ダラダラランニング

 

4月の半ばごろから夜にランニングをしている。
体力作りと体型キープ、運動不足解消などを目的に毎年寒さが和らいで来ると走り出すのだけど、去年までと違うのが中二になる娘と昼間ではなく夜に一緒に走っているという事。

娘は、2月頃だったかな?中学校の駅伝大会の選手候補に選ばれたようで、部活動の他に毎日駅伝の練習として数キロの距離を走っていた。
4月の頭に大会は終わったのだが、走る事、走るたびにタイムが縮んでいく事などが存外面白かったようで、学校での練習が終了した後も走り続けたかったらしく「おとう、一緒に走ってくれない?」と頼まれたのだ。

 

ただそれは年頃の女の子、明るいうちに走るのは人目が気になって嫌らしく。しかしこのご時世、暗くなってから独りで走るのはちょっと危ない。そろそろ親と一緒に居るのを誰かに見られるのが恥ずかしい年齢だと思うのだが(思い出してみれば僕もそうだった)それを押しても走りたい。そこで僕に頼んできたという事のようだ。
どうせ僕もこの時期は走るし、一緒に走るのは全然構わないよ、という事で2日に1日くらいのペースで二人で走っているのだ。

初めは僕が一人で走っていた3kmくらいのコースを走っていたんだけど、それじゃ短いという事で今は5km弱のコースに変更。娘は学校で練習していただけあって楽勝そうなんだけど僕がキツい。激しくキツい。

 

これがスマホのランニングアプリで計測したデータのスクショなんだけど、1時間に7kmちょっと走るというペース。家族に計算させてみたら(僕は計算が苦手)平均時速8.4kmというところ。ダラランとしてはまずまずのペースか。有酸素運動ってある程度継続して運動しなきゃ効果が出ないらしい。20分以上継続して運動して初めて脂肪が燃焼し始めるのだとか。ふーん。
まあおっそいけどね、でも今の僕にはこれが精一杯。つか、走るのがあまりに辛すぎてタイム縮める自分とか距離伸ばす自分とかが全く想像できないレベル。若い頃は僕も長距離得意だったんだけどな。

ここはひとつ、今の距離をもう少し楽に走れるように…などといった目標をささやかにブチ上げたいところなんだけど、それどころじゃない事態に見舞われた。膝が痛み出したのだ。
これは心当たりがある。走る距離もだけど、あまりにヒィヒィ言いながら走っているので足の運びがドタバタで思いっきり膝に負担がかかるフォームで走っているのだろう。3kmをマイペースで走っている時にはこんな事はなかったんだけど。

 

そこで昔ランニングシューズと一緒に買ってあまり使っていなかった膝サポーターを引っ張り出してきた。このサポーター、数年前にランニングシューズを買った時に一緒に買ったもので結構いい値段した記憶があるけど、滅茶苦茶効果ある。まあ様子見だけど、膝の痛みは酷くなっていない。

 

体重が減ったとか腹がへこんできたとか、今のところ目に見えて効果も出ていないのでランニングはただただ辛いだけの苦行なんだけど、娘と一緒にやっているからか不思議と続いている。
とにかく走りたがるというのもあるんだけど、娘のツンデレ具合が面白くて。前に書いた通り「親と一緒に」というのをとにかく恥ずかしがるお年頃だから、コンビニの前とか明るいところに差し掛かると「やべっ、むっちゃ恥ずい」と言ってタッタッとダッシュする。そして少し離れた暗がりで僕が追い付くのを待っている。わざと暗い道を選んだり。その繰り返し。

僕も妻も息子もコミュニケーションは基本直球しか投げられない。そんな家族の中で唯一変化球を自在に操れる娘。家の中にいれば、家族の絆的なものには人一倍執心する娘なんだけどね。
親バカ目線なんだろうけど、素敵なコだと思うよ、自分の気持ちには決して無理せず正直なんだけど、自分にとって何が大切かはよく分かっている。面と向かって反抗するなんて無駄な事はしない。親の言う事はハイハイと聞くフリだけして自分のやりたい事だけをやる。本当に僕の娘か?と思うくらい聡明に思える時がある。聡明ってのは言い過ぎだけど、要領はいい奴なんだろな。

 

こやつはまだ不動状態。今週か遅くとも来週には路上復帰させたいところ。作業のイメトレはやり尽くした感があるほどやったし。頑張ろ。

 

 

僕は走るときには音楽を聴いたりしないんだけど、走っている時の気分はこんな感じ。

But each time, it gets a little harder
I feel the pain
But I’ll try again

サビのこの部分が心に沁みる。アレックスチルトンみたいな人に歌われると尚更だよね。

 

 

 

 

 

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