ステップワゴンのユーザー車検

足車のステップワゴン、今月が車検満了月だったんです。ひと月くらい前からかな、ユーザー車検の準備を進めていた。
年間5000kmも走らないクルマなので、まあプロに任せなくてもいいだろうというのと、僕、大昔の話だけどカーディーラーのサービスマンをやっていた時期があるので、最近時間もあるし自分でやろうかなという気になった訳。
それと、僕のステップワゴンは4No.(貨物)登録に改造されているのでもしかしたらディーラーには入庫させてもらえない可能性もあるし、後述するけどリアシート(旧セカンドシート)の取扱いで民間の指定工場も戸惑うんじゃないかという思いもあり、他人に手間掛けさせるなら自分でやっちゃえ!と思ったのもあり。




準備は通常の車検整備と、前述のリアシートの取扱いについて事前に調べる事のふたつについて。
車検整備はまあ簡単?というか、オイル漏れがないかとか、各ブーツ類に破れがないかとか、関節部分にガタがないかとか、マフラーから排気漏れがないかとかを確認する。まあ僕が今更改めて書くような内容じゃないけど、不具合があれば当然車検は通らない。
ジャッキアップして下回りを高圧洗浄機で洗い、今回は珍しくシャーシブラックまで吹いちゃった。前回の車検時は吹いてなかったみたいだったので。




これは車検整備とは直接関係ないけど、こういうタイミングでやっておくべき事だね、スペアのテンパータイヤの空気圧もチェック。案の定全然入ってなかったので補充しておいた。
ディーラーや整備工場に車検に出すとこういう事やってくれるのかなあ?多分やらないよね。車検整備を依頼する時に入れておいてね、って口添えしておけば無料でやってくれるだろうけど。
今度ゴト車のヴェルファイアもチェックしないとな。




問題のリアシート。乗用改貨物はここがひとつの関門になるみたい。
調べるとたくさん記事が出てくるし、今回の車検は単なる継続車検なので詳しくは書かないけど、荷室とリアシートの広さにある制約があって、端的に言うとリアシートがリクライニングして後ろに倒れる仕様だと貨物車として認められないらしいのだ。つまり車検に通らない。

準備段階で色々確認してみる。リクライニングのレバーを外せれば一番いいんだけど、RGステップの場合レバーの稼動部はボルト留めではなくカシメだったので車検の時だけ外すというのは現実的じゃない。かと言って破壊してしまうと前方にも折り畳めなくなってしまうのでそれは困る。




バーやポールを荷室に固定して、物理的にリクライニング出来なくする方法も考えたし、実際陸運事務所の検査課に電話して問い合わせてもみたんだけど、ネットで調べられる以上の情報は引き出せず。ボルト留めや溶接などの永続性が認められる固定方法じゃないとダメみたい。下手にホームセンターで売ってる突っ張りポールみたいなの設置したら悪目立ちして逆に検査官のツッコミが入りそうだ。

少し悩んだけど、時間に余裕を持ってとりあえずラインに入ってみる事にした。検査課の人も「結局は現場での判断になるので、、」という歯切れの悪い回答だったので。教えを乞う気持ち半分、継続検査だからそのまま通っちゃったりすんじゃね?という期待半分で。
乗用から貨物への変更車検の時にはしっかり見られる場所だろうけど、僕はグレーゾーンの住人なのでね。ふふふ。




その他、ホイールやタイヤなど。昔は貨物はアルミホイールの場合JWL-T規格のもの、タイヤもLT規格かプライ表示があるものでなければ車検には通らなかったが(サービスマンの頃、冬場のスタッドレスとか苦労した記憶がある)、今は最大積載量にもよるけどそれほどうるさくはないみたい。アルミもJWL規格で通るし、タイヤもロードインデックスが車体総重量をまかなっていれば乗用車用のタイヤでも大丈夫らしい。
ハイエースくらいになるとどうなんだろうね?ま、その辺興味がある方はネット検索すれば山ほど記事が出てくると思うので調べてみて下さい。




貨物車の象徴、最大積載量表示もしっかりとステッカーを貼る。貨物登録はこのクルマのアイデンティティでもあるのでマジックで手書きなんてしない。




結果、何の問題もなく一発でラインを通過出来ました。検査官はリクライニング機構もアルミの刻印も、タイヤのロードインデックスなんて確認すらしなかった。おっしゃ。
これから何度継続検査受けるか分からないけど、リクライニング機構については指摘を受けた時に対策する事にします。

グレーなものを許さない風潮が殊更強いネットの世界にこんな事堂々と書けるのは、PVが100/日程度の弱小blogだからです。登録者数ン万人の整備系YouTuberがこんな内容の動画上げたらバッシングの嵐だと思います。何なら所轄の陸運支局に苦情の電話も行くと思います。
いいんだよこれで。アホくせえ。誰に迷惑かけてる訳でもなし。
しかし、住みにくい世界になったもんだねえ。

あ、気になる車検費用は、法定費用は
自賠責 14.280円
自動車重量税印紙代 12.300円
自動車審査証紙代 1.300円
自動車検査登録印紙代 400円
の28.280円でした。
それに、僕は予備車検場で検査する派なのでその代金(知人が所長やってる所なので友達価格)と発煙筒代2.365円をプラスして30.645円が今回の継続車検に掛かった費用です。
ちなみに車両総重量が2t未満だと重量税は8.200円になるみたいです、僕のステップ、総重量2.015kgなんだよな、自動車税も安くなるし15kgダイエットしたいわ。






気分が良かったのでお気に入りのラーメン屋で昼食を取った後、いつも利用しているパーツ量販店へ。エアコンの効きが悪かったんだよね、スタンドで診てもらったらエアコンガスが足りてないって言われてて、その辺を相談しに。
エアコンガスが足りなくなるのには大まかに分けてふたつの原因があって、ひとつは何処かから漏れてる、もうひとつは経年変化で少しづつ減っていく。このステップに関しては僕は後者だと思ってて、その旨店長さんに話したら私もそう思う、と。で、エアコン周りの清掃というかメンテナンスとガスの完全入れ替えを提案されて、その金額がガソリンスタンドの半分だったのでお願いする事に。流行りの、コンプレッサーの潤滑剤も入れてくれるそうなのでお任せで。
当然エアコンはバッチリ効くように。ガスの抜けに関しては経過観察だけど、僕は楽観視してます。




で、帰宅後一年に一度のオイル交換。オイルは奢りました、ENEOSのX-Prime。ベースオイルは(恐らく)グループ4の100%化学合成油。少々値段は張ったけどどうせ一年に一度の交換だ、多少の贅沢もいいだろう。




で、珍しくクルマでその辺をぷらり。車検は無事に取れたしエアコンはガンガンに冷えるし気分はいい。走行距離はもうすぐ14万kmになるポンコツだけど、手を入れて少しづつ調子を取り戻していくのは楽しいね。つか、ポンコツ大好き。これは僕の人生訓のひとつだね。僕自身ポンコツ人間だって自覚あるけど、そういう楽しさ知ってるから日々自分自身のアップデートに余念がない。
死ぬまでアップデートし続けてやるわ。




DELTAは随分前に出てきてたんだけど、G-Plantsもシャバに出てきたみたいだね、まあこれから裁判なんだろうけど初犯だし執行猶予付くでしょ、なんの問題もない。
つか痩せたな、そして相変わらずのいい笑顔。新曲楽しみにしてます>舐達麻







Submit comment

Allowed HTML tags: <a href="http://google.com">google</a> <strong>bold</strong> <em>emphasized</em> <code>code</code> <blockquote>
quote
</blockquote>

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください