クラウンワゴンの車検

写真 2015-10-26 14 27 41クラウンワゴンを購入して2年が経つ。車検取り渡しで入手したので継続車検の時期が来るという事だ。
僕は大昔に自動車整備を生業としていた事があって、所有した自家用車は今までは多少の整備なら自分で殆どこなしていた。継続車検もほぼ自分で陸運支局に車両を持ち込んでのユーザー車検。妻のクルマ(平成19年式日産キューブ)の去年の車検もユーザー車検で取得した。7年落ち、走行5万kmの国産車なんて目をつぶっても通せるよね(多少大げさ、でも基本的な整備を怠っていなければ検査ラインの上で鼻歌歌える)。

しかし僕のクラウンは15年落ち、しかも購入したショップで取得したのだろう前回の車検はほぼほぼ通しただけ、という雰囲気で、手元に来た時点でブレーキフルードは未交換、リアのブレーキドラムは外した形跡なし、半年後に自分でやったローダウンの作業中にフロントブレーキホースに細かいヒビを発見したりetcetc、恐らく、というか間違いなく車検「整備」はやっていない。他にも結構気になる所もあったので、一度「ちゃんとしたプロ」にしっかり見てもらいたいと思っていた。

家のすぐ近くに、LOTAS CLUBに加盟している整備工場があって、タイヤの組み替えとか自分で出来ない作業はお願いしてたのね、そこでちょっと面白い車検メニューを提案してて。スマイル車検と銘打ち、ユーザー立会いのもと車両を点検し、悪い所だけに手を入れる。触らなくていい所は何もしない。希望がなければシャーシブラックすら吹かない。納車の際の洗車もなし。その分法定基本作業料は安い。で、日帰り出来る。もう大分ロートルだけど、多少自動車整備の心得がある僕には具合いいのかなあ、と前から思ってたのね。リフトで上げた状態で下回りを自分の目で確認する事も出来そうだし、こちらの技量とニーズに合った形でわりかしリーズナブルに指定工場のお墨付き車検が取得出来るのは魅力だった。で、ちょっと考えた結果、お願いする事に。

事前に予約した日時に件の工場に出向く。プロに任せるって事で、本当に何にもしないでクルマを乗り付ける。何事もなければ1時間位で点検は終わるらしいけど、まあそう上手くは行かないだろうな。
じゃあお預かりしますね〜と言われ、事務所でコーヒーを飲みながら待つ事15分位。「ヨコチンさ〜ん、ちょっといいですか〜?」とサービスの方から声がかかる。
クラウンはブレーキ周りがバラされてリフトの上に乗っている。で、僕立会いの下、実際の車両を見ながら各所の状態を確認するんだけど、案の定数点悪い所を指摘される。

まずはリアのスタビブッシュでジャブ。「まあ車検は通してもいいけど、そろそろですね〜」との事。多少自分でも触れる事は伝えてあったからか「換えといて下さいね」との事。ういっす。
そしてライト検査もNG。最近車検のヘッドライト検査はロービームで行う事になったんだけど、焦点が出ない?との事。なんか買った時から青いバルブが付いてたんだけどどうもそのせいらしい。家に転がってる普通のH4バルブを持ってくるという事で解決。スウェーでかわす。#外したNGバルブは極東CATZ製、一応ちゃんとしたメーカーのでした。青いバルブとは言え、一流サードパーティーの部品でダメ出し食らうのはちょっとびっくり。ロービーム検査は少し繊細なのかも知れません。

フロントハブ、ガタはないけど組み甘いんでちゃんと調整しといて下さいね〜とさらにジャブ打たれて下がったガードにがっつり決まったカウンターパンチは、オイル漏れだった。見た瞬間に「なんじゃこりゃ?!」と僕も声を出しちゃった位、オイルパンがオイルでしっとり濡れている。びっくり。僕と、サービスの人二人の三人で漏れの元を探す。結果、ヘッドからウォーターポンプ?に回っているパイプからオイルが滲んでいて、ここからじゃないか、という診断。去年オイル交換した時はこんなんじゃなかったし、車庫の床にもオイル染みとかないんですよね〜…と上目遣いで甘えると、検査主任らしき方は「ん〜、まあ滲んでる量も漏れって程じゃないし、様子見てみますか、酷くなかったら修理はタイミングベルトの交換の時でいいんじゃないですかね」との事。ふぅ〜。
が、次の瞬間「あ、こりゃダメだ」の声。ブレーキホースのヒビが立派なクラックに成長していた。サービスの方が急いで在庫確認してくれたんだけど納品が翌日になる様で、日帰り車検ならず、ノックアウト負け。カンカンカーン。代車を借りて帰り、後日引き取りに。

…とまあ、こんな感じに進行するスマイル車検なんだけど、概ね好印象ですね、親切丁寧、明朗会計。なかなか見ることが出来ない自分のクルマの下回りもじっくり見られる。検査主任らしき方からは、まあ年式からいって細かい不具合はあるけど、全体的には程度いいですね、とお褒めの言葉を頂いた。フロント足回り、ステアリング周りのブッシュの様子から見て、7万kmのメーターの数字は実走行っぽい。←買ったショップがショップだったからずっと不安だった。
っていうか、こんな惨状で陸運事務所に持ち込んだら玉砕してたからね、まあその時はそれなりに事前準備もしたんだろうけどさ。

で、今日、オイル滲みの経過観察の準備とオイル交換をしたんだけど、長くなるんで続きは後日。

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2 comments on “クラウンワゴンの車検

  1. Turn-X

    立会いできる車検というのは聞いたことはあったですけど、面白そうですね。
    自分の場合は面倒くさいので全てお任せですけど。
    オイル滲みについては、自分の車も同じところかは分かりませんが、タイミングベルト廻りをばらして修理した事があったので、この年式ではやむを得ない部分なんだろうと思います。
    まあ、あちこち手を入れる必要のある年式になったという事ですね。
    自分の車もだいぶいろいろ直してます。

    • 面白かったし、色々為になったし、いい経験だったよ今回の車検は。
      高々とリフトで揚げて下回りを眺めるって、そうそう機会ないからね、フロントのアーム類のブッシュが健康そうだったのが確認出来たのが良かったな。
      そうそう、平成のクルマだけど、なんだかんだ言ってもうネオクラシックの部類なんだよね、もう出ない部品もあるらしいしな。その辺ちょっと油断してたとこあって、今回反省した部分もあったのよね。
      手間とお金はしっかりかけないとね。お互い大事にしよう。

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