ET3のタイヤ交換

まず初めに。
僕、何処でどう勘違いしていたのか分からないけど、ずーっと正しくはET3と書くべきものをET-3とハイフンを入れて表記していた。というか、ET3が正しい表記方法だということに割と最近になって気付いて、結構ショックを受けたんですよ。

だってさ、長いこと付き合ったガールフレンドの名前勘違いして覚えてたみたいなもんだからね?しかも15年とか。これどう思う??酷いよね??
奴が人間だったら酷く傷付いただろうし、まあ幸いにして旧いスクーターだったから良かったようなものの、相手が人間だったら関係を反故にされたって何も文句を言えない大失態だよなあ。本気で凹んだ。なんでこうなっちゃったんだ、ぶつぶつ。

なので過去の記述を書き直す事はしないけど、以降ET3という正しい名前で表記します。




という訳でET3のタイヤ交換です。
旧いスクーターのタイヤの選択って僕的には結構難しくて、現代的なパターンのタイヤを履くのは抵抗があるのね。特にフロントタイヤは目立つしね。
かと言ってクラシカルなパターンのタイヤなんてそうそうある訳じゃない。国内で普通に調達出来るのはミシュランのS83くらいなんじゃないだろうか。まあいいタイヤだと思うけどみんな履いてるからちょっと飽きてたところもあって、次に履くのはちょっとこだわってやろうとずっと考えていた。

考えていたのはSIPから輸入するって事。向こうは旧車趣味に対して懐が深いからクラシカルなパターンのタイヤも結構選択肢があって、コンチネンタルのZIPPYとかいいよなあって思ってたんだけど、タイヤだけ輸入するのも送料高くなりそうだし、ついでにあれもこれも、って考えると合計金額はかなりのものになってしまって、うーんそんな金ねえしなあ、という部分で一年以上逡巡してた。

でも走ればタイヤは減る訳で、特にリアタイヤはもう限界だった。流石にヤバいな、って思ってた時にいいタイヤを見つけたんですよ。




それがこれ。IRCタイで生産されている「R」というモデル。ヤフオクをパトロールしている時に発見。トレッドは見ての通りのクラシカルパターンで、このタイヤを履いているスクーターを見た事がないという稀少ぶり。安くは無かったけどこれは買うしかないでしょう、という事で即ポチ。




メーカーロゴもクラシカル。IRCじゃなくちゃんとINOUEって書いてある。




耐荷重指数は4プライ。スクーター用としては負荷能力は高めなんだろうか。




ブランドマーク。こういう雰囲気好きー。




メーカーのWebのスクショ。こうやって見るとパターンは今Pパイセンに付いているピレリのSC-30に似てるね。





で、今回はチューブも一緒に交換した。今まで付いてたチューブ、まるでスローパンクチャーじゃないかってくらい空気が抜けるんだよね、確か台湾のKENDA製だったと思うけど、新品の時からそうだったから今度は国産のを使いたかった。
これはAmazonで購入。




この口金はTR87Sと呼ばれるもので、L字型になっている。でもこれベスパ のホイールには微妙に合わない。立ち上がりの直線部分が短くてリムに少し当たるのだ。組んでみたところチューブに負担はさほど掛からなそうだったからそのまま使うけど、春にタイヤ交換を予定しているPパイセンには短いストレートタイプのを使おう。




合わせホイールのタイヤ交換は全然難しくない。チューブに少し空気を入れてやりこのようにタイヤの中に入れる。で、左右からホイールを合わせ、ナットをゆっくりと締め込んでやるだけ。もう慣れたもんです。




そんな感じで、ゆっくりやって前後で2時間くらいで作業終了。もうSRやPパイセンには乗らないけど、ET3には路面状況が許す限り乗りたいので交換出来て良かった。
ちなみにホイールはタイヤ交換を考え始めた時に買っておいたF.A.ITALIA製の新品。満を持しての投入ですな。

今年は雪が少ないといいなー。寒くても雪さえ無ければ乗れるからねー。





晩の買い物でスーパーなんかに行ってもクリスマス前のひどく浮ついた空気はもうなくて、ホッと一息付いています。
僕、昔から師走の慌ただしく、華やかそうな雰囲気が半分病的なんじゃないの?ってくらい大の苦手で、一時期真剣に悩んでて。10年くらい前かなあ、信頼できる友達に相談した事があった。曰く「…光が明るく輝けば輝くほど影も一層際立つの、それきっとマッチ売りの少女と同じよ」と。
理屈は分かったけど、当時はゴリゴリのイケイケが芸風で、なんで自分が暗い影を意識させられるのか全然分からなかった記憶がある。
まあ今なら分かるんだけど。自分に根暗な部分があるのも自覚しているから。でもその友達は僕のそういう部分をその頃から見抜いていたんだろうね。

だからクリスマスソングの類もみんな大嫌いなんだけど、この曲だけは好きなんだよなあ、これも昔から。
敬愛するミュージシャン、山口洋さんによると、この曲を歌えないアイルランド人はいないのだとか。国民の大多数がカトリックであるかの地ではクリスマスは家族で過ごす大切な日で、ほとんどの店や公共機関はクローズするから街はほんとうに静かなんだという。それが本来だよね、そしてそういう話を聞くと根暗な僕も多少救われたような気分になる。

ああ、でもシェーン(このPVにも出てるすきっ歯のボーカリストね)の何とカッコいい事、、こんな男にはなれなかったなぁ。




でもDrop’s中野ミホさんのこのツイートは素敵だったけどね。風景描写のみのごく短い文章でたくさんの余白を想像させる。さすがアーティストだなぁ。

こういうのも僕には一生無理そうだ。






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