スノーボードダイアリー2021 その2

相変わらず無理をしない範囲で通える日はゲレンデに通っている。運動不足の解消はもちろん、冬場は家にいてもする事がないので精神衛生上も非常によろしい。
ゲレンデまでの道のりは積雪のある日も多い。必ず幹線道路から入った道を走らなければならないので、高速道路か国道しか走らない仕事中と違って除雪がちゃんとされていない箇所も多く坂も当然登る。
こうなってくるとクルマはやはり4WDが欲しくなるなー。登りもだけど下りはエンジンブレーキが4輪に効くからね。次買う時は4WDを買おう、何年後になるか分からないけど。




1月13日水曜日 晴れたり曇ったり雪降ったり
この日も八幡平リゾートに朝イチで。平日のゲレンデは本当に人がいない。これ疫病の影響ばかりじゃないんだろうな、多分スキー/スノーボード人口が昔に比べて減ってるんだと思う。確かに道具を揃えるのにも結構なお金がかかるし、寒いし転べば痛い。リフト料金だって毎回数千円かかる。日本の今の景気じゃ減るのも無理はないかな。よっぽど好きな人しか滑りに来ないよね、僕は今ようやく時間的にも金銭的にも余裕が出来たから毎週のように来てるけど。




考え出すと色んな事が頭に浮かぶが、自己中心的に考えればコースには人がいない方が正直滑りやすいのでね、雑念を取り払い滑りに集中する。
この日もほぼ貸し切り状態なので思いっきり滑る。これだけ頑張って通っているから多少は上達しているのだろう、身体にも変に力が入らなくなったのか疲れ方が少なくなった気がする。
でもターンの時に後ろ足が流れ過ぎだ。ボードに体重を上手く掛けられてないのだろうか。

しかし今は滑るのみ。バイクもそうだけど、初心者のうちは乗る時間に綺麗に正比例して腕前は上がる。スノーボードに関しては僕はまだまだそういうフェーズにいるはずなので。




ふと思いついてビンディング の角度を調整してみる。後ろ側(僕はレギュラースタンスなので左足)の角度が0°になっているのだが、僕スイッチして滑ったりしないから、もうちょっと進行方向に振ってもいいんじゃね?と思った訳。
この日の終盤に作業したんだけど結果よく分からず。違いを体感出来なかった。これは家に帰って調べてみよう、という事で帰宅。




帰宅後パソコンで調べてみるとやはりそうで、トリックとかやらないなら両足が進行方向を向いていても良さそうだ。スケボー同様飛んだり跳ねたりは全く眼中にないのでセッティングを変更。今まで前12°後0°だったのを、取りあえず前21°後12°にしてみる。この辺はいつでも変えられるので色々試してみる事に。
板は数年前に買ったサロモンをそのまま使ってる。普通のフリースタイル用のボード。聞けば安物ではないらしいけどフレックスはかなり硬い。スノスケもいいけど、一枚いいボード欲しいな、なんて思い始めてる。オガサカのCTとかいいな。




1月16日土曜日 みぞれ
いつもの八幡平リゾートに来たけど、この日は全くダメだった。
ゲレンデに着いた時にクルマの外気温計を見てみるとプラスの1度。嫌な予感がしたがとりあえずコースに出てみると黄砂混じりのグサグサの腐れ雪で、しかも圧雪もしてくれてない。
重く湿った雪は板が全く進まない。八幡平リゾートは斜度が緩い箇所も多いんだけど、そういうところは誰かが滑った跡じゃなければ直滑降でも止まってしまう程だった。

しかも誰かが滑った跡ではスーっと滑るが新雪に差し掛かるとつんのめりそうな程ギュッとブレーキが掛かる。で、コース終盤の緩斜面では幅50cm程のスノーモビルが走った跡しか滑れない。1000mくらい絶対に横に逸れる事が出来ない直滑降はしんどかった。頑張って滑ったけど足腰がガタガタになってしまい早々に退散。あーキツかった。




スキー場のレストハウスは昼時は人が多く、時節柄みんなマスクを付けているけどあまり入りたくない雰囲気なので、この日からその辺のスタイルを変えた。
朝イチオープンと同時に滑り出して昼過ぎまで滑って、そのままレストハウスには入らずに帰路につき、途中の飯屋で食べる。これならほぼ安全でしょう。
スキー場でお金を遣いたい気もするんだけどねー、まあ困ってるのは今の時代どこでも一緒でしょう。
この日は友達のヒッピー氏オススメの、大更のむら重に。




生ラム鉄板焼き定食。ああ、これは旨い奴だ、でも量が多い。前回ヒッピー氏に連れて行かれたてっちゃん食堂もそうだったけど大更の食堂にはデフォルト大盛りルールがあるのだろうか。
でも数時間滑ってくるモンだから腹ペコで難なく完食。旨かったなあ。




1月23日土曜日 晴れ
先週は水曜も仕事だったので1週間ぶりのゲレンデ。先々週の失敗を生かして前日から天気予報を欠かさずチェックして少しでもコンディションの良さそうなゲレンデをリサーチしてから出発する事に。
奥中山高原と悩んだんだけど、慣れたゲレンデでセッティングを変えたビンディングの具合を探りたかったので今日も八幡平リゾートに。うおー寒いけど天気いい。

1週間あったので、YouTube動画で滑りのヒントを探すべく色々観た。とりあえずの課題は流れ過ぎる後ろ足。そういう初心者向きの動画がいっぱいあって参考になった。
どうもやはりボードに正しく体重を掛けられていないようで、コツは重力(not斜面)に並行に、頭から腰までの体重をまっすぐ掛けるイメージだという。なるほど。この感じが一番参考になったので家でもずっとイメトレ。




先週は日中の気温が高く、下の方はちょっとガリってたので一番上のコースで滑る。ご覧の通り天気は最高。




イメトレ通りにしてみると、なるほど後ろ足が流れない。し、エッジに掛ける体重の具合で曲がり方が変わる事も身体で分かった。ほーほーほー。
この日で14日目のゲレンデで随分身体も慣れてきたんだと思うけど、積極的に板を操って滑るって感じになってきた。昔は楽しさに勝っていた恐怖はほぼ感じなくなった、ある程度どんな状況でも曲がって止まれるようになったからスピードを上げても怖くない。身体の使い方も上手くなったのか滑っていて以前のような異常な疲労も感じない。

これは楽しいわ、マジで楽しい。というか、ほぼ独学で今シーズンのうちにここまで滑れるようになるとは思ってなかった。いやまだ初心者だけど、シーズン始めの頃は本っ当ーに全然酷かったから。

これからもまだゲレンデ通いは続けるし、そのうちきっと壁にぶち当たるのだろうと思う、その時には友達に教えを乞うたりスクールを受講すればいいかなと思っている。


ゲレンデに行くと、たまに超ベテランのおじいちゃんがいるでしょ?スキー歴ン10年だろうなっていう。あんな感じになりたいんだよね。冬になったらゲレンデに行く、というのが自然な事みたいな生活がしたい。
だから身体が動く今のうちにいろんな物を詰め込まなきゃならない。僕にはあまり時間が残されてないからね。




この日のお昼もむら重で。あんかけ焼きそば、美味しゅうございました。






僕はGrateful Deadに関するものは大概好きだけど(音楽も、Gerry Garciaのソロ音源も、グッズもアパレルも)本当に好きなのはこうやって延々ジャムってた頃のDead。アルバムもこれか、’70年のAmerican Beautyが好き。誰もいない家でリラックスしながらでっかい音で聴くのが至福。

Deadは良く掴みどころが分からない、という話を聞くけど、なにも掴まなくていいのかなって個人的には思う。AメロBメロがあってサビがあって、というポップソングの形に囚われているのも不自由なんじゃないかな。ただ自由にDeadと一緒の時間を過ごせばいいんだと思う。森に入って、小川のせせらぎが流れる音や木漏れ日に身を委ねる感覚に近いかな。
そうね、Deadは自由だね、バイクやスノーボードと一緒。だから好き。

まあ僕も本当に良いなーって思って聴けるようになったのは40歳を過ぎてからだけどね、あの時は嬉しかった、あれオレDeadイケんじゃね?みたいな。やはり歳を取るのも悪くないのだ。






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