ステップワゴンのセルモーター交換

家の工事が終わって真っ先にやらなければならなかった作業は、ステップワゴンのセルモーター修理だった。工事中は出来なかったからね。
セルモーターは僕の許に来た時からあまり調子良くなく、冬季間の朝イチのスタートは回りが遅かった。そのうちエンジンが冷えている時に回すと「ガリガリッ」という異音も発生するようになって、更に今年に入ってからは夏場も時々モーターの回転が止まりそうになる症状も出始めた(バッテリーは健康)。もういつ動かなくなってもおかしくない状態だった。
距離も156.000km走ってるからまあ寿命なんだな。仕方ない。

初めはセルモーターを電装屋さんでオーバーホールしてもらうつもりで、作業スペースが確保されてすぐに相談に行ったんだけど、今のクルマって過走行が当たり前の商用車以外はセルモーターのOHキットがメーカーから出てないんだってね。だからOHは出来ないって言われて、新しいモーターはリビルト品をネットで購入した。




セルモーターなんてエンジンブロックにボルト2本で留めてあるだけなので、1時間もあれば作業終わるだろうとタカを括ってジャッキアップしてウマを掛けて車体の下に潜るが、何故か何処にもセルモーターが無い。ん?なんだこれは。
ネットで検索すると、RGステップワゴンに積まれているK20A型エンジンはインテークマニホールドの下にセルモーターがあり、それを外さないと交換が出来ないという事が分かった。マジか、、、。一気に作業の難易度が上がった。
まあどうせ時間はあるし、やってみましょうかという事で作業開始。画像は手始めにエアフローチューブを外したところ。




作業は結構手間だった。インマニを外すにはラジエターの電動ファンも外す必要があったし、車体の下にもマウントがあったり、色々なホースやカプラーを外さなければならなかった。過走行のクルマはこのカプラー外しが大変なんだよな、なかなかすんなりと外れてくれない。狭いスペースで何とか外すものを全部外し、インマニが外れた時には両手両腕が傷だらけだった。




汚れてて良く分からないけど、インマニが外れるとセルモーターが見える。微妙な姿勢で硬く締まったボルトを回すのも大変だったが何とか外せた。




セルモーター新旧。RGステップワゴンのセルモーターはRG1,2とRG3,4で違うみたいで(前期後期?)、RG3,4のリビルト品は割とすぐに見つかるんだけどRG1,2用のはあっても値段も高く、探して探してやっとお手頃価格のリビルトモーターを見つけられた。値段は11.500円。
リビルト品ってコア返却(古いものを送り返して、業者はそれをOHして次の商品に仕上げる)が条件だったりする事が多いんだけど、もう需要もあんまりない車種なのか、今回買った業者は返却無用と書かれた紙を同封してよこした。正直セルモーターを処分するのもめんどくさいので送り返した方が楽だったんだけど。




そしてリビルトモーターをエンジンブロックに取り付ける。外すよりも組み付けの方がずっと楽だな。

インマニとスロットルボディを外してしまったのでガスケットを交換しなければならないが、予定外の事だったんで手元にない。部品番号を調べてモノタロウに発注して、作業は一旦中断。




3日くらいして届いたガスケット。部品番号は、インマニが17115-RAA-A01、スロットルボディが16176-RTA-004。送料と合わせてちょうど2000円だった。結構いい値段するのね。


サクサクと組み付けていく。



組み付けが終わり、各部をチェックして緊張の動作確認。モーターは無事回りエンジンも掛かったが回転がおかしい。アイドリングはするものの細かくハンチングを繰り返し、アクセルを踏むと4000回転位から上が吹けない。何かの制御が上手くいってないような状態だ。エンジンチェックランプも点いている。あれー、何かミスしたかな?
インマニもスロットルボディもしっかり取り付けたし、各ハーネスや配管も元に戻したはず。スロットルボディを外したから少し学習させなきゃならないのかと思いしばらくアイドリングさせてみても症状は変わらない。

少しテンパって、フリーのメカニックをやっているともだちに電話してみる事に。
症状を聞いたともだちに「何処かのコネクタ繋ぎ忘れてたりしない?」と指摘されもう一度確認してみるとその通り、見えにくいところにあった小さなコネクタを繋ぎ忘れてました。お恥ずかしい。

それを繋ぎ直しての再始動。ハンチングもおさまり、吹けも正常になった。やった。




で。
今年の2月にセルモーターの不具合をバッテリーの消耗と早とちりして外していた再生バッテリーを再度積む事にした。


この記事だね。

セルモーターの不具合は解消したので、また再生バッテリーの検証を再開する事にしたのだ。




春先に、パルス充電器を入手しておいたんですね、CTEKのMXS 5.0という奴。
パルス充電器は、バッテリーの電極に着いたサルフェーションと呼ばれる汚れみたいなものを除去しながら充電するというもので、バッテリーの機能を回復させる働きがある。

ハーレーやラビットはバッテリーの管理が大切で、充電器を持っていなかった僕はその時もメカニックのともだちに「なんかいい充電器ない?」と相談してこれを勧められて買ったのだった。
この充電器で満充電してから取り付けた。




今のところセルモーターはギュルンギュルン回るので、あとは耐久性の検証だね。何となくだけどあと2年くらいは持ちそうな気がするんだよな。
このクルマには金銭的な事情であと4年は乗りたいところなので、十分に検証出来る事と思います。




夜に酒を飲みながらする読書のBGMは、最近はアンビエントテクノが多いけど、ブルースもいいね。マディ・ウォーターズが最強にカッコいい。
後のロックバンドがたくさんカヴァーしているからかとっつきやすいし、何故か疲れてても聴けるんだよね。酒にも合うし。






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