シーズンイン

気を抜いていると突然目の前にどーんと現れる岩手山はまだまだ白いけど、市街地にはもう雪はほとんど無い3月初頭の盛岡です。
気温も暖かいからかこの時期は通常なら路肩に積み上げられている雪もほとんど無くて、路面も乾いている日の方が断然多い。中期予報で今年の3月は暖かいという話は聞いていたんだけど、その予報は当たったと思っていいんだろうな。



こうなってくると乗らない理由がないので、バイクに乗り始めた。シーズンインですな。

何度か書いたけど、僕は今、自家用車を持っていない。冬季間とか雨の日に出かける時は仕方なく営業車で出かけるけど、それにはリスクもあって。
例えばぶつけられたりした場合。法人で稼いでいた時はそういう時他のクルマで仕事出来たけど、今は何らかの理由でクルマを修理をしている最中は仕事が全く出来ないんだよね。例え過失が全くない事故に遭ったとしても、休業補償を満額得られる訳じゃないからそれは大きなマイナスで。
だから営業車は私用では出来るだけ使いたくないの。ホント、スーパーの駐車場に停めるのすら場所に気を遣うくらい。




なので、通院やら事務所に用事がある時やらは2台のベスパが活躍を開始しました。

2台とも冬の間に調子を崩したところもなく、今のところ快調に動いてくれている。PパイセンなんかまだFUEL 1が混ざったガソリンを使っているからか相変わらずのキック1発始動だし。

流石に気温的にも路面状況的にも山越えの長距離はキツいし怖いのでまだSRは引っ張り出してないけど、今月中にはそれも出来そうなほど今年の春は早い。
事故違反を過度に恐れる必要も無くなったので(や、もう無茶はしないけど)、SRにも早く乗りたいな。


いつだっけ?先週かな?Pパイセンに乗って、家から15kmくらい離れた、隣町にある店までラーメンライドしたのが今シーズンの走り初め。


ここのラーメン旨いんだよなあ。盛岡地区の名店のひとつ。

暖かいし、時間もあったから、食後は四十四田ダムの方面を回り道しながら帰ることに。
ダムを通り松園墓地を掠めてダム湖の周りを走って最終的には岩泉街道に出る、少し山沿いを走るルート。流石にさみーな、と思ったらダム湖はがっつり凍ってた。はは、寒い訳だ。でも路面は乾いているから快適なペースでひた走る。
コースは細めのワインディングで、SRにはちと狭いな、という印象だったけどPパイセンには丁度いい感じ。考えてみればパイセンで山道を走ったのは初めてかも。

やはりET-3に比べると車体はひと回り大きいね、重量もあるから、サスペンションやタイヤが担う仕事もそれなりにある印象。
僕、タイヤもまだ当時もののまま換えてないんだよね、サスも純正で、しかもリアショックからはオイルが漏れてきてる。リアショックはそのうち手元にあるものに変えるとして、流石にタイヤも考えなければならないなー。まあ入手元も銘柄も目星つけてはいるんだけど。




スクーターのいいところで、仕事を終えて、そのままスーツ姿でも乗れる。事務所に書類を出しに行く時とかはこのスタイル。
今の時期だと、三つ揃いのスーツの上にWoolrichの、裏地にネル生地が当ててあるマウンテンパーカー着て丁度いい感じ。流石にモッズコートは着られないけど。芸風上。
あ、ちなみに僕は、いわゆる「ライディングウェア」は着ない主義。それはSRに乗る時もね。機能上もそれ用に作られたものの方がいいのは重々分かってるんだけど、何故か着る気になれない、というか、買う気になれない。
今はそれなりにカッコいいのが売られているのも知ってるんだけど。

つーか改めて画像見たら、靴下が全開で見えているのはちょっと恥ずかしいかも。クラークスのチャッカーブーツ、こないだ紐が切れちゃったんだよな、買ってこなきゃ。



某役所の出先機関の駐輪場にて。足バイク感満点でいーね。
パイセンも今シーズンは足にツーリングにガンガン使う予定なのでキャリア付けなきゃ。そのためにはある程度ダメ出ししなきゃな、ってコトでせっせと近場で距離を稼いでいる。
アクセル開け直しでひと息つく症状は出たり出なかったり。なんだっけ?何処かのジェット類の不具合でそういう症状が出ることが稀にあるという情報も得たので、時間作ってその辺も確かめてみなきゃ。

そんな感じの2019年シーズンインの記録でした。最近良く飲みに行く友達とも話すんだけど、僕らあと何度夏を迎えられるかわかんないから。ぼちぼち、でもちょっと真剣にそんな季節を遊ぼうと思ってます。


魂を売る必要はないんだ

彼は既に僕の中にいるから

魂を売らなくたっていいんだ

彼はとっくに僕の中にいるから

憧れられたい 崇拝されたい

The stone roses 「憧れられたい」
written by john squire & ian brown 訳 山下えりか

ハタチ過ぎの頃かな、大好きだったバンド。
ジョン・スクワイアのギターはコピーしまくったし、レニは未だにジョン・ボーナムの次に好きなドラマー。
今、改めて歌詞を読んでみると、今の僕は憧れられたいとかはないなー、とは思うんだけど、渇き、というか、心に欠けているもの、は間違いなくあって。
文字にすると滅茶苦茶ださいから書かないけど、恐らく一定数以上の共感は得られるんじゃないか?くらいの内容でね。

でもなー、そういうの、はっきりと、確かに得られていると感じた経験もあるんだよね、形としては今は何も残っていないけど、記憶の中には今も確固としてある。

甘え?贅沢な悩み?人生そんなもんなの?正直よく分からない。
でも、そんなもんだ、でやっていける人間なのだったら今ここには立っていないだろうし、きっとバイクなんかにも乗っていないだろう。


日々の暮らしに道しるべなんかないからね。分からないという事を分かっただけでも良しとするか。




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