バイクはシーズンイン / スノーはシーズンオフ

まだまだ山には雪がたくさんあるんだけど、流石に雪質は春のものになってきた。それに、主だったゲレンデが営業を終えるんだよね、僕のホームゲレンデの下倉スキー場も明日27日が最終営業日。安比と夏油は4月も営業するのかな?でも今シーズンも滑り切った感がいっぱいでそろそろいいかな、って気になってる。

今シーズンは本当に雪質と天気に恵まれた素晴らしいスノーシーズンだった。ほぼ毎週末滑りに行ったけど、雪が…とか、天気が…という日は一日もなかった。いつも雪質は最高で、吹雪に遭った事もなかったし、逆に暖かすぎて雪面が腐る事もなかった。
先週末も下倉で滑ってきたんだけど、前日荒れた天候だったせいか3月も末だというのにコース脇にはパウダーが残ってたからね。ゲレンデの頂上は真冬の雪そのものだった。

こういう時、信仰のない僕は何に感謝していいのか分からなくなるんだけど、そんな状況にも恵まれた事が大きかったのだろう、滑りはシーズン初めよりも格段に上達したなあ。日々スキルが上がっている事を実感出来て、まだ伸び悩みの段階には達していない。
成長って、生きている上で一番楽しく嬉しい事のひとつだからね、この歳になってもフィジカルな遊びでそんな喜びを味わう事が出来るのは本当に幸せな事だと思う。
そしてまだまだやりたい事はたくさんある。来シーズンはもっと積極的に地形で遊べるようになりたいし、パウダーの上の滑り方も覚えたい。無理しない高さでだけどキッカーで飛んだりしたいし、もっとちゃんとエッジに乗ってカービングターンが出来るようにもなりたい。やりたい事だらけ。

なんて書いてたらまた滑りたくなってきた。来週は所用で行けないけど、再来週安比に行くのもいいな。




そんな3月最後の週末はいつもの下倉じゃなくて奥中山スキー場に行ってきた。下倉のコースの楽しさと雪質の良さに惹かれ過ぎて気付いたら今シーズン一度も行ってなかったから。
奥中山は県内でも数少ないスノースケートで滑れるゲレンデ。流石に一日くらいはスノスケで滑りたいなあって。今日は昼から雨予報だったので営業開始から滑り始める。

朝イチはスノーボード。流石に雪は重いがシャバ雪って程じゃない。十分に滑って楽しい雪質だった。昨シーズンえっちらおっちら降りてきたコースもほぼ全てのコースを普通に滑り降りてこれる様になっていた事も嬉しかった。
天候のせいかもうシーズン終わりだからなのかゲレンデもガラガラに空いていたので思う存分滑る。

で、いつも通り1時間半滑って、休憩を挟んで恐々とスノスケに乗ってみる。
うーんやっぱり難しい。体重を掛けるボード面が雪面から数センチ浮いてるという事もあり、雪面に接する面がスノーボードよりも全然狭いという事もあり、とにかくフラフラしてしまう。
具体的には脚力と体幹だね、それが備わってないのが如実に滑りに現れる。加えて足がボードに固定されていない事の難しさ。これはでかい。

使う筋肉もスノーボードと違うのか、3本滑ったらもう足がパンパンで、予報通り降り出した雨を言い訳に早々に退散。こりゃオフトレでスケボーに乗って脚力と体幹を鍛えなければとてもモノにならないな。


そんな感じのシーズンオフ宣言(暫定)です。




そしてこれはスノーシーズンとはトレードオフだね、ぼちぼちバイクに乗り始めています。
逆に週末は天気や気温に恵まれず、まだSRには乗ってないんだけど、仕事が早く終わった日にはスクーター達に乗っている。これは昨日の金曜日かな、晩飯を作るまでに時間があったのでP200Eでふらりと走った時の画像。

Pパイセンは僕のスクーター達の中で唯一ほぼ完調で乗れる車体だし、基本設計が一番新しいスクーターでもあるから、例えばクラッチの切れ方ひとつ取っても現代的なんだよね。乗っていて変なストレスが無い。だし、諸々のダメ出しが終わって走り込む段階に来ている感じもあって、今僕の中で一番熱い2輪でもある。

だし、流石に仕事終わりにSRのエンジン掛けて走るのはハードル高いしねー、やっぱり身体は疲れているから。そういう意味でもスクーターって気軽に乗れていいよね。

暖かくなってきたとは言えまだまだ3月、道路脇には雪が残っている。夕方から日没にかけては2時間のライドが限界かな。この日は街の西側にある御所湖というダム湖の周りに走りに行った。チョイ乗りにはちょうどいい距離にあるんだよな。


こっち方面に来た時にいつも一服する、野菊公園という広場があるんだけど、石碑とその名前の由来が書いてある看板があるのに気付いた。今まで何度も来ていたのに知らなかったよ。
で、早速読んでみる。




、、、、、、、。
随分気量の小せえ殿様だなオイ。まあ結局ハッピーエンドみたいだから別にいいけどさ。



最近人間関係で悩んだ時は、心の中で「優しさと思いやりとユーモアのセンス」と唱える事にしている。それがあれば大概の人間関係はうまく行くし、逆に言うと何かが欠けると途端にうまく行かなくなる。
特にユーモア、めっちゃ大事。相手にちょっときつい事を言わなきゃならない局面でも笑いをささっと振りかけると上手く伝わったりするね。なかなか難しいけど、これは今後自分自身もしっかりと身につけなきゃいけないスキルだな。口調ひとつ、表情ひとつでまるっきり結果変わるからねー。

つか、笑いが全くなくなったらその人間関係は終わりだね。ユーモア、奥が深い。


さて、今年はどのくらい走れるかなー、結構激動の年になりそうな気がしてるのでなかなか時間を取るのも難しいかも知れないけど、こうやってちょっとの合間に乗れるって事に気付いたのでね、距離は重ねていこうと思ってます。




とは言え世界情勢はきな臭い。ベルリンの壁崩壊からのちずっとくすぶっている火種の発露なんだろうけど、まさかロシアという大国が国家間の紛争を解決する手段として戦争という方法を取るとは全く想像していなかった。



僕個人の考えを書く。数万歩譲って、戦争をしたいのなら勝手にやればいい。国同士、軍人同士でね。でもね、罪のない市井の民を巻き込まない軍事紛争なんてないんだよ、必ず民間人(そこには当然子供も含まれる)が巻き込まれるんだ。必ず、100%だ。

その一点において僕は断固として戦争に反対する。誰が悪いとか関係ない。民間人を巻き込む武力紛争自体あってはならない事だ。絶対にね。何故ケンカに関係のない他人を巻き込むのだろうか。全く、1ミリも、10000%意味が分からない。勝手にやってろって思う、国と金持ちと兵隊だけでね。


この曲は、今度の戦争の前哨戦だったのかな、ボスニア・ヘルツェコビナ紛争の際に出されたチャリティアルバムに収められた一曲。ハリウッドのウエスタン映画「荒野の七人」のテーマに強力なブレイクビートをかませてる、強烈に風刺が効いた一曲。
考えてみれば風刺もユーモアだよね。No Dope, No Hopeだってさー、みんな一服すればいいんだよ、そうすりゃ金とか権力とかどうでも良くなるから。KLFすげえ。




KLFもヤバいがミニストリーもヤバい。これ確か湾岸戦争の頃に書かれた曲だと思うけど、ギターの奴のTeeシャツにFuck Bushって書いてあるぞ。今のロシアでこんな事したら下手したら殺される。強烈な風刺(ユーモア)。
曲名のNo Wって、まあ普通に考えてNo Warだよね、ホワイトカラーのシャツにネクタイを締めた金持ちが、更なる金儲けの為に市井の民間人のを命の危険にさらす。それに刺青だらけの音楽家風情が中指を立てる。

極端な二元論だけど、僕は後者の側でありたいと思う。淡々と書いているけど、ここひと月猛烈に腹が立っている。あんまり腹が立つので僕も刺青を増やそうと思っている。お前らみたいにはなりたくねえよ、という意思表示だ。


刺青とユーモアと共に生きていきたい。






2 comments on “バイクはシーズンイン / スノーはシーズンオフ

    • ヨコチン Post author

      shivaさんおはようございます。
      この曲最高ですよねー、最高って言っていいのか分からないですけど、深刻な事態でもユーモアを忘れない姿勢に脱帽です。
      我々は当事者じゃない訳で、そういう人間が事態に言及するのはこのくらいの距離感がいいのかも知れない。TLに流れてくる橋下徹のTweetとか見ててウンザリですわ。笑

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