GW5日目6日目

昨日は今回のGW期間中一番天気がいい予報だったのでLoser号でひとっ走り。朝イチで家を出てR106を宮古まで、そこから久慈を目指して北上する。




当然三陸道は使わず、旧R45を走る。宮古=久慈の区間を走るのは20年ぶりくらい。R106は移動区間と割り切って新道を走ったけど。仕事で走りまくってる道なんで新鮮味がないんです。
ただ、盛岡市から沿岸部へのアクセスはめっちゃ良くなったな、1時間20分で海が見られるのは画期的だ。




朝飯食わなかったもんで昼飯前に腹が減った。道の駅たろうで海産物を物色。コンビニもいいけどどうせならね。
ホタテより一回り小さな貝が売られていた。名前忘れちゃったけど旨かった。

道の駅は駐輪に苦労するくらいクルマも人もいっぱい。県外ナンバーのクルマも多く、後で書くけど、去年のGWとは大違いだ。
出来るだけスマートに人との距離を取って移動する。




思い出の通り気持ちの良い道だった。宮古以南と何が違うって、津波の被害があまりない場所なので走りながら海が見られるのだ。これは良い。防潮堤は暮らしの為には必要不可欠なものだけど、景観という観点からは甚だ味気ないから。
観光も三陸沿岸の大きな資源だったんだけどね。いや誰が悪い訳でもないんだけど。




快適なR45を快走、2時間ちょっとで久慈に着く。トリップメーターで出発してから180kmを越えたので給油したら5Lくらいしか入らない。ん?と思い電卓で計算してみると、燃費は驚異の35km/lオーバー。スーパーカブかよ。
結構良いペースで走ったんだけどなあ。




宿題店でランチ。久慈には仕事で毎週来てるんだけど、ここは病院から少し遠い場所にあるので。




ここからR281に入り内陸を目指す。平庭高原という風光明媚な場所を通るんだけど、新緑にはまだ少し早かったな。シーズンは白樺の並木がめっちゃ綺麗なんだけど。
クルマの少ない、これまた快適な道をひた走り、葛巻町からR340に入る。岩手内陸の名道のひとつ。ただこの区間には難点がひとつある。酪農が盛んな地域なんだけど、牛の匂いがすごいんです。都会の人なんて、うおって思うんじゃないかなあ。でもコースは曲率の高いコーナーから高速コーナーまで変化に富んでいて面白い。
その後道路はR455に突き当たるので右折。ここから岩洞湖レストハウスまでの道も極上。直線も少ないから意地の悪いお巡りさんにネズミ捕りで捕まる事もない。




で、17時頃無事帰宅。走行距離320km。一日の走行距離が300kmを超えてくるとやっぱり少し疲れるね。思ったよりもまだ風も冷たかったし。




で、GW最終日の今日は午後から雨予報。心づもりしていた予定がなくなってしまったので、雨が降る前にパイセンでひとっ走り。いつもの蕎麦屋にランチラン。




ちょうど開店時間に着く様に出発したんだけど、直後に携帯を忘れたことに気付きタイムロス。20分くらい並ぶハメに。スマートにディスタンスを取って並ぶ。
こんな時勢だけど、人気のある飲食は全然疫病の影響を受けてないなあ。これは岩手だからってのもあるんだろうけど。




去年はどうだっただろう、緊急事態宣言下だったと思うけど、岩手県内の飲食店も営業を自粛したんだったか、いずれにせよ緊張感がハンパなかったので休日に外食とかほとんどしなかった様に思う。一年前のエントリを読むと大船渡の友達の店はテイクアウトのみの営業だったから、きっとここも営業自粛したんだろうな。

去年は確か、東京の新規感染者数が数十人という状況での緊急事態宣言だったはず。今の1/10の数字だね。それでもみんな節度を守って良く頑張って、新規感染者数はぐっと下がった記憶がある。
それが、現状何故こうなっているのか。3回目の緊急事態宣言、大都市部での拡大状況は深刻で、これ大手メディアではあまり報道しないんだけど大阪では完全に医療崩壊を起こしている。人口呼吸器が必要なレベルの患者も入院出来ず、在宅で、医師や看護師がそこを訪問して治療に当たっているのだとか。
呼吸器系の病だし、容態が本当に急変するという話も聞いているでしょ?急変してから保健所に連絡しても、医師の到着が間に合わないケースだってあるだろう事は素人でも想像がつく。なんなんだそれは。まるで地獄の様な状況じゃないか。そうならない様に備える時間は十分にあっただろうに。

これははっきり言える。市井の民はみんな頑張ったよ、たまに小言言うくらいでね。欧米や、最近ではインドか、などと比べて状況は全然マトモなのは9割僕たちの我慢の成果だと思う。公衆衛生の観念の違いもあるだろうけど。

でも、そんな我慢もそろそろ限界なのだろう、最初の方に書いた県外ナンバーのクルマの件もそうだし、Uターンラッシュで高速道路が数十kmの渋滞だって報道もテレビで流れてた。強制力はない宣言だから誰も罪に問われる訳じゃない。でも今は4都府県が緊急事態宣言下なんだよ。そのくらい深刻な状況下にあるんだよ。でもその「宣言」がこれほど虚しく響くのは何故なんだろう。



もう1年以上付き合っているのだから、そろそろ相手の事も分かりかけてる。危ないのはやっぱり飛沫。だから大勢での飲み会などはやるべきじゃないのだろう。覚えているか分からないけど、去年の今頃に槍玉に挙げられていたのはパチンコ屋。それがどうだったのかと言えば結局今日に至るまでパチ屋でクラスターは起きていない。基本人と会話しないからねあそこ。タバコの煙対策で換気もいいし。
だから同じく槍玉に挙げられたライブハウスも、座席を設けてきちんと距離を保った形のものなら安全なんだと思う。パンクロックでオイオイモッシュ、という楽しみ方は今は出来ないだろうけどね、残念ながら。
でも、そんな感じで0か100かじゃなくグラデーションで考えなければいけないと思う。

このGWに、千葉で野外の音楽フェスが行われたと聞いた。時期だけを見れば、個人的にはだけど、尚早だったかなと思う。是とする理屈を言えばそれはきっとGoToと一緒だと思うから。ただ、そこに至るまでの経緯を十分過ぎるほど知っているから開催者や出演者を断じて責めたりは出来ない。一年以上冷や飯ばかり食わされてきた人たちだ。そういう玉虫色の考えに至ってもいいはずだ。

海の向こうのニュージーランドでは徹底的な感染対策で疫病フリーを実現、先日5万人規模の野外音楽フェスが開かれたらしい。観客の画像見たけど全員ノーマスクだった。これが同じ地球の出来事か?同じ島国なんだからやれば出来るんだよ。従順さ加減だったらきっと日本の方が上だ。何で差がついたかと言えばやはり行政の力や熱意なんだと思うね。繰り返すけど、僕らは十分に頑張った。




なんか愚痴っぽくなっちゃったけど、こういう文章って将来見返すと興味深いんだよね。だから時代の記録の意味も含めて書かせて頂きました。








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