P200E買いました

やっちまいました。増車です。P200E買っちゃいました。ひー。

ちょっと眠っていたET-3を路上復帰させて、おっしゃーこれからオレはベスパで行くぜ〜とか盛り上がったのが2年前。実はその頃から増車は画策していて。ある意味スモールベスパの究極であるET-3が手元にあるから、やるならラージだな、とは思ってた。

ヤフオクやGoo Bikeに網を張ること2年あまり。だいたい四半期に一台位「これは!」という出物が出てくる法則を発見したものの、僕はしがないサラリーマン。そんなに簡単に増車なんて出来るはずもなく、何台もの出物が売れて行くのをパソコンのモニタの前で涙を流しながら見つめていた。大体僕の身体はひとつなのだから、バイク3台も要らないでしょう、普通の感覚では。家族の理解なんて得られる訳がない。

でも。
まあ正直あまりいい話じゃないんだけど、変に事態が噛み合って、ヘソクリなんていう特別会計じゃなく、堂々と一般会計でそれが出来る事になり。あまりというか、有り体に言えば滅茶苦茶ひでぇ話なので顛末はとても書けないけど。
でも結果的にはそれで念願だった増車が出来た訳で、面白くない思いはしたけれど、これで良かったんだと思っています。というか、思うようにしてます。

入手先はヤフオク。近年稀にみる出物で、君に決めた!と久々にビシッとキメ打ちでモンスターボールを投擲。多少競ったけど無事に落札出来て。
ヤフオクでバイクを買うのは実は初めてで、当然不安もあったんだけど。20年位倉庫に眠っていた個体で、でもたまにエンジンは掛けていたらしく機関の調子はいいらしかったのでまあ後は出たトコ勝負、と腹を括って。
Scooterhelpによると製造年は1980年。約40年前かぁ。P系って言ってももはや立派な旧車だね。

車体を紹介するのでここからは画像多めで行きます。

右サイドカバーと…

左。塗装の状態は適度にヤレてる「いい雰囲気」。当然ペイントはオリジナル。キズ、タッチペン跡があるけど状態は悪くない。僕はベスパに関しては綺麗に塗り直しているものよりも、多少ヤレていてもオリジナルのままの個体の方が好き。
軽く研磨剤入りのワックスで磨いてこの状態を維持しよう。

フロアの状態もいい。ちなみに潤滑油は分離給油のモデル。
ラージは、Rallyの時代から既に分離給油のモデルは存在していたという話を聞いた事がある。で、Pの後継のPXにも混合のモデルがある。
エンジンをチューンする人は混合比を変えたいから、オイルポンプ外して混合仕様にして乗る人も多いみたいだけど、僕はエンジンいじる予定ないのでこのまま分離で行きます。

新車時のものと思しきシート。破れなし、表皮も硬くない。いいコンディション。

タイヤも当時物。ピレリのSC93というモデル。この辺や、あまり錆がない純正マフラー等から推測するに…

このオドメーターの4000kmという数字は恐らく実走行。
機関の調子はものすごくいい。ギア抜け無し、オイルシール抜け無し。流石にクラッチ位滑ってんだろ、と覚悟していたんだけどそれも無し。クラッチレバーも軽いしギアもスコスコ入る。ET-3よりも操作は全然楽。
まあこの辺はスモールとラージの違いもあるのかな。
ちょっとアイドリングの回転数が一定しない感じはあるものの、それもエンストする程ではなく、現状でも全く不安なく運転出来る。

フロントウィンカーレンズに経年変化によるクラック。つか、こんなの不具合のうちに入らない。

ボディと同色だから当時物純正であろうタンク内部も綺麗。ここまで行くと奇跡レベル。40年前の単車だからね。

という訳で、今回手に入れたP200Eは、僕にとっては好みドンピシャの「当たり」の一台だった。というか、大当たりだな。最高。
現状目立った不具合はないんだけど、ただひとつ、冷間時の始動性が悪いのが気になる。まあ流石にキャブのOH位はするし、まだプラグの状態すら見ていないから。暖まった状態ではキック一発で掛かるし大した問題でもないでしょう。恐らく。

18日にBASのデポから引き揚げてきたんだけど、その日は時間があまり無かったから、出来るだけ早くやりたかった作業だけササっと。まずはスタンド先端のラバー交換。クルマのタイヤを枕に横にする。

減ってくるとスタンドを立ててもフロントタイヤが接地したままになって不安定になる。倒して大きな傷入ったら泣くからこれは速攻作業した。

割れている事が分かっていたメーターのフェイスも部品は用意してあったんだけど、焦って作業したくなかったんで、取りあえず幅広の透明テープで養生。

同じくウィンカーレンズも。

グローブボックスを開けたら数十年前の観音様のお守りが居た。せっかくだから僕も守ってもらう事にして剥がさない事に。

と、ここでタイムアップ。家族に晩御飯を作る時間だ。兄弟のツーショット画像を撮ってこの日はお開き。
僕のET-3は’85年式だから、車齢的にも車格的にもお兄さんだね。
並べてみると分かるけど、P200の方は色はアイボリーなんだね。いい色だ。

さて、今シーズンは、この2台プラスSRをイジる事で楽しみましょうかね。一通り整備してダメ出しも済ませたら、バックレスト付きのキャリアとタンデムステップ付けたいな。
…え、でも誰が後ろに乗ってくれるだろか?妻はまず乗らない、娘も微妙、となると息子か。あいつ、乗るかなあ。
ま、いいか。

このP200Eを乗り出すまでの整備の過程です。

P200Eの整備 その1

気が向いたら別記事で書くけど、あるきっかけがあって、最近日本のヒップホップを良く聴いている。
昔は食わず嫌い的に苦手だったんだけどね、なんかアンテナ高い人向けの音楽って感じがして。でも色々聴いてみればそんな事ないのが良く分かった。
こんなリリックでも情緒過多にならないのはメロディが無いからなんだろうか。それともそれがラッパーの実力なのか。いずれにしても、今の僕には心地いい音。CD買おう。

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