのSR。お世話になっているスノー屋のオススメ。たかがビンディングされどビンディング。板のコントロールは明らかにし易くなった。

スノーボードの用品に関しては、僕は例え安くても通販を使わない事にしている。僕の技量や経験を知っているショップ店主に勧められたものを定価で買い、その見返りって訳じゃないけど、知識や経験が足りないリターンライダーの僕は色々な情報を店主に教えてもらい、時には刺激をもらったりもする。
プロショップはこうやって成り立っているのかなって思う、通販は安くて便利だけど、ロコならではの情報や知識は教えてくれないからね。バイク屋なんかもそうだと思うけど、商品以外の「サムシング」に惹かれて使うのだと思う。
逆にそれが出来ない物販、書店や服屋なんかはそれなりの提案が出来ない店は実店舗は厳しいんだろうな。本屋は市内にそういう店あるよ、何を読んだらいいか分からない時とりあえずお店に行ってポップでお勧めしてある本を買えばほぼハズレがない店。なんでもその店の店長は年に365冊以上の本を読むのだとか。一日一冊以上だよね、どうせ買うならそういう店で買いたくなるよね。




質のいい雪に嬉しくなってギッタギタに滑り倒したら1時間半くらいで脚力売り切れ。たまらずレストハウスで糖分を補給して血糖値を上げる。
実は今シーズンは今日で2日目だからまだ身体が仕上がっていないのか、膝がガクガク笑ってしまってどうしようもなかった。休憩後数本滑り、正午過ぎに帰路に着く。脚力が持てばもっと滑っていたかったんだけどな。でも今年以降は変に頑張りすぎないと決めているのでこれでいいか。




帰り道にいつもの定食屋でランチ。この味は僕的には冬の風物詩。




20年と少しの休止期間を挟んで4年前から再開したスノーボード。3年間はがむしゃらに、週末は必ずゲレンデに行かなければならないという使命感すら感じながら毎週滑りに行ったけど、今年からは少しマイペースで行こうかと思っている。
滑りたいと思った時に行く感じ、ゲレンデまで1時間の場所に住んでいるという恵まれた環境を贅沢に享受しようかなという。あ、今週末はいい雪で滑れそうだな、って思ったら出かけていく、みたいな。

でも結局週末はひとりで暇なので、毎週末通ってしまうような気がする。現に今パソコンの前で文章打ちながら滑りたくて仕方ないもんな。

毎週日曜日に通っているボクササイズもそうなんだけど、ものすごく質の良い気分転換になるんだよね。ボクササイズもスノーボードも身体には結構な負荷を掛けてするものなんだけど、それがいいのかな、終わった後はほっこりとした気持ちになれる。
冬の間のいい過ごし方かなと思う、土曜日にボード、日曜日にボクササイズ。ウィークデイの疲れをしっかりリセット出来ている。意外とスノーシーズンって短いから、やっぱり来週も行くのだろうな。
今シーズンも楽しんで行こうと思ってます。




おまけ。今日のSteal Your Face。今日は外国人のライダーが多くて、多分その方の持ち物だと思うけど、いいね〜。




新年早々なんでこんな香ばしいタイトルで記事を書き始めたかというと、このYouTube動画を見たから。
街録chというYouTubeチャンネルは、数奇な人生を歩んできた人たちのインタビュー集で、僕は新作動画はほぼ全部観ている。名も知らない全くの素人さんも出るし、知名度がある人も出る。人に歴史あり、とは言うけど、どの方の人生も興味深く観られる。チカーノKEIさんの回とか、最近だと新春企画の田代まさしさんのロングインタビューは見応えがあったなあ。

この方、琴井ありささんというグラビアアイドルなんだけど、まあなかなかな人生を歩んでいらっしゃるのだけど暗さが全くないの。自分でも話していたけど、自己肯定感がものすごく高い方なんだろうね、笑顔が本当に屈託がないし影がない。表情も、特に目が綺麗だ。


こういう人もいるんだなあと半ば感心しながら観ている途中に、ふと気付いた。ありきたりだけど人生気の持ち様だよな、って。


世界や自分の周りの世間や社会、置かれている状況はそう簡単には変えられない。もちろんそれを変えていこうとする努力は絶えずするべきだと思うけど、実は一番手っ取り早くて効果があるのは自分の意識を変える事だったりする。
これは去年の末辺りから僕自身実感しているところなんだけど、意識が変われば見える世界は確実に変わる。そんなにスピリチュアルな話じゃないよ、自分としっかりと向き合い、己を知れば自分の周りとの接し方は絶対に変わる、という話。

端的な話をすれば、言葉遣いが変わったりする。目で見ているものの見え方が変わってくるし、暮らしの中で出会う様々な言葉も意外なものが心に刺さったりもする。今まで聞き流していたような言葉がスッと心に入ってくるようになるのだ。
例えば、宇多田ヒカルさんが「寂しさや辛いことは、乗り越えなければならない山ではなく、それも一つの心象風景だ」と言う発言をされていてものすごく腑に落ちまくったんだけど、これは今ひとりで暮らしていなければここまで心には響かなかっただろう。
でもいい言葉だよね。寂しさや辛さは乗り越えずに共生するべきものだ、か。全ての寂しさや辛さがそうだとは思わないけれど、逆に言うと乗り越えるべきではない寂しさや辛さもあるんだろうね。ずっと傍に抱えて持ち歩く類のものが。


まあこの動画の琴井さんが自己肯定感が強かっただけで、育った環境の問題はその人の人生に影を落とす事のほうがずっと多いと思うし、経験によって刻まれた記憶の中には消えないものだってあるだろう。人生そんなに簡単じゃないって事は分かる。
それでも、というか、だからこそ、一番変えられる可能性がある自分を変える努力には意味があるんじゃないかと思う。報われる保証はないけれどトライする価値はある。





家を出て一年と4ヶ月、SNSを見なくなって3ヶ月。少しづつだけど世界が変わり始めている実感がある。自分と向き合った成果だと思う。持っていないものを欲しがるのもいいけど、自分が今持っているものを大切にして愛着を持つことって大事。そういう視点を持てる様になっただけで僕としては大進歩ですよ。

だし、普段神も仏も信じない、占い的なものも好きじゃないんだけど、XのTLに流れてきたこの画像を見た時に今年だけは占いを信じる事にした。
僕、おうし座のA型なんですね。そう、2024年の最強運勢。1位だよ?ヤバくない?

少し前の僕なら、所詮占いでしょ、とか冷笑していたと思うけど、今の僕は溺れる者は藁をも掴む勢いなのでね。変わり身早くひとりで気分ブチ上げてます。



こういう事なんですよ、自分が変わって変化する世界って。
伝わるかなあ。伝わるといいなあ。






最近あれだけ好きだったバンドの音を聴く機会がめっきり減った。代わりに何を聴いているのかというと、シンガーソングライターと呼ばれる、自分の名前ひとつで活動している人たち。
ジョナサン・リッチマン、アレックス・チルトン、ポール・ウェスターバーグ、トム・ウェイツ、リッキー・リー・ジョーンズ、ジョニ・ミッチェル、ニック・ドレイクetcetc…。ひとり名義で活動するのってカッコいいと思う。

パティ・スミスは昔からカヴァーの上手い人だった。彼女には「Twelve」というカヴァーアルバムがあるんだけど、それが出色の出来なんだよな。一時期愛聴したっけ。
このニール・ヤングのカヴァーもいいね。若い頃のエキセントリックさは年齢を重ねた結果なのか影を潜め、ヴォーカルを聴いていると気分が落ち着いてくるね。僕にとってのチルアウト・ミュージック。

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