2021年7月

おしりの手術の影響であまりアクティブに楽しめなかった7月。でも連休あたりから徐々に元の生活に戻ってきた感じ。
ずいぶん良くなったからね、痛み止めの坐薬を入れ忘れる日もあるくらい傷口は痛まなくなってきた。夜に酒を飲まない生活にもずいぶん慣れてきたし。
それでも昼間暑かった日は冷えたビールをぐいっとやりたいけどね、旨いんだろうな〜、それももう少しの我慢です。




というわけで、連休は仕事も無かったから久しぶりに屋外で作業をした。程度のいいSRのタンクを超格安で手に入れたんだよね、凹みなしチョイ傷あり、ペイントは適度にヤレているいわゆる「オリペン」コンディション。年月にエイジングされた雰囲気は最高で、それの手入れ。




長期間使わずに保存されていたタンクゆえ内部が薄っすら錆びていて、それをケミカルで除去しようという作業。リハビリにはもってこいの仕事量ですな。




錆び取りには定番の、花咲かGのタンククリーナーを使用。これ使い易い。去年ET3のタンクの錆び取りした時もこれを使ったし、SRの主治医もこれが一番いいですね、と言っていた。このタンクのような軽い浮き錆なら跡形もなく綺麗に落ちる。
昔はサンポール使ったりタンクの中に灯油とチェーンを入れてシャカシャカ振って錆び取りしたもんだけど、そういうやり方だと錆が再発生するのよね。こいつにはそれがない。




当然コックが付く穴は塞がなきゃならないんだけど、厚手のアルミのステーと自転車の古いチューブで栓をした。これ結構なトルクで締めないと漏れてくるので、コックの固定に使われているロングのプラスビスではダメだったな、同じピッチのボルトでしっかり締める。




僕のLoser号のナロータンクも底の方に錆が出ていたので同時に作業。主治医によるとガソリンの中の水分は比重の関係で底に溜まるから古いタンクは錆が出る事が多いのだとか。タンク内の錆はキャブレターのジェット類の詰まりを誘発するからない方が絶対にいい。前から気になってたんだよね。
花咲かGのタンククリーナーは再使用出来るのも利点のひとつ。
施工に丸一日かかるからタンク2個で最低2日かかる。だから連休に作業したかった。




僕ここにあまりゴト車の整備の事書かないけど、連休後半に車検だったのね、そのタイミングでショックアブソーバーを交換した。使ったのはご覧のTEIN製の純正形状で、Endura Pro Plusという減衰力を調整出来るモデル。
画像のフロントはめんどくさかったので交換はディーラーにお任せしたけど、リアは純正ショックのダストカバーを加工取付けしなきゃならないみたいだったのでこの連休に自分で作業。リアはストラットじゃなくショックとスプリングが別になっている体だったので楽勝の軽作業だろって思って始めたけど、この暑さの中ではなかなかくたびれた仕事になった。そもそもヴェルファイアはホイールもクソ重いからその脱着だけでも重労働だ。

交換後は効果絶大だったな、純正形状の社外ショックというとカヤバのNew SRスペシャルなんかがメジャーだけど、あれちょっと乗り心地がゴツゴツするんだよね。乗り心地重視のゴト車には使いたくなかった。で、TEINでも減衰力調整出来るモデルと固定のモデルがあって、僕は調整可能なPlusを選んで、硬さ16段調整のフロント12段リア14段で組んだんだけどこれがバッチリ。ちょっと値段は高かったけどこれにして大正解だった。

大事な商売道具だからね、こだわるところにはこだわらないと。つか、ゴト車の事ここにもっと書いてもいいのかな?タイヤ選びひとつにしてもこだわりまくっているんだけど、あまりにニッチ過ぎるかなあと思って書いてなかった。




またふらりと三陸の海を見に行ったりも。連休は3日フルに動いたら最終日がっつり疲れが出て最終日は寝て過ごしました。歳だなあ。




連休からウォーキングも再開した。手術前は5.5kmをルーティンで歩いてたんだけど、それを7.5kmに伸ばした。ランニングは距離を伸ばすのは大変だけど、ウォーキングなら楽勝。どうせ夜は読書するくらいしかする事ないからひまつぶしにもなるし。
酒を飲むのをやめて体重が3kg減ったんだけど、更なるダイエットも目論見のひとつ。足腰の肉は少し減ったね、ジーンズが緩くなった。一番はお腹の肉をなくしたいんだけど、減りにくい部位なんだってね。トホホ。ラーメンも週一にするかなー。




オーディオテクニカ製のフォノイコライザーをかませてようやく本来の音で聴けるようになったレコードプレイヤー。毎日聴いてます。
いい機会だから久しぶりにオーディオ関連の調べものをしているんだけど、最近の廉価なプレイヤーにはアンプ側にPHONO入力がない事を見越してこのイコライザー回路が内蔵されたものもあるのだとか。僕が手に入れたものは30年以上前に作られた純然たるオーディオ機器なのでそのような仕組みは付いていない。だからPHONO入力がないアンプに繋ぐ場合外付けのフォノイコライザーが必須になる。
これ5000円くらいだった、20000円くらい出すとカートリッジのMM/MCの補正もやってくれるものも買える。PHONO入力もだけど、昔の高級アンプにはこのカートリッジの音量の補正をしてくれるチャンネルがついているものも多かったなあ。

昨今のアナログ盤人気が影響しているんだと思うけど、今出来のDAC搭載の最新型のアンプにもPHONO入力が付いているものも売られているっけね、そんなに高いものでもないから買っちゃおうかなって思ったけど流石に少し様子を見ることに。
面白いけどね、こないだApple Musicでもロスレス配信を始めたし、ハイファイで聴きたいならUSB-Cで繋いだパソコンで再生、すっかり同じ環境でレコードも聴けるから、音源さえ持っていればアナログとデジタルでソースを選べる訳で。

ちょっと贅沢な楽しみ方だけどね。
昔は「好きな食べ物は?」と聞かれたら、腹が減っている時に食う定食屋の定食、と答えていたものだけど、気付いたらそんなに腹も減らなくなっていた。今は美味しいものを適量食べられたらそれでいい。
音楽も同じで、昔のように無心にレコ屋のエサ箱(レコードやCDが入った箱)を漁る気力は無くなったなー。本当に良いものが少しあればいい。だから、愛してやまない盤を月に一枚、レコードで買うって楽しみ方もアリなのかなって思ってる。能動的に音楽を聴きたい時にじっくりと聴く為に。
それはサブスクじゃ味わえない楽しみ方だね。月額料金じゃなく、一枚々々にしっかりとお金を払うというのにも意味があると言うか。




が。
毎日ガンガン聴いてたらターンテーブルのピッチがフラフラする様になった。回し始めて5分くらいすると安定してくるんだけど、またまた調べてみると画像手前のピッチコントロールが劣化してそうなる事が多いらしい。
このツマミは現代的な電子式のボリュームじゃなく昔ながらの機械式の抵抗で、この型式のプレイヤーの弱点なんだそうだ。
なるほど。こういうテック的なファクトはインターネットでちょっと調べると有益な情報にすぐアクセス出来るね、便利な時代だ。反面ネットの世界は情報の種類によってはフェイクもたくさん溢れているから、その辺は使う上でのリテラシーを自分で鍛えるしかないんだろうな。

長年眠っていたものをいきなり酷使すればそりゃ不具合も出るだろう、そんなのは覚悟の上で個人から中古を買ったのだ。これは友人のデザイナーT氏に教えてもらった、隣町にある魔窟で修理してもらおう。あと、ちょっとガッツが無い感じで針飛びを起こすのでアームの調整もしてもらおうかな。
この辺は僕の好きなちょっと旧いバイクなんかと一緒だね、キャブレターのセッティングなんかと似ている。やっぱりアナログって面白い。


そんな感じの7月でした。






この盤もレコード出てるっけ。ジョナサン・リッチマン大好き。夏になると無性に聴きたくなる曲。






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