フリーランスとして生きること

これは先週末かな、To Doリストにも挙げた通り、P200Eにリアキャリアを装着した。
予定ではクッピーニ製の、バックレストが着いたものをSIPから輸入するつもりだったんだけど、それでは(予算的に)いつになるか分からず、それに最近焚き火にも夢中になっていて、そのアシにも早く使いたかったし、丁度ヤフオクでビガーノ製の中古良品が出品されていたので貯まっていたTポイントを使ってポチった。

同型のも(レプリカなのかな?)今でも売られているがそれはメッキで、黒いのはあまり見ないし、少しヤレ気味の車体に似合うんじゃね??と踏んだのだがその辺もご覧の通りバッチリ。むふふ。焚き火に行くぞ。




1日から原則屋内禁煙になったので、スモーカーの僕は切ない事この上ないんだけど、屋外だと吸い放題だからねー。トングで炭をつまんで火を付けて、吸い殻は焚き火台の中にポイ。煙の行き先を気にする事もなく至福なのです。
今週末は天気も良さそうなので、もっとロケーションのいい川原を探しに行くー。




好きなミュージシャンがインスタで、コロナ騒動で暇だからスケボー買った、とか投稿してて、そういや僕もロンスケ手に入れてたんだった、と思い出した(そのくらいスケボーから遠ざかっていた)。

ミュージシャン氏が手に入れたのは奇しくも僕のと同じメーカーので。なんかそういうのってアガるよね、ってんで僕もまた乗ることにした。単純。




僕のはLoadedのPOKEってモデル。オーリーとかもう絶対出来る自信無いけど、プッシュでガーガー滑ったりちょっとした坂下ったりとかなら出来る!と踏んで2年前に手に入れたはいいんだが、忘れちゃったけど多分その辺になんかすごく嫌な事があったんだと思う、テンション下がってほとんど乗らずに物置に入れっぱなしになっていたのだ。

いい機会なのでね、乗りますよ今度こそ。なんだ忙しいじゃん僕。




反面、時勢的に夜活は自粛の方向。これは飲み友達数名と話し合って、ほぼ異議なく合意に至った。あの”厄介なウィルス”に感染する条件が、残念ながら夜の街には揃い過ぎている。本当に残念ながら。

生命の危険ももちろんあるけど、僕は”フリーランス”なので、感染しちゃったら収入源が全く断たれるんだよな、有給休暇とか無いもんで。そこは自衛しないとね。

大好きな酒場には、必ず戻るから、と気持ちを送るしか今は出来ないけど。同じ”フリーランス”として窮状やそこに置かれた辛さは我が身の事のように分かるんだけど。










”厄介なウィルス”をめぐる状況は日々変わっていて。それも悪い方に。
今日乗せたドクターに「帰りに電気屋さんに寄って貰えます?」と頼まれた。何でも医局に普通の脇の下に挟む体温計しかないらしく、最新式の無接触タイプのものが欲しいんだとか。せっかくだから僕も買おうかな、と思いふたりで売り場に行ったら、無接触タイプのみならず全ての体温計が売り切れていた。マジか。

帰宅後、そういや娘が体温計の電池が切れたとか言ってたな、と思い出し、晩の買い物のついでに買ってくるか、と電池の品番をメモしてスーパーへ。電池売り場に行って該当する品番を探すも品切れ。ん?まあ隣にドラッグストアあるからそこで買お、と移動するもやはり品切れ。しかも今度はLR41型電池の次回入荷は未定です、との張り紙が。マジか×2。

まーそりゃみんな熱測るわな、みんなで測れば電池減るわな。仕方ない。嫌な予感しつつパソコンを立ち上げネットショップで探すが軒並み品薄。熱測れないとか今の時勢あり得ないから仕方なく定価の3倍以上の値段で売られているものを購入するも、到着するのに10日かかるみたい。ふむ。10日で手元に来ればラッキーだなこれ。




こうやって人々は分断されていき、神経はすり減る。病気が壊すものは身体だけではないのだ。




この状況下、苦境に立たされているのは、まず一番はウィルスに罹患した方とその家族だと思うけど、次くらいに崖っぷちに立たされているのが特定の業種の”フリーランス”の人たちだ。
僕の場合、幸いな事に今のところ収入に変化はなく、家計に影響は全くないんだけど、業種によってはか、な、り、辛いであろうことは想像に難くない。

ぱっと思いつく限りでも、飲食、ミュージシャン、ライブハウス、演劇、画廊、レコード屋、洋服屋、そしてもちろん人の流れが止まった街中で稼いでいる僕の同業者etcetc…。人の流れや集まりで凌いでいた業種は軒並み大打撃を受けているはずだ。
これが非常事態宣言がなされた地域ではその業種も増えるし、辛さ加減もさらに熾烈さを増す。

会社に勤めて給料をもらっている人にはなかなか想像出来ないだろうけど、仕事をして稼がなければどうなるか?と言えば、単純に収入がなくなるんですよ、大幅な減収、もしくは全くの無収入になる。場合によっては失職したりするし、大きな額の負債を負ったりもする。
だって誰も給料なんてくれねーんだもん。単純明快、至極当たり前の論理だ。


これね、別にいい子ちゃんぶってる訳じゃないし、今テメーが食えているから慢心している訳では全くないから誤解しないで欲しいんだけど、僕はそれを込みでの”フリーランス”だと思っている。少なくともそういう覚悟を持って僕はフリーランスになった。この時勢で明らかになったこの事態は、フリーランスの一番大きな「負の一面」だ。

後ろ盾が無い。潤沢な資本、運転資金も無い。明日の保証どころか、一分一秒先の保証も何一つ無い。常に崖っぷち。
それが我々フリーランスの一面だ。


でも、そのリスクと引き換えに、大きなものも得てきた、何なら今も得ているはずでしょう?自分の意思決定や工夫がダイレクトに結果に反映される快感、夜郎自大(どんな小さな組織にも必ずいるよね、こういうクソみたいな人種)の放漫さに悩み惑わされる事もない自由さ、何よりも何事にも替え難いやり甲斐、生き甲斐etcetc…。
そうなはずだ。少なくとも僕はそうだ。これは今現在苦境に立たされているフリーランス仲間に是非思い出して欲しい。


そして、これはなかなかそういった事情が分からない勤め人の方に是非伝えたい事。
フリーランスが居なくなった世界を想像出来ますか?飲み屋が全部チェーンの居酒屋になりどの店に入っても出てくるものが一緒、大きな集客が見込めない映画や演劇は一切観られない、大手の配給しか上映しない映画館、商売になる音源しか世に出ない音楽業界、気の利いた小物が置いてある雑貨屋もなくなり、コンビニエンスなモノを売る店舗しかない街。




想像してみて下さい。そんな街が、時代が、いかに無味乾燥したものであるかという事を。そんな、街の多様性、もっと言えば深い部分での時代の文化を担っているのが我々フリーランスなんです、前記したリスクと引き換えにね。大きく言えばだけど。




だから。
今もって議論のあるところではあると思う、フリーランスへの財政支援。これを無下に否定しないで欲しいな、って思う。僕自身は支援は必要ないし受け取るつもりもない。でも、今まであなたが享受してきた(かも知れない)個性や専門性や技術力というのは、そんなリスクを背負ってやってきた我々が培ってきたもの(かも知れない)という事に、どうか少しだけでも思いを馳せて欲しい。
度を越して寡占化した世界って、きっとものすごくつまらないと思うよ僕は。




そんな事ばかり考えている最近です。かと言って特に出来る事もないので、ミサンガを追加で手首に付けました。

これ、疫学的には今の世に全然合ってない(清潔じゃない)し、何なら願いが叶うのってミサンガが切れた時(切れるのにめっちゃ時間かかるんです)だから全然先の話なんだけどね。
まあそれでも見るたびに今の気持ち思い出すんだろうし、こうやって気持ちを吐き出しながら文章を打っているとモヤッとした考えがまとまっていくのも自覚する。過ごしてきた時代の記録( log)にもなるだろう。

何よりも自分の為に書いているblogなので。ふう、こういう場所を持っていて本当によかったな、と思う。

少し酔っ払ってるから雑な文だね、でもいつもより少し真面目に書きました。







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