Vespaお不動様になる その2

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宇賀神商會さんに発注していたパーツが届いたので早速作業する。
発注したのは、CDI、ピックアップコイル、フライホイールプーラー(SST)、その他小物類。まあいつもながらのリーズナブルなお値段で庶民の懐に優しいですな。
トップ画のパーツがCDI。黒いのが今まで付いていた奴。ド素人の僕が、これが原因じゃねーか?と目星をつけた部品。ちなみにDUCATI製。青い新しいCDIはノーブランド品でした。
交換し、新品のプラグを装着しドキドキのキック。

うーん、火花飛ばないね。

大丈夫、想定内想定内(ふるえ声)。こんな事もあろうかとピックアップコイルとフライホイールプーラーも発注しておいたのだ。

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ファンシュラウドを外し、ナットに浸透潤滑剤(僕はDJタクティのハイルーセンを愛用してます)をスプレー。

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ナットを外し、プーラー(RMS製でした)をセット、ゆっくり締めこんでいく。

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と、フライホイールが外れ、ステーターとご対面。

丸いステーターの左側にある四角い黒いパーツがピックアップコイル。これを交換する。何故か配線部が黒いエポキシ樹脂みたいなので固められていて難儀したけど何とか交換、フライホイールを取り付けて緊張のリベンジキック。

…火花飛ばねーし。マジかよ。

困ったな、ハーネスが逝ってる?テスターで一本づつ導通をチェックするも一応は断線はしていない模様。このチェックをしている時に気付いたんだけど、僕が使っていたポンコツテスター、動作が不安定だ。マジかよ×2、僕の心理状態も不安定になってきた。
一服しながら気持ちを落ち着けて考える。CDI、PUコイル、ハーネス、イグニッションSWに問題がないとすれば残るは発電系統。ステーターAssyはウガガさんとこでも結構な値段(当たり前だ)、しかも欠品中。だけどキックするとライトは光るんだよね>一応は発電しているという事。でもその光は弱々しい。やはりステーターか、再入荷を待つか、それとも個人輸入?その他に出来る事は…

意を決して、このET3が復活した頃に見つけて読み物代わりに読んでいたblogを書いている九州のVespa専門店に電話で問い合わせてみる事にした。症状と現状を告げると「あーそれエキサイターですね」と即答だった。エキサイターとはステーターを構成する部品の一部。素人が買える範囲ではそれだけでは部品として流通していない。「試しに抵抗値を測ってみて下さい」あーテスターがポンコツなんすよねー…「電装調べるならテスターは無きゃダメですよ」そ、そうですよね(汗)、早速買ってきます…
歯切れのいい口調、確かな知識。しかし僕のようなインチキプライベーターの存在も一応尊重してくれている様。つか、近くにVespa直してくれる店が皆無だから半ば仕方なく自分でいじってるんだけど。このショップは信頼出来そうだ、と僕の直感が告げた。ステーターを外してアッセンブリーで送ったら修理してもらえますか?「もちろん出来ます!ステーターをAssyで買うよりは安く上がると思いますよ」。

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市内のストレートでテスターを買ってきて調べると、テスターは教えてもらった抵抗値と全く違う値を指した(CDIの端子を外し、赤白間で100±30Ω、緑白間で500±20Ω。これがまずやるべき測定ですな)。というか、抵抗値ゼロだった。メールでエキサイターの交換と痛んでいるハーネスの引き直しを依頼すると快諾の返信が。

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で、今日ステーターAssyを車体から取り外し発送。

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外す時に引っ張ったせいもあるけど、ハーネスはボロボロのボロ。皮膜は硬化しているし配線は緑青が吹いている。僕のET3は30年選手だけど、イタリア製の電装はまあ大概こんなもんらしい。ちなみにこのステーター、ピアジオの純正品(製造はDUCATI)。日本製の電装品のクオリティの高さを思い知った。ハーネスは日本製のケーブルで引き直してくれるみたいなので到着が楽しみです。

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今回混乱を招いたポンコツテスター。親父から譲り受けたもので、恐らく50年選手。捨てるには忍びなく、試しに内蔵電池を換えたら正常動作するように。少なくとも抵抗値は正常に測れます。
まあ測定機器なんで流石にこれ一台では何ともならないだろうから新しいの買って正解だったんだろうけど、こいつもサブ機として捨てずに持っておきます。実際手にするとオーラ凄いよ。

この記事の続きです。






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