最近のステップワゴン

入手して丸2年が過ぎ、乗り出して3年目に入った日常のアシ、ステップワゴン。走行距離も間もなく15万kmになるんだけど、初めの2年はほぼノントラブルで過ごした。先日の引っ越しでも大活躍したし、格安で入手した中古車にしては上出来過ぎるくらい上出来だったんだけど、ここに来て不具合が連続して出てきている。その都度対処しているんだけど、それが結構な量になったのでここでまとめて記事にしてみようと思う。

まずは7月の事。息子と家から少し離れたところにある店にラーメンを食べに行った時。ギアをDレンジに入れて走行していると、インパネのギアポジションを示す緑のLEDが点滅し出した。あれ、これ何かのエラーかな？と思い、帰宅後取扱説明書を読んでみると、トランスミッションに何らかの異常が発生した時に知らせるアラートなんだとか。
うわーATか、大ごとじゃなければいいな、と思い、まあこの手の修理はディーラーが間違いないだろうという事で予約を取って入庫させてエラーコードを読んでもらう。

すると、ATの内部で変速させるためにプレッシャースイッチという部品があるらしいんだけど、それがダメになりかけてる、という診断だった。修理金額の見積もりも出してもらったんだけど1万円しないくらいだというので、これは修理をお願いする事にして段取りをする。

その修理の時に、せっかくディーラーに入庫させたのだから以前から気になっていた事を調べてもらう事にした。僕のステップワゴンや同年式くらいのホンダ車、「ウィーン」という異音を出しながら走っているのが気になった事ないですか？僕のはまさにその音が出ていて。
結構大きかったし、エンジン回転に正比例して発生する音だったのでどこかの補器のベアリングなんだろうなって気はしてた。オルタネーターか、テンショナープーリーか、はたまたパワステポンプか。

結果的には異音はパワステポンプから発生しているそう。まあこの通り随分オイルも滲んできている部品なのでもう寿命なのだろう、ただすぐに交換しなければならないという訳でもないそうなので、引っ越しで忙しい時期だったし修理するしないも含めて少し考えます、という事で、また修理金額の見積もりだけ出してもらう。

見積もりは5万円オーバーというなかなかの金額。でも見積もり書を精読すると、流石ディーラーが保証を付けてやる修理だけあって、パワステポンプ周りのこの年式、この走行距離のクルマなりに痛んでいそうなところも予防整備的に全部換えちゃいましょう、という内容だった。例えばファンベルトとかテンショナープーリーの金額もその見積もりには含まれている。

パワステポンプ自体はリビルト品が流通していて、大体2万円前後で買える（新品は部品だけで5万円するらしい）。初めは忙しさがある程度落ち着いたら自分で作業しようかな、と思ってた。2万円と5万円では大きな違いだし、作業自体も丸一日あれば自分でも出来そうなものだったから。

でもその後、例えばちょっと冷える雨の夜の冷間時にファンベルトが鳴く症状が出始めた。また、調べていくと、このステップに積まれているエンジンK20Aはパワステポンプもだけどテンショナープーリーからの異音発生もかなり多いらしく。
そう考えるとディーラーの修理見積もりはなかなか的を射ているものだと思った。流石同じエンジンを数多く見てきているだけはあるなあと。ここまでくると自分で直すにしてもファンベルトとテンショナープーリーは交換したいし、そうなると部品代だけで4万円近くになる。
更に作業工賃自体は1万円くらいだという事も分かり、これは決して割高な見積もりじゃないぞ、と。

最後に、修理するかしないかの判断だけど、異音が出ているというのは恐らくベアリングからで、ベアリングから音が出ているという事は回転に抵抗が出ているという事。それは燃費などにも影響してくるだろう。
また、パワステポンプからはオイルの滲みも見られたので、このままこのクルマに乗り続けるのであれば修理は出来るだけ早い方が得策だという結論に達した。

そんな訳でディーラーお任せコースで修理をお願いしました。パワステフルードのリザーバータンクや手前のホースが新品になっているのはいかにもディーラー整備だけど、前述のとおり保証を付けてやる整備だからトラブルの種は潰せるところは潰したいのだろう。これはメカの知識が全然ない人も相手にする商売としておかしな事ではないね。

また、プレッシャースイッチの交換の際に若干汚れ気味かも知れないと指摘されていたATFも、本格的に交換時期だったら換えちゃって下さいと今回の入庫の際に依頼していたんだけど、まだ大丈夫との判断で交換はされずに戻ってきた事を見ても過剰整備の線はないなと感じた。
その辺の町工場でも、知識のなさの足元を見て過剰整備してくるところあるからねー、まあ今回の整備に関してはだけど、僕的には満足のいったものだったな。

一番は、異音なく正常に回るエンジンの気持ち良さ。自分で手に掛けていたらその喜びもひとしおだったんだろうけど、このくらいの重整備をやる気力と体力は他に回したい時期なのでね。

ちょっと話は前後するのだけれど、パワステポンプの修理の日程調整をしている中、今度はエンジンチェックランプが点灯した。うわー続くなあ。
点灯するのは、特にエンジンに負荷を掛けていない時。例えば信号待ちとか、一定速度で巡航している時にぽっと灯く。で、3日くらいすると消える。その繰り返し。恐らく何処かのセンサーが死にかけているのだろう（点灯したタイミングで画像を撮れず）。

修理の日程は決まっていたので、その時にエラーコードを読んでもらうとして、それまでにK20Aエンジンのチェックランプ点灯の原因について調べる。

まあ定番は触媒に付いているO2センサーだよね。ホンダ車はこれがふたつ付いている事が多いらしく、僕のRGステップワゴンもLAFセンサーとO2センサーのふたつのセンサーが付いている由。
その他に、エンジンノックセンサーの不良やVTECシステムのオイル詰まりなどでも灯くらしい。経験上、点火コイル不良でもチェックランプが灯く時があるけど、発生状況や症状から見てその線は薄いかな。
いずれディーラーでエラーコードを読んでもらってから対処を考える事にし、入庫までに色々下調べをしておく。

で、先日パワステポンプ交換で入庫させた際にエラーコードを読んでもらったら、原因は「ノックセンサー不良」だった。
やったラッキー、一番の当たりだわ。
なぜかと言えば、交換がさほど難しくない、社外の部品が出ていて値段が安い、から。このくらいの作業なら自分で出来るだろ。

早速部品を発注する。Webで調べた品番は30530-PNA-003というものだったけど、ディーラーの見積書に書かれていたのは30530-PPI-A01というもの。もうちょっと調べるとこのふたつの品番の部品は互換性があるみたい。早速注文する。

ジャッキアップし、久しぶりにリジットラックをかける。

僕が今回入手したのは30530-PNA-003の方。Amazonで1967円だった。純正部品は確か9000円以上した。

車体の下に潜り、27mmのソケットとブレーカーバーで古いセンサーを外し、新しいのを組み付ける。書いてしまえばこれだけの作業なんだけど、作業スペースが狭く、センサーが奥まったところに付いていて全く目視が出来なかったのでそんなに楽ではなかったな。
それでも1時間くらいで無事作業終了。しばらく走ってみてチェックランプが点灯しなかったら今回の修理は成功ですな。

左腕は傷だらけ。メンヘラかよ。風呂でしみそう。

またまた話は前後するのだけど、引っ越し作業も多忙を極めている最中、一本のタイヤから空気が漏れているのに気付いた。去年新潟に旅した時に異物を踏んで結構大きな穴を開けてしまい、その時はガソリンスタンドで何とか修理してもらって帰ってきたんだけどどうもその修理痕から漏れている様。

パンク修理穴の再修理とか絶対に何処も引き受けてくれないのは分かりきっていたから、忙しい中パンク修理キットを買ってきてダメ元で自分で修理を試みる。

が、これが見事に失敗（テンパってたのでその時の画像はなし）。何かと物入りな時期だったのでヤフオクで2本送料込みで2610円というド中古のミシュランを購入し履き替えたのが9月の頭の事。
2017年製の4分山タイヤだけど、まあ普通に使えていた。

が、先日その新しい（いや古い、か）タイヤが釘らしきものを踏んでいるのを先日発見。普段パンクなんて滅多にしないのに、なんでこう続くかね。何かの呪いなのか。
現状空気は漏れていないみたいなので放置していたんだけど、せっかくジャッキアップしたし、抜いてみるか。

タッピングビスみたいなのが抜けてきた。長さは短い。これはひょっとすると…

洗剤を垂らしてみると、エアは漏れてないようだ。やったー。
しかし2本で2610円のタイヤのボロさよ、、一人暮らしにかかるコストが大体分かったら4本とも新品のミシュランにしてやろう、それまでの辛抱だ。



そんな感じの、最近のステップワゴンでした。