
・個人事業主の年末年始
今回の年末年始はうまく曜日が合って、勤め人の方なんかは9連休が当たり前だったんじゃないのかな。去年の春に就職して社会人一年生の息子もそうだって言ってた。
僕も基本はそれに準じて休めるはずで、日帰り温泉にでも浸かって一年の疲れをゆっくり癒そうかとか思っていたんだけど、蓋を開けてみたらなんとまあ、休みが3日しかなかったというなかなかハードな年末年始でした。
言うて9連休も長過ぎるので、年末は入れられる日は仕事を入れて、年始にゆっくりしようとか思ってたんだけど、大雪の影響だったり冠婚葬祭だったりの外せない仕事がポンポンと入り、そういう仕事っていつもの定期便よりも割が良くない仕事だから仲間にも振れずに仕方なく自分でこなしていたら、年明け早々3日から11日まで9連勤。年明け早々完全にオーバーワークで翌12日は一日中寝てた。
まあ個人事業主なんてそんなもんだよなあ。普段お世話になっているお客様から大雪の影響で鉄道が止まり年末年始を過ごした温泉から帰れない、というSOSがあれば向かわざるを得ないし、今後長い付き合いになりそうなお客様からのキツめの仕事の依頼も、恩を売りつつ涼しい顔でこなさなきゃならない。
商売って楽じゃないですよ、とてもblogどころじゃなかった。
でも、同業者の話をすれば、街中で動いている連中は年末は30日未明まで稼いで、早い奴は1日には仕事してたと思うから僕なんてまだマシなのかも知れないね。
だし、毎朝顔を合わせるコンビニのバイトのお姉さんは30日だけ休み貰ったけどあとはずうっと仕事だって言ってた。老人介護施設で働く知り合いも年越しは仕事だって言ってたなあ。聞いてないけど地下鉄職員の後輩もきっと仕事だったと思う。
僕らの仕事もコンビニも老人ホームも、働く人がいなければ今の世の中は回らないわけで。年365日、24時間残念営業。長い休みだった人たちも、そんなハードワーカー達の仕事っぷりにちょっとだけ思いを馳せてもらえればなあって思う。そうすれば僕らの気持ちも少しは救われる。

・誘われるうちが花
12月は忘年会無間地獄だったな、月末月初の超繁忙期に入る前、3週は毎週末忘年会だった。しかも毎週午前様。
まあお陰様で毎週旨いウイスキーを飲めたんだけどね。しかもどの日もめっちゃ楽しかった。
そう、最近はウイスキーにハマってて、家での晩酌も焼酎からウイスキーに切り替えた。いつものバーで、マスターに色々教えてもらいながら勉強しています。
で、マスターから「ヨコチンさんは年末年始どのウイスキーと過ごすんですか?」と聞かれた。んー決めてないけど、何かおすすめありますか?と聞かれて勧めてもらったのが上の画像の3本。
家飲み用の酒ってあまり高いのは買えないんだよね、僕だと一本で2週間持たないから。大体3000円前後のが丁度いい。マスターはその辺も分かっていらっしゃるから助かります。
左端のDewar’sは12年だけど、これの15年が値段の割に美味しいんだそうだ。なるほど、買いに行ってみます!と市内のウイスキーの品揃えが豊富な酒屋に行ってみるも15年は品切れだった。
仕方なくDewar’sの12年と、同じく勧めてもらった右端のイチローズ・モルトのブレンデッドが安売りしていたので2本買って帰ってきました。
ちなみに酒のプロのマスターが年末年始のお供として選んだのはアードベックの5年だって。一本5000円くらいで買えるのかな、家酒としては少し高めだけど、一緒に年越しするプレミアムな酒なのでね、参考になります。

話の流れで出てきたのがこいつ。サントリーオールド、通称ダルマ。マスターが最近ちょくちょく家で飲んでいるらしい。
日本の高度経済成長を支えた男達に愛されたウイスキー。みんなきっとボーナス時期に行きつけのスナックにボトルを入れて、薄い水割りにしてチビチビ飲んでたんだろう。
今みたいに洋酒が気軽に買えなかった時代だ。大卒初任給が8万円だった頃に3000円くらいしたらしいから、今の感覚でいうと一本1万円くらいになるのかな、まあおいそれと買える額ではないわな。
ちなみに僕の親父は安酒しか飲まなかったので、家でこのボトルを見た記憶はない。
弟分の角は数年前にハイボールにして飲むのがヒットして復権したけど、オールドの存在はすっかり忘れていた。来月、家にあるストックがなくなったら買ってみよう。
そんな感じの静かでいい時間を過ごさせてもらっていたら後輩からTel。すっかり酔っ払っている。
後「今から飲みにいきましょう!」
僕「なんでオレが飲んでるの知ってんの?」
後「いいからいいから。連れていきたい店があるんですよ!」
ほう。んじゃ付き合ってやるか、いい店かも知れないし。
という事でいつものバーをお暇して後輩と合流。そして連れて行かれたのはキャバクラだった。笑
後「ヨコチンさん、こいつ◯◯って言います!」
連れていきたい店ってそういう事かよ、おキニを紹介したかっただけかよ。でもオレお前のおキニとか全く興味ないんだよなあ、つかキャバくらいひとりで行け!笑笑
落ち着いた静かなバーから一転、嬌声渦巻く賑々しい場所に。隣で次々に入れ替わっていく女の子達にお愛想しながら、こういうのも年末らしくていいか、と思い直した。
だし、若い衆に誘われるうちが花だよね、もう少ししてすっかり爺さんになってしまったらもう誘われることもなくなるのだろうし。

・Newボード
去年の6月くらいかな、お世話になっているスノー屋に頼んでいたものを取りに行った時、店主とボードの複数持ちの話になった。
店主は、スキーはともかく、ボードは性格の違う板2本3本持ってると楽しいですよ、と言う。なるほどー、オレ今の板で3年滑ったからそろそろ買おうかな?という事でNewボードを買う流れに。
主「どういう板がいいですか?」
僕「上手くなる板がいいです」
こんなやり取りをしながら店主が勧めてくれたのが、MOSSのKINGというモデル。
MOSSにはSnowboardとSnowstickの2ラインあって、Snowstickは色んな店で売っているけどSnowboardは県内では僕が通っている店でしか買えないらしい。店主曰く「しっかりした板です、その辺のチャラい板とは全く違います」だそうで、チャラい板って笑う所?と思って僕は少し笑ったんだけど、店主は至って真面目でニコリともせず。
この人、こういう風にストイックなところあるから好きなんだよなあ。
それを11月に取りに行き、31日、2日と初滑りしてきました。
なんというか、ちゃんと乗らないとちゃんと滑れないボードだなこれ。3年前にOutflowに初めて乗った時もそうだったけど、確かに板で全然変わるね。
ちょっと僕には早かったかなあとも思ったが、またイチから練習し直す気になり燃えてきた。
で、昨日ボロボロになったグローブを新調しに店に行ってきた。
主「KINGどうですか?」
僕「ちゃんと乗らないとちゃんと滑れない感じです」
好きな下倉スキー場はしばらく封印して八幡平パノラマでターンの練習をしっかりやろうと思ってるって話すと「あそこは斜度が緩過ぎるからもっとちゃんとしたゲレンデで滑ったほうがいい」ってまたまたストイックなアドバイスをくれた。
件のバーのマスターもそうだけど、こんな初老のおっさんに色々新しい刺激を与えてくれるのは嬉しいね。Newボード買ってよかったよ。
明日平日だけど仕事が休みなんだよね、早起きして滑りに行って来ようと思ってます、八幡平パノラマに(店主ごめんなさい。笑)。

・有酸素運動
ジムに通って受けているパーソナルトレーニングも始めてから丸一年を過ぎた。元々筋肉が付きにくい体質なんだけど、おかげで二の腕や肩や腿、尻には随分筋肉が付いてきた。その量は54年間生きてきて間違いなく過去一で、昔はTシャツはSかMかで悩んだけど、最近はMかLかで悩んだ結果Lを買うことが多くなった。
なんだけど、お腹だけが一向に引っ込まないどころかどんどん成長していく。トレーナーさんに聞いたところ「元々血流が良くない部位だから痩せにくいんだけど、食べ物飲み物も大きいですよ」と。
食べる量は年々減ってきてるんだよね、数年前の2/3とかだと思う。という事はやはり酒か、、、。
でも54歳のこどおじから晩酌を取ったら辛すぎるよ、夜が寂しくて死んでしまうよ、、、。
という事で、年末から有酸素運動をガチでやっている。
受けているトレーニングは無酸素運動で、だから筋肉が付くんだと思うんだけど、腹を中心に胸とか脇には見るからにそれと分かる脂肪が(結構な量)付いている。せっかく週一回キツいトレーニングをしているのにこれは勿体ない。
代表的な有酸素運動はランニングや自転車だけど、冬の盛岡ではどちらも出来ない。なのでジムにあるウォーキングマシンを使うことにした。
ハムスターがクルクル回るおもちゃで遊んでるみたいで気分はあまり良くないんだけど、これがかなりの運動になる。
時速6km/h、斜度を10%にセットして40分歩くんだけど、10分を過ぎた辺りから汗が滝のように出てくる。ラスト10分なんて息も絶え絶えだ。
普通のウォーキングを結構な速さで歩いてもここまでにはならないから、運動量と負荷が違うんだと思う。それを週3ノルマでやっている。
成長し続ける腹がめっちゃストレスだったので、今のところ辛さはないな。酒やめれば痩せるのは分かってるんだけど、潤いのない人生はつまらないよ。だし、飲まないで運動しない、よりも、飲むけど運動もする、の方が心身のためになるんじゃないかって勝手に解釈している。
あと、食事制限はしたくないのね、炭水化物抜きとか糖質制限とか。そういうのって歳とった時に響いてくるって言うけど、そもそも僕なんてもういい歳だからね、きっと体に悪いし、そこまでするならぽっこりお腹のままでいいわ。
ただ食べる順番は気にしているかな、特にトレーニングの後は絶対に野菜から食べるようにしている。

・バイク初乗り
今年は雪が少ないからバイクも全然乗れる。って先週まで忙しかったから乗る時間がなかったんだけど、昨日時間があったので1時間くらいET3で走ってきた。

初売りでちゃんとしたウィンターグローブを買ったんですね、これが大層暖かい。これにワークマンで2足780円で買ったウールソックス。これマジでいい。仕事の時は履けないけど、それ以外は一日中履いてる。暖かいし、ニオわない。4℃くらいの気温だったらこのグローブとソックスで全然寒くない。手先足先が冷たくならない。
ボードもバイクも装備って大事だなーって思う。ちゃんとした装備があるとコンディションが悪くても楽しめるし、それって人生得したって事だよね?

去年整備したET3は整備後200kmくらい走ったけど絶好調。今のところ不具合はない。最近ウィンカーの調子が悪くて、エンジンが低回転の時に点かない事があったり、今年はエンジン前後のサイレントブロックを交換したいし、各種ケーブルのアウターも換えたいって思ってるから今年もこのスクーターにはたくさん乗ったりいじったりすると思う。
あ、寒さと忙しさで進んでいないV50のレストアだけど、パーツ集めを着々とやっています、置き場所がなくて寝室がパーツまみれです、独身の特権です。今大地震が来たらパーツに埋もれて死にそうです(本望)。
独身の特権といえば、居間には推しのヌードカレンダー貼ってます、毎朝毎晩おっぱい御姿に手を合わせています、部屋に推しのおっぱい御姿があると一人暮らしの部屋も華やかになりますね(色々問題があるので画像はなしだ)。
・推し
ちょーかわいい推しは、ゴリゴリのアウトサイダー。洞察力もあるし、性根も優しい。でも根本的に何かが「普通」とズレている(僕と同じだ)。それでも一流になる素養があった人なのだろう、アウトサイダーだらけの業界で18歳でデビューして以来十数年トップ女優の座を走り続けている。
それだけではなく、文章もいいものを書く。エッセイは読みやすく面白いし、年末に刊行された新作の小説はタレント本なんかじゃなくもはや純文学の域に達していると思う(単行本化の前に文芸誌「群像」に掲載されている)。
そもそもシモ業界ってアウトサイダーの巣窟だからね、大体なかなか親に言えない職業ってどんなだって話だ。性風俗産業で働く人たちが疫病渦下で補助金の類を貰えなかったのも記憶に新しい。ん?ロック?バイク?すっかり取り込まれちゃってるじゃん。もうアウトサイドには居ないよね。
語弊あるかもだけど、僕は傷ついていないものには興味がない。だからシモ界隈からはめっちゃインスピレーションをもらっている。もちろん推しからもね。
ちなみに推しもクルマ好き。会話や自身で書く小説の中にポンポン具体的な車種が出てくる。トヨタのGAZOOの中にコラムの連載を持った事もある(ちなみにこのコラムは今でも読めるが、推しの肩書きは「タレント」になっている)。
乗っているクルマの車種は当然分からないが、外国車らしい。白いCクラスとか似合いそうだけど、四駆が好きらしいからゲレンデとか乗ってたりしてね。
そんな年末年始でした。まあ楽しくやってます。