Joyride

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カテゴリー: Vespa (page 1 of 10)

シーズンイン

気を抜いていると突然目の前にどーんと現れる岩手山はまだまだ白いけど、市街地にはもう雪はほとんど無い3月初頭の盛岡です。
気温も暖かいからかこの時期は通常なら路肩に積み上げられている雪もほとんど無くて、路面も乾いている日の方が断然多い。中期予報で今年の3月は暖かいという話は聞いていたんだけど、その予報は当たったと思っていいんだろうな。



こうなってくると乗らない理由がないので、バイクに乗り始めた。シーズンインですな。

何度か書いたけど、僕は今、自家用車を持っていない。冬季間とか雨の日に出かける時は仕方なく営業車で出かけるけど、それにはリスクもあって。
例えばぶつけられたりした場合。法人で稼いでいた時はそういう時他のクルマで仕事出来たけど、今は何らかの理由でクルマを修理をしている最中は仕事が全く出来ないんだよね。例え過失が全くない事故に遭ったとしても、休業補償を満額得られる訳じゃないからそれは大きなマイナスで。
だから営業車は私用では出来るだけ使いたくないの。ホント、スーパーの駐車場に停めるのすら場所に気を遣うくらい。




なので、通院やら事務所に用事がある時やらは2台のベスパが活躍を開始しました。

2台とも冬の間に調子を崩したところもなく、今のところ快調に動いてくれている。PパイセンなんかまだFUEL 1が混ざったガソリンを使っているからか相変わらずのキック1発始動だし。

流石に気温的にも路面状況的にも山越えの長距離はキツいし怖いのでまだSRは引っ張り出してないけど、今月中にはそれも出来そうなほど今年の春は早い。
事故違反を過度に恐れる必要も無くなったので(や、もう無茶はしないけど)、SRにも早く乗りたいな。


いつだっけ?先週かな?Pパイセンに乗って、家から15kmくらい離れた、隣町にある店までラーメンライドしたのが今シーズンの走り初め。


ここのラーメン旨いんだよなあ。盛岡地区の名店のひとつ。

暖かいし、時間もあったから、食後は四十四田ダムの方面を回り道しながら帰ることに。
ダムを通り松園墓地を掠めてダム湖の周りを走って最終的には岩泉街道に出る、少し山沿いを走るルート。流石にさみーな、と思ったらダム湖はがっつり凍ってた。はは、寒い訳だ。でも路面は乾いているから快適なペースでひた走る。
コースは細めのワインディングで、SRにはちと狭いな、という印象だったけどPパイセンには丁度いい感じ。考えてみればパイセンで山道を走ったのは初めてかも。

やはりET-3に比べると車体はひと回り大きいね、重量もあるから、サスペンションやタイヤが担う仕事もそれなりにある印象。
僕、タイヤもまだ当時もののまま換えてないんだよね、サスも純正で、しかもリアショックからはオイルが漏れてきてる。リアショックはそのうち手元にあるものに変えるとして、流石にタイヤも考えなければならないなー。まあ入手元も銘柄も目星つけてはいるんだけど。




スクーターのいいところで、仕事を終えて、そのままスーツ姿でも乗れる。事務所に書類を出しに行く時とかはこのスタイル。
今の時期だと、三つ揃いのスーツの上にWoolrichの、裏地にネル生地が当ててあるマウンテンパーカー着て丁度いい感じ。流石にモッズコートは着られないけど。芸風上。
あ、ちなみに僕は、いわゆる「ライディングウェア」は着ない主義。それはSRに乗る時もね。機能上もそれ用に作られたものの方がいいのは重々分かってるんだけど、何故か着る気になれない、というか、買う気になれない。
今はそれなりにカッコいいのが売られているのも知ってるんだけど。

つーか改めて画像見たら、靴下が全開で見えているのはちょっと恥ずかしいかも。クラークスのチャッカーブーツ、こないだ紐が切れちゃったんだよな、買ってこなきゃ。



某役所の出先機関の駐輪場にて。足バイク感満点でいーね。
パイセンも今シーズンは足にツーリングにガンガン使う予定なのでキャリア付けなきゃ。そのためにはある程度ダメ出ししなきゃな、ってコトでせっせと近場で距離を稼いでいる。
アクセル開け直しでひと息つく症状は出たり出なかったり。なんだっけ?何処かのジェット類の不具合でそういう症状が出ることが稀にあるという情報も得たので、時間作ってその辺も確かめてみなきゃ。

そんな感じの2019年シーズンインの記録でした。最近良く飲みに行く友達とも話すんだけど、僕らあと何度夏を迎えられるかわかんないから。ぼちぼち、でもちょっと真剣にそんな季節を遊ぼうと思ってます。


魂を売る必要はないんだ

彼は既に僕の中にいるから

魂を売らなくたっていいんだ

彼はとっくに僕の中にいるから

憧れられたい 崇拝されたい

The stone roses 「憧れられたい」
written by john squire & ian brown 訳 山下えりか

ハタチ過ぎの頃かな、大好きだったバンド。
ジョン・スクワイアのギターはコピーしまくったし、レニは未だにジョン・ボーナムの次に好きなドラマー。
今、改めて歌詞を読んでみると、今の僕は憧れられたいとかはないなー、とは思うんだけど、渇き、というか、心に欠けているもの、は間違いなくあって。
文字にすると滅茶苦茶ださいから書かないけど、恐らく一定数以上の共感は得られるんじゃないか?くらいの内容でね。

でもなー、そういうの、はっきりと、確かに得られていると感じた経験もあるんだよね、形としては今は何も残っていないけど、記憶の中には今も確固としてある。

甘え?贅沢な悩み?人生そんなもんなの?正直よく分からない。
でも、そんなもんだ、でやっていける人間なのだったら今ここには立っていないだろうし、きっとバイクなんかにも乗っていないだろう。


日々の暮らしに道しるべなんかないからね。分からないという事を分かっただけでも良しとするか。




ET-3走り初め / Drop’s “Organ”

今年の冬は雪が少ない。気温も比較的暖かい方なのだろうか、家の前の雪も消えて無くなりはしていないけど何とかそろそろと走れるような状態だったので、昼過ぎにET-3の走り初めをした。

まあ暖かい方、と言っても、昼過ぎの時点での気温はプラスの1度。バイクなんて乗り物は自ら風を切って走るものなのだからして、ライダーが感じる体感気温は余裕のマイナスだろう、小一時間、所用をふたつみっつ片付けたのだけど、家に着く頃には両手両足の指先の感覚はなくなっていた。で、そのままコタツに直行。ひー、さみー。



で、先日組んだcrimaz社製のアンチダイブキット、試してきました。

結論から書くと「やはり効きます」。

60km/h巡行の状態で何一つ不安なくフロントブレーキのみを掛けられる。これはすごい。
ただ、皆さんご存知の通り、スモールボディベスパのフロントブレーキにはブレーキランプのスイッチが付いていない。し、慣れもあるんだろうけど、街乗りではやはりリアブレーキ主体の走りの方が断然走りやすかった。
車体がストップする間際の極低速ではやはり多少ダイブするのと、これは調整で多少良くなるのか、フロントブレーキのタッチもあまりよろしくないので。
なので、僕の使用状況ではやはり今まで通りリアブレーキ主体で走る事にはなりそう。

ただ郊外の山道なんか走る際は積極的にフロントブレーキ使えるだろうね、というか、フロントブレーキの使い方を会得しなければ、という感覚にもなる。とっさの時にしっかり握れるようにしておかなければ。
今まではそれもままならなかったからね。よっぽどの事がない限りフロントブレーキ使わなかったし。だし、パニックブレーキ握った時にも車体の姿勢が乱れて、そっちの方がよっぽど危ないじゃん、って感じだったから。
だからこのキットの存在を知った時にすぐ欲しい、と思ったし、その性能には満足している。



ブレーキングに関しては以上の通り。
デメリット、というか、好みが分かれそうなのは、通常走行時のフロントサスが硬くなった、という事。
これはあらかじめ想定していたんだけど、サスのロワマウントの位置とレバー比が変わる事によりフロントサスの仕事の量も質も変化した結果だと思う。僕、物理がまるで苦手なので論理的に伝えられないのだけど、テコの原理の支点力点作用点が変わったから、と言えばいいのか。画像を見て各位想像してみて下さい。

どのくらい硬くなるか、というと、サスセッティングには大変寛容な僕がちょっと違和感を感じるくらい。
街乗りでは大きめのギャップでフロントが結構跳ねる、というか、突き上げがひどい。今付けているYSS製のサスのプリロードは最弱なのでこれ以上柔らかくは出来ないし、後はフロントタイヤの空気圧の調整で様子を見るしかないかなあとは思っているんだけど、まあメリットばかりがあるキットじゃないという話です。いや、ポン付けして即結果が出るキットじゃない、という書き方の方が正確かな。

春になってタイヤの空気圧を調整しながら走り込んでみないと分からないけど、フロントサスは違うものに交換するかも。プリロードをもっと弱められて、減衰も調整できるもの。具体的にはSIPとかbgmとかになるのかなぁ。意外とcarboneの純正タイプとか合うのかもね。そうでなくともYSSは硬めだからなぁ。
まあちょっと走ってみます。





去年の末に、Drop’sのミニアルバムがリリースされた。
メンバーチェンジがあったり、活動の本拠を東京に移したりした後の、心機一転、新体制での初めてのレコーディングで、僕自身、少し舞い上がってんじゃないの(発売日を2ヶ月間違えて記憶してたり)?というくらい楽しみにしていた。


そのミニアルバムのリード曲(今、シングルカット、とか言う言葉使えないんだね、シングル盤作らないから)がこちら。

また結論から書くと、僕は大好きな曲です。

動画のコメント欄を読むと、色んな意見があるようだ。無理もないと思う、過去数枚リリースされているアルバムに収録されている楽曲とは明らかに趣を異にしている曲だし、僕を始め、このバンドを知ったきっかけが「こわして」というブルースロック・チューンだった人も多いのだろう、このリード曲はあの曲の路線を全く継承していない。

正直に告白すると、僕自身、初めてこの曲を聴いた時は「???」と思った。プロデューサーに無理強いとかされたりしていたら嫌だなあ、とか。でもその後何十回と繰り返してアルバムを聴き、このインタビューも読んで僕なりに気持ちを反芻した結果、最終的には「いいじゃんこの曲!」っていう結論に達した。

インタビューを読んで、なるほどなあと思ったのは、メンバー達が「ライヴにももっと自分たちと同世代や若い世代の人たちに来てほしい」と思っている、という点と、曲の作り方。

「こわして」は、確かにカッコいい曲だ。ヴォーカルのメロディもギターのフレーズもゴリゴリのペンタトニックスケールで、演奏にもものすごいグルーヴがある。あの動画を僕は何回観たか分からない。
でも、あの曲に過度に反応しているのは、主に僕と同世代か、もっと年上の人達なんじゃないかな、というのも感じていて。なんて言うのだろう、マニア向け?

まあそんなマニア達の慰みもの、おっさんホイホイとしてやっていく路線も選択肢としてはもちろんあったのだろうけど、本人達は同世代に聴いて欲しいと願っているのなら(インタビューを読むと、特にVo.の中野ミホさんはその思いが強いようだ)それは違う。老い先短いおっさんだけを相手にしていては今後の広がりもないだろう。

そして、やっぱりな、と思ったのが曲の作り方。このバンド、中野ミホさんがアコギの弾き語りで曲を作るんだそうだ。
どういうことかと言うと、基本的にDrop’sの曲は「歌モノ」なんだな。この事はものすごく腑に落ちた。し、昔の作品を聴いていて心に引っかかっていたものの正体が分かった気がした。
歌モノたる曲を、ワン、ツー、スリー、イエー!というロックンロール的なアレンジと演奏でやる相性の悪さ(と言ったら失礼か)を僕はずっと心の片隅で感じていた。

だから、きっと今回のミニアルバムは、バンドとしての正常進化なんだと僕は思った。自分達の持っている個性や魅力と、やりたい事がいい形で折り合った、というか。


ちなみに僕は件の「こわして」という曲が本当に大好きで、どのくらい好きかというと、ギターの荒谷朋美さんのレスポールの音に憧れて20年以上振りにエフェクターを買ったくらい。
Fuzzペダルね。動画の音を耳に焼き付けて、YouTubeで同じような音が出せるようなFuzzを必死に探して。
そうやって探し当てたのがTORTUGAというメーカーのCRAZY EIGHTというペダルなんだけど、どうやらもう生産していないペダルの様で、焦ってネットで探しまくったら在庫処分の特価品がひとつだけ見つかって。何と定価の1/3くらいの値段で買えてしまったというオチも付いた。またタイミング。






まあそれは余談だけど、年末年始にこのアルバムを聴きながら「個性って何なんだろう」みたいな事はよく考えたなあ。
Drop’sみたいなアーティストはもちろん、市井の民たる僕たちだって個性はそれぞれ持っていて、それが魅力的だったりそうじゃなかったりするから人間関係においてひとの心は良くも悪くも動く。
そんな個性を好いたり好かれたり。でも僕としては、好かれようと恣意的に個性(みたいなもの)を作る、というのはちょっと違うんだよなあ。
まあこれはこの歳になったから言う事が出来る言葉なのかも知れないけど、昔はもちろんの事、今だにそういう文脈で書かれた文章を読む機会があって、その度に複雑な気持ちになる(具体的に書いちゃうと、恋活、的な奴ね)。

だから、そういう意味でもDrop’sのこのミニアルバムは大好きだし、今後も僕はこのバンドの事を応援すると思う。
だし、生まれてこのかたそういう視点では自分を曲げられなかった僕自身の事を考えると、今の僕の周りの人間関係は大事にしなければならないのかな、なんて改めて思ったりも。

そんな訳で、一枚のCDを発端に色んな事を考えた、面白い年末年始でした。


P200Eのこまごまとした修理

相変わらず退屈で死にそうなので、Pパイセンの雑多な整備をする事にする。
まあやろうと思えばやる事はまだまだたくさんある車両なのでね。最近は日中は気温もさほど下がらないし、風さえ強くなければ厚着すれば作業は長時間でなければそんなに辛くないという事も分かったし。


ライトの光軸調整が出来ないでいたのだ、ライトユニット側のネジ山がナメてて。取りあえずその辺からやっつけちゃいましょう。



まずはヘッドライトユニットを外す訳なんだけど、スモールと違ってラージはその為にはヘッドセットを外す必要がある。僕、Pのヘッドセット外すの初めて。

まずはメーターケーブルをフリーにする事から始める、らしい。これをやらずに外そうとするとメーターケーブルに引っ張られて最悪ヘッドセットが壊れるのだとか。こえー。
8mmのボルトを緩めてケーブルを外す。


で、4本のプラスビスを外しゆっくりと持ち上げるとこの状態。やってみるとそんなに難しくないし、スモールよりも整備性もいい。ふむふむ、経験経験。



ライトユニットはCEV製の渋いのが付いているから、これは出来るだけ生かしたいのよね。リフレクターのメッキもしっかりしてるし、貴重な当時物のパーツだし。
一応頭の中では修理方法はいく通りかシュミレートしていたんだけど、ネジが切られている部分がどういう形状なのかはバラしてみるまで分からないからねー。



見てみると、うん、思った通りの単純な形状。これは当初の予定通りの方法で行けるな。



という事で近所のホームセンターに走り、M5サイズのフランジナットとビス、ワッシャーを調達。これを使ってCEV製ライトユニットを使えるようにする。



ねじがナメた穴をドリルで揉んで広げ、ヤスリで表面を荒らしてしっかり足付して脱脂して…



いつものJBウェルドでフランジナットを固定しちゃいます。
まずはナットのフランジ面に薄く延ばして付けて…



その後ナットが見えなくなるまで盛り盛りに盛る。仕組み上、そんなに応力も掛からなさそうなのでこれで行けるでしょう、多分。

JBウェルドは完全硬化までに24時間掛かるので、ライトユニットは部屋の中に放置。次なる作業に取り掛かる。



割れていたメーターレンズを交換する。これはPパイセンが僕の許に来る前に割れている事が分かっていたから入手していた部品。



リムをマイナスドライバーで少しづつこじって外す。こういう作業は家の中でぬくぬくとしながら行う。



で、新しいレンズを組んで、リムをカシメ直して完成。汚れていたフェイスも綺麗にしたら見違えました。
ここでリムを再塗装しないのが僕らしいね。いいんです、ヘッドセットの塗装も剥げ剥げなのでね。こっちの方が雰囲気ある。




ライトユニットは丸一日JBウエルドを乾燥させて、先ほど無事に組み付け完了。光軸調整もバッチリ出来る様に。いい仕事したわ。むふふ。


あ、そうそう、せっかくカーポートの下まで引っ張ってきたから20日振りくらいかな、ちょっとエンジンを掛けてやろうと思って。でも期間も開いたし、気温も低いし、20回くらいキック踏まなきゃなんないんだろうなーと覚悟してコックONにしてチョーク引いてキック踏んだらなんと一発始動。あり得ない。
えっ、えっ、何これ?と一瞬ビビって、あー去年WAKO’SのFUEL 1入れたんだった、と思い出した。しかしこんなに効果あるのか!

FUEL 1、SRの主治医に勧められて昨シーズンから入れてるんだけど、思い出してみれば去年一発目にSRのエンジン掛けた時もすんなり掛かった記憶が。そうかあれはFUEL 1効果だったんだな。気付くの遅いけど。
キックスタートしか出来ないバイクには必需品かも。冬だけじゃなく、ひと月くらい寝かせる時も入れておけば始動時に無駄に体力消耗する事ないね。これも経験経験。


【追記】
FUEL 1についてはこんな動画がありました。体感して納得、目で見て納得。こりゃ確かに効果ありそうだ。





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