クラウンワゴンのユーザー車検

 

先日、クラウンワゴンの継続検査を受けに地元の陸運支局に行ってきた。

前回の車検は近所の修理工場にお願いし、お金をかけて悪い箇所をしっかりと直してもらったのだが、その後2年で1万kmしか走っておらず、なかなか完治しないエンジンからのオイル滲みを除いては気になるところもなかったので今回はユーザー車検で継続検査を受けようかな、と思った次第。

とは言うものの平成11年式の我がクラウンは車齢も18年を数え、要らぬカイゾー点も多々ある。それなりにヤレた箇所も認識していたので楽な仕事じゃないだろうなってのも分かってはいた。

だから2ヶ月くらい前から空いた時間に少しづつ気になる部分の整備を進めていた。

 

まずは気付いたら鳴らなくなっていたホーンの修理。普段ホーンってあまり鳴らすことがなくて、いつから鳴らなくなったのかよく分からないんだけど、ホーンが鳴らなければ当然車検は通らない。

順を追って探っていくと、まずホーン本体に電気が来ていない。ヒューズは?と思い確認するも切れてない。つかヒューズボックスまでも電気が来ていない。ふむ。

 

ならばとステアリング脇のサービスホールからテスター端子を差し入れて測ってみてもやはり来ているべきの12Vが流れていない。こりゃ何処かで断線してるなって事でトルクスのソケットを買ってきてエアバッグを外す事に。

外してみたら何のことはない、ステアリングコラムから出ている配線がぷっつりと断線していた。何故か配線の長さが短かったみたいで、ステアリングを回すたびにストレスがかかっていた様。何でこんな事が起こるのかよく分からないが、ちょっと長めに配線を作り直してしっかり絶縁して組み直したら無事に鳴る様になった。

 

次は一番心配だったフロントの足回りの点検。結構がっつりと車高を落としているので各部にストレスがかかっているだろうし、今回一番心配していた部分。ボールジョイントのブーツ切れているだけで車検は通らないからね。

点検の結果、ブーツ類の切れも無くガタも無い。ボールジョイント周りに若干グリスの滲みがあったので綺麗に清掃する。

前回の車検の時にヘタり気味だよ、と指摘されていたリアのスタビブッシュも検査は通りそうだったので敢えて交換せずに後日作業する事に。ブッシュは手元にあるし、何か下手こいて壊しちゃったりしたら大変なので。

 

前後ブレーキ周りを軽く点検し、エンジンのオイル滲み跡をパーツクリーナーで綺麗に。高圧洗浄機で下回りを洗ってシャーシブラックを吹く(ウマで上げた状態でシャーシブラック吹くの滅茶苦茶苦行だった、ミストで顔真っ黒)。

後は出発前にボディを洗車していざ陸運事務所へ。

 

– –

 

これは人によるのだろうけど、僕は昔からの癖で検査ラインに入る前に必ず予備検査場で各部をチェックしてもらう。再検査食らう可能性を少しでも減らしたいし、盛岡に越してくる以前からの知人(以下Kさん)が働いていて行き易いのもあるし。
結果的には予備検査場ではライトの光軸を調整してもらっただけだったけど。

ちなみに光軸検査、平成10年以降製造のクルマは少し前からロービームでの検査に変わっている。僕のクラウンは平成11年式なのでロービーム検査だった。

 

まずは事務処理。ユーザー車検は久々だったので色々変わっていた。

検査手数料が高くなってた。僕のクラウンは車両重量が1.5t超えなのでその場合は1700円。以前は1400円だった記憶があるから300円の値上げ。でも1.5t以下のクルマは1300円になったみたいだったから実質的には値下げなのかな。

昔は数十円出して買っていたOCRシートは窓口で無料でくれる様になっていた。

 

ささっと手続きを終え検査ラインへ。この時期は空いてるね、車体番号、エンジン型式、燈火類のチェック。あ、そうそう、インパネの警告灯の類を念入りにチェックされた。要は何らかのワーニングランプが点いている状態じゃ車検は通さないよ、という事。これもあって去年ABSの修理したんだよな、まあ最悪球を抜くという手段もあるんだけど、直しておいて良かった。

排気ガス、サイドスリップ検査でOKをもらい、次はブレーキ検査。が、テスターに向かう途中で天井から下がっている表示板に「最低地上高 ×」の文字が表示される。げ!マジか。きっとラインを通過するクルマの車高をレーザーか何かで計ってるんだろうね。

検査ラインの流れを盛大に止めて検査員の方が高さを測ると確かにマフラーのフロントパイプがほんの数mm最低地上高(9cm)よりも低い。若い検査員の方が恐縮した様子で、年齢不詳、職業不詳の謎オーラを放っている僕にその旨を告げる。まあ仕方ないよね、直してくっから他の検査済ませちゃっていい?と意味不明に僕が場を仕切り、ブレーキ、スピードメーター、下廻りの検査で合格スタンプを貰い急いで予備検査場に戻る。

 

おーどうした?とKさんに声を掛けられ、いやー車高で引っかかっちゃって、エアあります??と聞くとエアゲージとホースを貸してくれた。数mmならタイヤの空気圧高めに入れれば車高上がるべ、という目論見。やはり受けてて良かった予備検査。

350kPaまで入れて車高を測ってみると無事9cmをクリアしている。おっしゃ!Kさんに「正直にタイヤに空気入れたとか言うとゴネられっから気ィ付けろよ」とアドバイスされ陸運支局のラインにとんぼ返りする。

ラインに戻るとまた若い検査員の方に車体番号をチェックされる。昔はこんな事しなかったと思うけど、なるほど、再検査で車体丸ごと入れ替える輩も居るんだな、とちょっと笑いながら、すいません面倒かけます、と一応は低姿勢。

 

さっきと同じ場所で測ると無事9cmクリア。案の定検査員に、どうやって上げたんですか?と聞かれるも、あーちょっと小細工、と謎オーラで吐き捨て煙に巻く。ふふ。勝負事で手の内た易く見せる奴は勝負には勝てないのだよ。野良人間なめんな。

 

という訳で新しい車検証を無事ゲットしたら長居は無用。そそくさとマイホームへゲットバック。ここ2ヶ月くらいずっと車検の事が頭にもやもやとしてたんで滅茶苦茶スッキリしたわ〜。

 

画像で見るとそんなに低く見えないけど、高速にも乗る普段使いするにはこれが限界の低さ。これ以上下げるとフロントのサスストロークが本気で無くなってしまう。

 

シャコタンもいい加減疲れてきたんでスプリング新調してもう少し上げようかな、とも思うんだけど、諸事情でこのクラウン、いつまで乗るか分からないのよね…ユーザー車検で継続検査を受けるのも今回が最後かも知れないからラインで多少荒技を使ったというのもあったり。陸運支局に日参するプロの方が読んだら噴飯ものの記事ですな。相変わらず資料的価値全く無い文章だし、色々すいません。

 

 

 

 

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