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カテゴリー: Vespa (page 1 of 11)

レギュレーション

時間が作れたので、P200Eのステーター摘出をやってしまう事に。
未知の作業って、取り掛かるまでにものすごくエネルギーを使う。あれこれ仕組みを想像してみたりネットで事前に調べてみたりはするんだけど、最終的には出たとこ勝負になっちゃうからね。始めてみないと自分の手に負えるのかどうかもわからない訳で。

今回の作業も、ラージのフライホイール外すのとか初めてだし、夕方から仕事の予約が入っているし、今日やっちゃっていいかなーと少し躊躇したんだけど、何とかなるだろーと腹を括ってツナギに着替えてバラシを開始。




サイドカバーを外し、フライホイールカバーを外し(この年式は雰囲気のあるマイナスビスで留めてあった)、センターナットをインパクトでがーっと緩め、SSTを使いフライホイールを外すとこの状態。やってみたら10分くらいで出来ちゃった。おー。




スモールには無い、ステーターの位置合わせ印があった。何故かズレてるね。この位置で正常な点火時期が出るのかな?まあ後日上死点を出してタイミングライトで確認してみてもいいね。
取りあえずは現状の位置をマーキングしてこの通り組み直そう。




で、配線を外してステーターAssyが完全フリーになるまで20分くらい。今回は首尾よく行きました。
やってみると、CDIが車体右側、エンジン後部にマウントされているせいか、スモールよりも作業し易かった。案ずるより産むが易し。



ステーターは、ピアジオマーク入りのDUCATI製。ほぼ間違いなく当時の純正品。これを熊本のヴェローチェ・スクーターズさんに送って配線の引き直しをしてもらう予定。ついでに予防整備でピックアップコイルとエキサイターも交換してもらうつもりで、只今受けてくれるかどうかをメールで問い合わせ中。

我が家にある2台のベスパのこと、誰も面倒見てくれないからね。乗り続けたいんだったら自分で手を汚してこの程度の作業はしなければならない。
正直、楽しい事ばかりでもない。今回みたいにすんなり作業が進めばいいけど、そうじゃない時も多いし、仕事が忙しくていつも疲れているし、何か問題を抱えていて考え事をしたい時なんかに修理しなきゃならない事態に陥る時なんかはぶっちゃけかなり面倒くさい。毛布にくるまってソファに寝転んで本を読んでいたい時もあるさ。
でも不動状態が長く続けば続くほど復活へのハードルも高くなる事を経験上知っているから、そんな日でもツナギに着替えて工具を握る。

だし、結局僕ってそのくらいしかやる事ないからね。一生懸命仕事して、飯作って食って、酒を少し飲みすぎて寝て、たまの休みにはバイクに乗ってここではない何処かにふらっと出掛けて、そんなバイクが壊れたら修理して、そんな日々を文字に起こして。それしかする事ないんだよな、気分がいい日もそうじゃない日も。


でもそのお陰で、受肉化された文章は書けるようになったかな、という自覚と自負はある。自分で手を汚した結果を上手く文字にできるようになったというか。
観念的な文章は自分でもすっかり読まなくなってしまった。いくらいい事が書いてあっても面白くないんだよなあ。







「趣味にはレギュレーションがあった方が面白い」という名言を吐いたのはSteel Scootersさんだったと記憶しているけど(記憶違いだったらごめんなさい)、これは実に至言で。
ここでレギュレーションという言葉は多分「制限」とか「制約」という意味で使われているんだけど、まあ具体的には、予算に限りがあったりとか、なかなか修理にかまける時間が取れない、といった事ね。
お金も時間も無尽蔵に趣味に使えたら、それはそれで面白くないよなあって思うのは僕が凡人だからかも知れないけど、僕は本当にそう思う。
今年のボーナスであの部品を入れよう、とか、どうしてもあそこいじりたいから節約しよう、とか。工夫、なんていうのも制限や制約があって初めて生まれるものだとも思うしね。
そういうものがあった方が、少なくとも凡人にとっての趣味は絶対に楽しくなる。これは本当にその通りだと思う。

近くにベスパを修理できるプロが居ない、という事も、僕にとっては大事なレギュレーションのひとつなんだと思っている。時々めんどくっせーな、と思いながらも結局自分で修理するしかないから頭も使えば手も汚す。
誰も診てくれないというレギュレーション(制約)があるから、乗れば壊れるベスパに乗り続けるという事が大事な趣味として成り立っていると言い換えればもっと分かりやすいか。

ここで大事なのは「めんどくさいから乗らない」という選択肢は無い、という事。そんな人生はきっと面白くない。悩みや苦しみが全くない人生があったとして、その味気なさを想像するだけで僕は軽く鳥肌が立つ。
いや、めんどくさいから乗りたい、という訳ではないんだけどね。






やっぱりポール・ウェスターバーグもいいなぁ。この曲大好き。





ET-3復活

家に1台も動くバイクが無いというのも、自家用車を持っていない立場としては滅茶苦茶不便なので(僕の営業車には名前が入っていて「こないだあそこ走ってなかった?」みたいな事をよく言われる、結構やなモンです)、時間を作ってまずはET-3の修理をやっつけてしまう。

ピックアップコイルの交換はそんなに難しい作業じゃない。フライホイールカバーを外し、フライホイールを外せばステーターにアクセス出来るので、あとはプラスビスで留まっているピックアップコイルを外し、赤と緑の配線をはんだ付けしてやるだけ。




久々にステーターとご対面。数年前に国産のハーネスを使ってヴェローチェさんに引き直してもらった配線は当然のごとく全然綺麗。安心安心。




この黒くて四角い部品がピックアップコイル。こいつを交換して、また組み戻す。

各部のネジ類に締め忘れがない事、組み忘れた部品がない事を確認し、キック。いつも通り2発で始動。うおっしゃー。
試運転すると、なんだか以前より調子良くなっている気がするのはきっとプラシーボ効果だけど、アイドリングが安定したのは気のせいじゃないと思うんだよなあ。2次エアを吸っているような感じで安定しなかったアイドリングがピタッと安定してするようになった。逝く前兆だったのかな?よく分からないけど。
このピックアップコイルは、以前不動になった時に新品に替えた奴だから、3年、距離にして3000kmくらいかなあ?で壊れたという事になる。それが長いのか短いのかはよく分からないけど、まあそういう事もあるでしょう。
近くにベスパを修理出来るショップがない土地に住んでいる人はこの程度の整備、修理は自分で出来ないと維持出来ないんだろうなー。やはり結構ハードル高いかも。




今日も用足しのため市内を走り回りました。Tシャツ一枚でバイクに乗れるこの季節は大変気持ちがよろしい。無事直って良かったよ、次はPパイセンに手を掛けてあげよう。




【追伸・私信】
結構込み入った話なんですよ。じゃなきゃ僕もいつもの様に放っておいたと思います。
でもまあ、僕はどこに行っても、どんな状況に置かれても、今までやってきた通りの僕でいる事しか出来なさそうです。ご安心ください。





最近時間があるとマン島TTレースの動画をよく観る。
マン島TTとはイギリスにあるマン島で行われる公道レースで、レースとしては世界最古の歴史があるのだという。
どんなレースかということは動画を観てもらえば分かると思うんだけど…ひと言で言えばクレイジーだ。まさに命がけ、というか、100年余の歴史の中で250人以上の人が亡くなっているというのだから、命がけという言葉ですら開催者や参加者の心持ちを表すには軽過ぎる。
バイクもタイヤも性能が上がり、直線での最高速度は200mphに達するのだという。時速でいうと320km/hだ。セイフティゾーンもクラッシュパッドも満足にないコースをそのスピードで走る事って…

公道だから路面も荒れているしうねりもある。クリッピングポイントに大きなうねりのあるコーナーがあって、そのコーナーをジャンプしながら、恐らく200km/h以上のスピードでパスしていくのだ。これをクレイジーと言わずに何と言えばいいのか。動画のタイトルはまんまの”Insane Race”、直訳すればキチガイレース、だ。

流石に近年は将来が危ぶまれているらしいんだけど、それでも許される限り運営は開催し続けるのだろうし、ライダーは走り続けるんだと思う。もっと他の生き方あるんじゃないの?なんて思うのは野暮なんだろうな。もちろん程度の差こそあれ、乗らない人から見たら僕たちも同類なんだろうしね。乗らない人には何で暑くて寒くて危ない乗り物に好き好んで乗るのか、意味わからないと思うもん。


あー早くSR戻ってこないかな。ちゃんとしたバイクに乗りたくなってきた。流石にこんなには飛ばさないけど。





ET-3、P200Eも電装系統トラブルにて不動に

先週主治医から連絡があり、SRの不具合箇所はやはりジェネレーターだったとの事。事前に計画していた通りの修理方法で直そう、という事になり手配してもらっている最中。
あとで別途記事を起こすつもりなので触りだけ書くと、新品をメーカーから取ると10万円以上するジェネレーター(チャージコイル、ACマグネトーとも)を修理してくれる業者を僕が見つけ、そこに修理を依頼したのだ。

うまく段取れたものの、修理の納期が3週間との事で、その間はSRには乗れない。まーベスパも2台あるしそっちに乗りゃいいっしょ、と思っていたんだけど…



ET-3に乗り用足しに出掛け、もうすぐ家に着く、というタイミングでエンジンがストール。そろそろリザーブになるタイミングだったからなーと思いコックをリザーブの位置にしてキックするも掛からず。ん???
タンクを開けてみるとガソリンは入っている。路上でプラグを外し火が飛んでいるか確認すると…飛んでない。マジか。

取りあえず家まで押して帰り、ちょっとその日はいじる気力なかったんで軽く調べものをして後日手を掛ける事に。



その1週間後くらいかな、休みの日に髪切りに行くべぇとPパイセンのキックを踏むもこちらもエンジンが掛からない。初爆がないのだ。押し掛けを試みるもブルンとも言わない。あーこれダメな奴だ、と諦めて、予約時間も迫っていたのでクルマで美容室に。なんだか最近うまく行かないぞ。




帰宅後、ET-3の故障原因と目星付けていたCDIを手持ちのスペアと交換してみるが症状は変わらず。一瞬掛かる時もあるんだけどそのままストール、を繰り返す感じ。うーん。

ここは経験で、ステーターからCDIに来ている3本の配線の抵抗値をチェックしてみる(ステーターからは赤、白、緑の3本の配線がCDIに来ている)。まずは赤白間をチェック。正常ならば100Ω(±30Ω)程度の抵抗があるはずなんだけど?抵抗が全くない状態。ふむ。
緑白間の抵抗は正常値の500Ω(±20Ω)だった。

以前点火系のトラブル起こして不動になった時は、緑白間の抵抗値がゼロで、その時はエキサイター(チャージコイル)の不良だった。ボロボロだった配線の引き直しと一緒に熊本のヴェローチェ・スクーターズさんに修理をお願いしたんだった。さて、赤白間に抵抗がない場合はどこが悪いの??
迷惑かなあと思いつつ、またヴェローチェさんに電話してみる。「あーそれピックアップコイルですよ」とまたまた即答して頂いた。丁重にお礼を言い、電話を切る。ありがとうございます。

という訳で、こちらは部品の手配ね。




さて、パイセンの方はどうなんだ?と同じ点検をするべくステーターからCDIに来ている配線を外してみるとこの状態。皮膜が劣化してボロボロのボロ。うひゃー、オレこんな状態で今まで走ってたのか、と背筋が寒くなった。
抵抗値を測るとET-3と全く同じ状態で、赤白間に抵抗がない。こちらもピックアップコイルの不良か、もしかしたら皮膜が劣化したハーネスがどこかで短絡しているのかも知れない。いやそれにしても家で不動になってくれて良かったホント。

こっちは配線引き直しも含めて、せっかくなのでヴェローチェさんにお願いして修理してもらおう。ラージのステーター外し、やった事ないけど頑張ってやってみよう。



キックを数回踏んだ時に滑っている様子のあったクラッチを修理するための部品やSSTと一緒にピックアップコイルは手配済み。次の休みに作業しよう。パイセンのステーター外しまで出来るかな?

というか我が家の3台のバイク、全部電装系のトラブルで不動になっちまった。この事態は前代未聞だな。特に2台のベスパは自賠責を更新した途端に不動になっちゃった。乗れないのもったいないから早く直そうっと。

正直トラブルは嬉しくないんだけど、何もないのも寂しいと思うのも事実で、まあこうやって経験を重ねて成功体験を積んでいく、時には失敗する事もあるけれど、が趣味の(もっと大きな事言えば人生の)醍醐味だからね。正直な話最近ちょっとお疲れ気味なんだけど、頑張って作業しまーす。





最近、夜のお仕事中はこの頃のジョニー・ギター・ワトソンかジェリー・ガルシア・バンドを良く流している。スカしたちょっと妖しいキャブを気取りたい時はこれ。北東北の田舎町の景色がNYのダウンタウンに見えてくるクールな一曲。たまらん。




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