ET3のエンジン焼き付き修理 その14

総括の前にもう一本記事書きます。

今日仕事が休みだったので、慣らし運転をあらかた終わらせるためにET3で遠出してきた。

慣らし運転、と言っても、やり方は十人十色、千差万別だろう。僕は「エンジンに出来るだけ負荷をかけずに、穏やかな状態で一定の距離を走らせる」のがいいのかな、と考えている。エンジンに負荷がかかった場合、当たりを付けるべきパーツ同士にもそれなりの力が加わると思う。その力を出来るだけ優しくかけてあげればいいのかなって。そうすれば異なるパーツ同士も良く馴染むのかなと。想像だけどね。
だから、高回転まで回さないだけじゃなく、スロットルの開け具合も出来るだけゆっくり、小排気量のエンジンは登坂でも相当に負荷がかかるだろうからそれも避け、などなど。そんな感じでやっている。

まあ僕はそう考えているので、慣らし運転をするコース取りも悩む。盛岡は街の東西に2本の山脈が走っている盆地なので南北方向に行くしかない。何か目的地も欲しいな、と考えた時に、県南の一関市に旨い蕎麦屋があるのを思い出した。三桁国道と県道を走り継いでいけば60km/hペースでも周囲の迷惑にもならないだろう。
という訳でET3のエンジンを掛け、慣らし運転&蕎麦ランチツーリングに出発。




出発時のオドメーターの値は20402km。ピストンを交換してから70kmちょっと走った格好。さてどのくらいまで伸びるかな。

天気も良く、エンジンの回り方も気持ち良く、60km/hで田舎道を走る。スロットルを開けるのももう怖くない。

休憩を挟みながら順調に南下すると、ちょっとした登坂があった。3速に落として丁寧にスロットルを捻ると、ちょっと失火、というかエンジンが失速した感じがあった。一瞬ギョッとしたけど、すぐに元に戻ったので胸を撫で下ろして走り続けた。




例によって道に迷いながら、3時間かけて到着。青葉直利庵。最後に食ったの20年くらい前かなー、市民に愛される一関のソウルフード的なお店。




蕎麦が、うどんかってくらい太い。で、海老の天ぷらは開いた状態で揚げてあり食べ応えがある。美味かったなー。




食べ終わり一服して帰路に着く。
が、スピードメーターがちゃんと仕事していない。これこの子の持病なんだけど、明らかに60km/h出てるのに針は40km/hくらいしか指さない、みたいなことがたまにあるんです。きっと蕎麦食べてる間直射日光に当たり続けたのが原因だと思う。
よりによって、と思ったけど、これもしかしてそろそろエンジンに負荷掛けろというサインか?と思い直し、スピードメーターは見ずにエンジンとだけ対話しながら走る。

出すところでは70km/hくらいまで出す感じでペースを上げる。いい感じで回ってくれるんだけど、また登坂で失速した。しかも今度ははっきりと。なんだこれ?
道端に寄せて停め、ギアをニュートラルにして様子を見る。アイドリングは安定しているし、優しくブリッピングしてみればちゃんと吹ける。そしてギアを入れて走り出してもちゃんと走る。???




しかし次の登坂でもやはり失速。これはどこかおかしい、プラグの焼け具合でも見てみるか、とフラップを開けてみたらこれですよ。これ、ET3あるあるらしいね、ヘッドとボディの隙間が狭く、サスがボトムした時に当たってプラグキャップが割れちゃうの。忘れてた。

でも原因はこれじゃないね、プラグにはキャップはしっかり刺さる。
プラグを外してみるとやはり少しカブり気味、というか、完調のエンジンのやけ方じゃない感じ。うーん。
念のために予備のプラグに交換して走り出す。ちゃんと走る。うーん。


次の登坂でもまたまた失速。ここではたと気付いた。スタンドを立ててマフラーの出口に手をかざすと、やはり排気の出方が少ない。やはり。
マフラーの詰まりが完全に取れてないのだ。60km/hくらいのスピードでエンジンに出来るだけ負荷を掛けない回し方だと回るけど、負荷が掛かると抜けないのだろう。

遠出しちゃって失敗したかな、燃焼室の状態が心配だけど仕方ない。坂がない4号線に出て、またノー負荷運転で家に戻る。




寄り道してストレートに寄ってサンエスK1を買って帰った。マフラーごと3日くらいドブ漬けしてやろうと思いマフラーを外す。

マフラー出口のロッドを抜くと、乾いているものの、焼いた後に振動や排気の熱で剥がれてきたと思われるカスがたくさん出てきた。ロッドの中でもカラカラ踊っている(急いで作業したので画像は使い回しです)。まじまじとロッドを眺めると、どうもこのロッドの中にも仕切りがあるみたい。ん?そんななのか?仕組み的にそれじゃあまりに排気が抜けなくね??と思い、長いドライバーを突っ込んでガシガシ突いてみると、ボコン!と詰まっていたカーボンかすが抜けてきた。やはり詰まってた。

マフラーは焼き付く前も相当悪い状態だったんだな、錆びてるし穴から抜けてこないカスが中でカラカラ動いてるし、新品にしてもいいんだけど、入手が難しいんだよな。
PKエンジンベースの、いわゆる再生産ET3(VMB1T)は、それ以前のET3用のマフラーが微妙に合わないらしいんだよね。SIPでもチャンバータイプ含めて色んなのが売っているんだけど、適合表を見るとVMA1Tと共通と表記されているものだけしかない。だから買うならその辺をきちんと問い合わせて確認出来るところ、僕的にはウガガさん一択なんだけど、では僕のET3に合いそうな奴は軒並み売り切れで買えない。

まあ取りあえず組んでみよう、と組み付け、試走してみる。
エンジンの掛かり具合からして違うし、ブリッピングでの反応もいい。そりゃそうか、あれだけ詰まってたんだから。
走り出して、いつもの通りにちょっとラフに街中を走ってみる。ああ、これだ、この感じだ、加速感も音も調子良かった頃に完全に戻った。




試走を終えてオドメーターを見ると20638km。今日236km走ったんだな、疲れた訳だ。前回と合わせて慣らし運転は300kmを越えた。全開走行はまだ怖いけど、週末に御所湖周辺を走り回って最終チェック、プラグの焼けも確認してみよう。

次のエントリで総括します。




良く昔、無人島に持っていくレコード10枚は?なんて話ししたモンだけど(今はありえない会話だね、スマートフォンに何千曲って入っちゃうから)、そんな10枚に確実に入るのがこのアルバム。僕は本当に大好きだし、恐らくその筋からの評価も高いんじゃないのかなあ?
しかもサブライムに関しては実は僕は後追いで知ったんだよね、大人になってから惚れた盤なの。確か10年前とか。初めて聴いた時ぶっ飛んだなあ、こんな凄い盤があったんだな、って。

大好きなサブライムとブラットについてなら幾らでも書けるけど、ひとつだけ。
サブライムとオールマン・ブラザーズ・バンド。ふたつのバンドには共通点なんて無さそうだけど、僕はひとつの大きな共通点を見出している。
僕はこのふたつのバンドには言語化出来ないものすごい魅力を感じているんだけど、その理由が共通しているのだ。

先達や音楽そのものへの愛情や敬意が、実に上手いこと音楽に練り込められているんだね。その愛はこの上なく強く、真摯で、まっすぐで、その通り直球で聴く者の胸を打つ。それはテクニックとかセンスとか、努力やら何やらで身につくものではなく、生来に持つ純粋な愛情なんだな。
人やものを愛するのって、誰でも出来る事じゃないからね、出来ない人には出来ないんだ、たとえそれが自己愛だったとしても、ね。それは多少自分の周りを見渡す事が出来る人なら気付くと思う。

実生活してても思うけど、混じり気のない、真っ直ぐな愛は、それが自己愛だったとしても触れる者の胸を打つね。ほんとうに心を打ち抜かれる。強いよなあ、という敬意を受け取り手に抱かせるってよっぽどだと思う。








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