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カテゴリー: Music (page 1 of 7)

山口 洋 the boy 40th tour at おうちカフェMIUMIU

超久しぶりにLiveの記事書きます。

大きな台風が日本列島を襲った日、僕が敬愛してやまないバンドHeatwaveのフロントマン山口洋さんが、奥州市にあるカフェでライブをやるというので観に行ってきた。
降り出した雨の中、ゴト車(営業車のヴェルファイアね)のウィンドウサインを「自家使用」に切り替え南を目指す。

Heatwaveを初めて聴いたのは確かハタチ過ぎの頃だったと思うからかれこれ30年近くか、一時期聴かずに離れていた時期もあったけど、このバンドと洋さんはずうっと僕の中で特別な存在で、数多の他のミュージシャンとは一線を画していた。
偶像崇拝なんてしていないつもりだけど、それでも僕の中で一番のヒーローで、発売されたCDを欠かさず買うのはもはやHeatwave関連のものだけだ。




会場のMIUMIUはこじんまりとしたカフェで、去年初めて洋さんはここでソロLiveをやった。去年も当然観に行ったんだけど、そのLiveの感想は、その時も書いたけど正直あまりいいものじゃなかったんだよね。
その後その時の洋さんの身体のコンディションが万全じゃなかった事を氏のblogで知り(Liveの後程なくして氏は大きく身体を壊した)、だから今回はものすごく楽しみにしていた。迫り来る巨大台風なんて問題じゃない、万が一があってもそれはそれで本望だ、くらいの気持ちで奥州に向けゴト車を走らせた。


ものすごくこじんまりとしたハコだから、去年もそうだったんだけど演者と観客の距離がとても近いんだよね、楽屋もないから、17:30会場の5分前にドアの前でくわえタバコでLINE打ってたら開いたドアから洋さんが出てきた。憧れのヒーローといきなりの至近距離での遭遇である。咄嗟に目礼したけど、うわっと声が出そうになった。ビビるっつーの。ドキドキ。
でも、この距離に近さは都会の大きなライブハウスじゃ味わえないんだろうなー。



演奏は、前回と同じ2部構成。ステージに立った洋さんはスタートに先立ち、この天気だし、Live終わったらオレこのままここで打ち上げるからみんなも飲めばいいよ、とMC。え、マジか。でもオレクルマで来ちゃったしなー、と取りあえずアイスコーヒーを飲みながら、ステージのすぐ脇左側の椅子で演奏を聴く。

パフォーマンスは、本っ当に素晴らしかった。40年続けてきた実績と実力に裏打ちされた、身体ひとつとギター一本で生み出されるグルーブ。凄まじかった。特にギター。火炎放射器みたいに火も拭くし、小川のせせらぎみたいに優しく穏やかにも響く。まさに緩急自在。以前から思っていたけどこれはワールドレベルのプレイだ。そんな演奏を目と鼻の先で観られる事の幸せといったらない。実際に関東から観に来た方もいたけど、好きならばこの会場でしか味わえない空気は体験してみるべきだ。


第1部のステージが終わり、休憩時間。
タバコ吸いたいし外に出よう、と思うんだけど、去年もそうだったけど、楽屋がないから洋さんも外で休むんだよね、今回もそうなんだろうなーと身構えながらドアを開けると案の定というか、思いっきり目の前に洋さんがいた。
あ、お疲れ様です、演奏最高です、と、いちファンとしてふさわしいであろう距離感で言葉をかけると、君、今日何で来たの?と。あー天気もあれなんでクルマなんですよ、とタバコに火をつけながら答えると、飲んじゃいなよ、泊まってけばいーじゃん、この天気だからホテル空いてるよ?と。
その後二言三言雑談をして洋さんは会場の中に消えた。

これねえ、僕にとってはキース・リチャーズに飲みに誘われるのと同じくらいの衝撃ですよ。キースに飲もうよって誘われて断る人いる?いないよね?
少し震える指でタバコを吸い終わり、カウンターに直行してビールを注文する。


更に驚くべき事に、ビールを受け取って席に戻ろうとすると、僕の座っていた席に洋さんが座っていて、周りの他の観客と談笑している。確かにステージに一番近い椅子ではあったんだけど。
!!!。どーするオレ。言っても立ってるのも変だし、すいませーんって席に座って、お先に失礼します、ってビールをぐびっと飲む。


ガキの頃から憧れ続けたミュージシャンがすぐ隣に座っている時の気持ちってどんなだと思う?今でもとても言葉には出来ないし、実際頭の中は真っ白だった。取りあえず握手をお願いして、細い身体に合わない大きくて暖かい手を握り、話の流れに身を任せていたら気付けばシャケの遡上の話してた。
いやお前、いくら何でも本番弱すぎじゃないか?何で、なんっっっで今ここでシャケの話しなくちゃならないんだ?しかも妙に饒舌だぞ。
でも、もっと他に話す事あっただろうに、と今になって考えても、ステージの中休みにする会話としちゃあのくらいで丁度良かったのかも知れないね。




第2部も、新曲とキラーチューンを織り交ぜた構成で存分に楽しめた。アンコールではハンク・ウィリアムスのカヴァーも聴かせてくれた。曲の合間のMCは本当に面白く、腹を抱えて笑った。そんなのも込みでのパフォーマンスとエンターテイメント。

この日演奏された曲の中では、僕は、カポーティの小説にインスパイアされて書いたという「遠い声」が一番良かった。スローな8ビートなんだけどグルーヴィーなギター、日々の暮らしに直接響く歌詞。
死ぬまで忘れられないステージだった、お世辞抜きでね。









さて、続く「打ち上げ」という名の飲み会は、残った10数名の観客とともに行われた。
本当に美味しそうに最初のビールを一口飲んだ洋さんは、想像していた通り結構すぐに酔っ払い、ギターを下ネタに持ち替えて乱射し始めた(割と酒に飲まれるタイプですな)。
ステージ上でのMCもそうだけど、洋さんの話は本当に面白く、みんなでげらげら笑い転げた。下ネタはだいぶ暴走気味だったけど、こんなアホみたいに楽しい飲み会は久しぶりだった。



楽しそうに飲んで大声で喋って酔っぱらっている様子からは、時に内省的な歌詞や文章を書く人には見えない気もしたが、そんな事はないよなあ、とすぐに思い直した。

どこか渇いてる、のかな。その渇きを潤そうと曲を書いて歌い、文章を書き、身体を絞り、酒を飲んで騒ぐ。行動は異なるけど目的は一緒、というか。分からないけどね、でもそう考えれば話に綺麗に一本筋は通る。

そういう話をすれば僕だってそうだから。バイクに乗るのも音楽を聴くのも本を読むのも文章を打つのも、足りないものを補おうとしているんだという自覚はあるから。

だからきっと洋さんの歌は僕(ら)の胸に響くんだ、と結べば、この文章にもキチンとオチが付くよね。








と、ここまで書いたけど、Heatwaveや洋さんの曲聴いた事ない人の方が多いと思うから一曲シェアします。
特にソロライブの時には欠かせない代表曲。今回のライブでは本編のラストを飾った。気に入ったならLiveへゴー!ですよ。

この曲が入ったアルバム「Tokyo City Man」、超名盤なんだけど廃盤なんだよね。各配信サービスでも聴けない。何とかならないんですかね〜





全然完了してないSSL化 / 実験4号

前回のエントリで「完了」と書いたblogのSSL化、全然完了してませんでした。

パソコンでいつも使っているブラウザ(FireFox)で見ると、URLバーには上に貼った様な表示がなされる。URL自体はhttpsになっているんだけど、鍵マークに黄色いびっくりマークが付いている。
完全にSSL化されたサイトではこれが緑色の錠前のアイコンになるので、あれ?と思い調べてみると、サイト内のコンテンツにhttpで配信されたコンテンツが含まれているみたいで、この表示が出る状態の事を「混在コンテンツ」と呼ぶらしい。

色々なブラウザで検証してみると以下の様な結果。

IE:問題なし
FireFox:上記のとおり
Chrome:「完全には保護されていません」という含みを持たせた表示
MacOS上のSafari:「安全ではありません」の記述はないものの鍵マークもなし
iPadのSafari:同上
iPhoneのSafari:鍵マーク付きのURL表示

えーどういう事?トップページを表示しても、ごく簡単なHTMLだけで出来ているページにも関わらずURLバーには同じ表示が出る。かと言ってWordPressの管理画面に入ると緑色の錠前のマークが表示される(完全にhttps化されてる、証明書には問題がないという事)。


やっぱりどこかにhttpで配信されたコンテンツが含まれてるんだろうなー。Faviconファイル怪しいよなーとも思うんだけど、僕がこのblogをいじる時って大概酔っ払っているので細々と検証する気力がない。びっくりマーク付きのアイコンを眺めながら、ピーズのデビューアルバムの一曲目「全部あとまわし」のイントロが頭の中に流れる。




あーめんどくせーな!!!





本当めんどくさいんで当分この問題は棚上げです。気が向いたら修正します。
一応断っておきますが、このblogには安全でないコンテンツは一切含まれておりません。安心して閲覧して下さい。
でもって、誰か直し方知ってたら教えて下さい(優しくね)。












全部あとまわしの音源がYouTubeになかったんで、代わりにって訳じゃないけど実験4号のリリース当時の貴重なPVをシェアします。
このPV、一時期観られなくなってて、先日偶然発見した時は思わずうおーって歓声をあげてしまった。世界一切ないラブソング。

僕はこのPVのハルが本っっっっっ当に大好きで。やけっぱちで青臭くて、切実で優しくて。ベースめっちゃ上手いし。一時期ベロンベロンに酔っ払いながら毎日観てたら、歌詞も歌詞だし本気で息子に心配されたりもした。笑うよね。




ゆーワケで せっかくだし 悪いけど
続くよ まだ二人いる
何かまたつくろう 場所は残ったぜ
君と最悪の人生を消したい

そして最悪の人生を消したい

Theピーズ 実験4号 作詞作曲 大木温之

一部のファンの間でこの曲は、この曲が入ったアルバム制作前に脱退したギターのアビさんへの想いを歌った曲なんじゃないかと噂されている。
まー裏取れてる訳じゃないし、深読み君のただの妄想かも知れないんだけど、僕はそうだと思って聴いている。

こんなに切ない曲、僕は他に知らない。




この曲が入ったアルバム「リハビリ中断」は、ピーズの他のアルバムとは明らかに趣を異にしている。前述の通りギターがアビさんじゃなくてコゴローが弾いているのもだし、収録されている曲が全曲ポップなんだよね、長さも綺麗に3分前後にまとまってるし、歌詞もよく練られている。
これも深読み君の妄想なんだけど、ハル、このアルバムでセールス的に結果出したかったんじゃないのかなー。でもアルバムはいつもの通りそんなに売れず、ピーズはその後数年間活動を休止する。


数年後アビさんが戻ってきてバンドは再始動するんだけど、アビさんはこの曲を弾く時、コゴローが弾いたソロをほぼ踏襲するんだよね。リスペクトもあるんだろうけどやっぱり特別な曲なんじゃないのかなー(妄想が止まらないっす)。



最後に、ハルらしいエピソードを紹介します

最近自身の食道がんを公表して活動休止中のハルとピーズだけど、早く良くなる事を本当に願っています。





P200Eも復活 / Teardrops「気をつけろ」

熊本のベローチェ・スクーターズさんに修理を依頼していたPパイセンのステーターが修理を終えて戻ってきた。忙しそうな中、迅速に対応して頂いて感謝なのです。




修理の依頼内容は、ボロボロだった配線の引き直しと、予防整備でピックアップ、エキサイター(チャージ)各コイルの交換。コイル類は機能していても交換をお願いした。せっかく遠方に送るのだからね。
配線は国産のものを使い綺麗に引き直されている。




ベローチェさん曰く、エキサイターは大丈夫だったけどピックアップは怪しかった、との事。しかしこのイタリア製の配線のボロい事…。ET-3もそうだったけど、旧いイタリア製のスクーターを手に入れたらこの辺にしっかり手を入れなければならないという事なんだろうな。
ベローチェさんもインスタで修理の様子をアップしてくれてたんだけど、僕も組み付ける前に一応各配線間の抵抗値をチェック。バッチリOK。よーし。

で、サクッと組み付け、緊張のキック。余裕のキック一発始動。おー、すげえ。

が、ギアを入れて走り出すとエンジンが吹けない。ボボボと失火してしまう。ん?点火時期ズレてるのか??確認してみっか。




という事でマグネットスタンドにダイヤルメーターをセットし、上死点を出し…





円周分度器でBTDCの位置をマーキング。P200Eの場合、BTDCは23度。BTDCの位置の線が変に太いのは見逃してください。

が、タイミングライトを当ててみると点火時期はバッチリ出ている。んー?どういう事??
蒸し暑い中、しばし腕を組んで考えてみたがさっぱり分からない。始動性は良好、空吹かしで吹ける感じもいいんだがある一定の回転数から上が上がらない。

仕方ないのでベローチェさんに問い合わせてみると、色んな要因は考えられるけど、症状はピックアップ不良のそれだから、ちょっと交換してみてもらえます?との事。了解ですありがとうございます、と手持ちのピックアップの中で一番抵抗値がマトモだった奴を組んでみると…吹けるようになった。うぇーい。


ピックアップはピアジオ純正品を組んでくれたみたいなんだけど、それの初期不良だったんだね。抵抗値が正常でもちゃんと動作しない事もあるんだな。
車体に付けての動作確認も出来ないステーター単体での修理を依頼して、数値的には正常な値が出ていたのだからこれは仕方ない。逆にこういう方法で修理を依頼するのであればこちらの方でもこの程度のエラーに対応出来なければならないよね。問い合わせにも丁寧に応対して頂いたし、大満足の修理でした。




雲行きが怪しかったが試走に出掛ける。僕は雨には当たらなかったが途中から道路が濡れてて、家から30分くらいのところにあるダム湖周辺は結構降ったみたいだった。湿ったむっとした風の中に感じる夏の匂い。今年も僕が大好きな季節がやってきた。

吹け上がりは以前と比べると全然良くなった。半分千切れかかった配線を引き直してもらったんだから当然だけど、めっちゃ気持ちよく走れる。
交通量の少ない田舎道を、制限速度プラスαくらいのスピードで流すのはやっぱりとても気持ちいい。ディスクバルブの2ストローク、という前時代的なエンジン形式だけど、排気量もそこそこあるので流れに乗れないという事はなく、その気になればそれをリード出来るくらいにはスピードも出るし、何よりも走るのが面白い。今年の盆はがっつり休む予定なので隣県辺りまで走りに行こう。

やっぱりベスパは楽しいなあ。あと2台くらい欲しくなっちゃうね、フルチューンの50sと、ガチの旧車とか。あーヤバい。




これで先月から我が家のバイク達を襲った怒涛の電装系トラブルは全て解決した。助力頂いた方々には最大限の感謝をしたいと思います。ありがとうございました。




なんか変な大人になっちゃったよなー、なんでこんなになっちゃったんだろう?なんてたまに自分で思うけど、高校3年生の時に買った一枚の7inchシングルレコードが大きな原因のひとつだった事に数年前に気付いた。当時はそんな意識なかったんだけどね。

山口冨士夫さん率いるTeardrops「気をつけろ」。

山口冨士夫さん。イギリス人(確か軍人)の父親と日本人の母を持つ混血のギタリスト。孤児院育ちの本物の不良。そんな氏が’89年にティアドロップス名義でリリースした曲。

今聴くと楽曲としてはそんな大した曲じゃないよなあとも思うけど、何故かこれを初めて聴いた18歳の僕の心に深く深く刺さったんだね。この曲と冨士夫さんの人となりによって、僕の中に「心優しいロクデナシ」が一番カッコいいという価値観、というか美意識だね、が、がっつりと刻まれた。そしてその棘は今だに抜けていない。この曲の事は初めて聴いた時からずうっと好きだった。今も大好き。

人に優しく出来るくらい強くなれたのなんてそれからずっとずっと先の事だったけどね。


冨士夫さんがロクデナシだった所以は、ドラッグ癖。しかもヘロインだったんだよね、史上最悪とも言われるハードドラッグ。それこそ僕が高校生の頃、仲間のスタイリストなんかと一緒にパクられてもいるはずだ。新聞で、逮捕された時の記事読んだの覚えてる。
数年前に冨士夫さんが亡くなった時を境にYouTubeで氏関連の動画がかなりの数削除されてしまい、いい動画もたくさん観られなくなったんだけど、どっぷりストーンしている状態でギター弾いてる動画のまあ何と多かった事か。大麻ごときで大騒ぎしている現代じゃ考えられないね。

確かにロクでもない癖を持った人だったけど。でもね、「法律を犯さない狭量な人間」よりもこういう人の方がよっぽど人肌があって好き。極端な二元論だって分かって書いてるけど、僕は絶対にそう。


この7inch、失くしちゃったんだよなあ。大切にしてたのに。買い直そうと思えば出来るんだろうけどレコードプレイヤーも持っていない。僕はCDで音源持ってるけど、前述の通り冨士夫さん関連の動画って結構な確率で削除されるし、このチャンネル中古レコード屋のチャンネルだから売れたらUP主が削除するかも。
聴きたい方は今のうちにどうぞ。






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