日々 2019年9月

仕事のスタイルが変わって生活の何が一番変わったかと言えば、週末に休みが2日になったって事だ。というか、国民の休日も基本仕事がないので、世間一般の勤め人や学生さんと同じ生活リズムで生活出来るようになった。土日祝祭日は仕事のない日。
厳密に言えば、平日に怠けてやらなかった帳簿類の整理や営業車の洗車、簡単なメンテナンスなんかをやらなきゃならないんだけど、まあそんなんは何とでもなるっつーか、頑張ってウィークデイにやっちゃえば時間は作れる。

こんな生活ほぼほぼ15年ぶりくらいで、いやー世の中の皆さんはこういう感じの毎日を送っていらっしゃったのですねーと感慨深かったり、まーまー、随分長い事滅茶苦茶な生活してたよなーオレ、とか我が身を振り返ったりしている。15年前に世間をドロップアウトしてからの僕の暮らしをを良く知る奴等に近況を告げると、しみじみと「ヨコチン、ようやくだね、、」と皆言ってくれる。
まあ相変わらず有給休暇も忌引も無いんだけどね。というか、土日祝日にもスポット的に仕事が入ったりして(そういうのは大概先輩方もやりたがらないキツい仕事だ)、ホイホイと出掛けて行くこともしばしば。そんな仕事の依頼がいつ入るか分からないから、基本携帯を24時間手放せなかったりする。

まあそれでもホント以前より生活は色んな意味で100倍くらい楽になったけどね。


でもね、2日連続して仕事がないとかホント15年振りとかなんで、とにかく時間を持て余す。前もって「今週末はこれをやろう」と決めておかないと持て余した時間は無為に過ぎてしまい日曜の夜に猛烈に後悔する事になる。あまりのんびり出来ないのは性分なんだろうね。





そんな訳で9月の第1週は秋田へランチラン。しばらくぶりに食べたかったのよね、横手のステーキ屋、スフィーダに行ってきました。
9月なんだけどこの日は暑くて、Teeシャツランが出来るのも最後かなあなんて思いながら着の身着のままで走り出す。




大好きな県道1号線を快適にかっ飛ばしていると、さっきまで快晴だった空が突然真っ黒になって、むむ?と思う間も無く土砂降りの雨が降ってきた。
走り続けたらパンツまで濡れそうな勢いだったんで流石に産直の軒下を借りて雨宿り。ひー。
程なくして雨は止んだんだけど、走り出すと背中が冷たい。リアがショートフェンダーだもんで、突っぱねがバンバン背中にかかるんだね。道路乾くのまでは待ってられないんでそのまま走り続けたけど。





ステーキは相変わらず旨かった。これで中盛り1280円(税別)だったかな。ライスとサラダはおかわり自由。
オーナーさんがバイク乗りなのかな、バイクで来店すると肉の増量or食後のドリンクがサービスになる。人気店でいつも混んでるけど、また行こうっと(サービスの説明をされる時に『バイカーさんは…』と言われるのはちと照れるけどね。ええ、オレ、バイカー?なの??みたいな)。





次の週は、ステーキツーの帰り道に見つけた天下一品ラーメンを食べにラーメンツーに。天一、盛岡になくなっちゃったからなー。仙台まで行かないと食べられないと思ってたから、この大曲店を見つけたのは画期的だった。ここが北東北で唯一の天一だって。たまにめっちゃ食べたくなる。
この日は先週よりさらに暑く、真夏のようなTeeシャツラン日和。迷わずいつものTeeシャツとデニムパンツ、タバコはウェストに巻いたバンダリアポーチに突っ込んでまたしても着の身着のままで出発。

先週行った場所だし、ルートは逆進行だったけど途中から左に折れればいいんでしょ?ってな具合に地図も見ないで国道46号を西進する。
予定通り田沢湖を過ぎた辺りで左折、行き合ったスーパースポーツといいペースでランデブーになる。今思えば確か国道105号線だったと思うけど、交通量の少ない、そこそこタイトなすごく気持ちのいい道で。2台でいい感じにすっ飛ばす事30分くらい?ふと気付くといつまで経っても大曲に着かない。あれ?と思い見ず知らずのSS氏と別れてスマホで現在地を確認すると、秋田市の北、大館市の手前だった。どうやら『大曲』と『大館』を間違えて進行していたみたいで。やっちまった、と思ったものの後の祭り。進もうが戻ろうが家まで余裕で100km以上ある。しかも天一食えなかった。ま、いいか。




これは鹿角市かな、刈り取りを待つ稲穂が垂れるのを左右に見ながら走る。これだけ暑けりゃ今年の米はきっと旨い。




鹿角から田沢湖方面に向かう国道341号線は、知っている人は知っている北東北の名道のひとつ。高速コーナーとタイトコーナーが織り混ざりながらジェットコースターみたいにアップダウンする。交通量も少ないから、正直八幡平アスピーテラインなんて走るよりずっと面白い。
が、ここまで既に200km以上走ってて、しかも時間的に昼飯を食う余裕もなくて、満足に休憩も取ってなかったから走りはかなりヨレヨレ。途中でNinjaに抜かれたけど追いかける気力なし。ひー、お先にドウゾ。たまらず宝仙湖畔で一服。
その後100km走って何とか帰宅。この日はなんだかんだで350km走った。




この夏バイクに乗る時にずっと着てたTeeシャツ。黒いのは暑いからこればっか着てた。僕も愛用している仙台のウォレット屋のショップTee(バックプリントです)。デザインもゴリゴリでカッコいい。S.D.C.(センダイシティ)オリジナル。このダサさイナタさ、仙台だよなあ。




よく見るとチェーンオイルが飛んで染みになっている。ふふふ、育ってきたね。
もうTeeシャツ一枚で走るのは流石にキツいかなぁ。来年またね。




バイクばっかりじゃ飽きちゃうから、30年ぶりに山登りも始めた。まあ登山口まではバイクで行くんだけど。
これも悲願だったんだよな、ずっと登りたかったんだけど時間も取れなかったし、正直道具を揃える金銭的余裕もなかなか無かった。まあ靴とソックス、あとはゴアテックスのカッパを買えばとりあえずは良かったんだけど、それだけでも結構な出費だしね、支出はバイクに全力投球してたから。

実は僕は高校生の頃山岳部に所属していて(しかも副部長)、ガンガン山に登っていた。あれね、まだ登山が命がけだった頃ね。だから山の怖さもたくさん知っているし、近年の登山ブームに思うことも色々ある。だから体力面なんかも含めて安易に登りたくなかったんだよね。


その辺の都合も付けることが出来、満を持して登山口に立ったのが先週末。久しぶりの登山は辛かったけど本当に気持ち良かった。木立の中の小径を歩いている時、あまりに気持ち良かったから動画を撮ってインスタのストーリーにでも上げようかなぁとも思ったんだけどやめた。きっとこういうの、スマホのカメラには何も映らない。心の中に滾らせといた方がいいのかなぁって。





今回登ったのは盛岡市民お馴染みの、まあ小ピークくらいの山です。普通の人は1時間ちょっとかけて登るらしいんだけど、僕は55分だった。ふふ。来年岩手山を登頂するつもりなんで、まあトレーニングですな。一度道具揃えてしまえそんなにお金のかからない趣味だしね、ちょくちょく登ろうかなぁって思ってます。




30年ぶりに買った登山靴。これが一番隔世の感だったなぁ。フィット感も軽さも昔履いていた革の重い登山靴とはまるで別物。県内の山を登るんだったらこれで十分かな、飯豊、朝日、鳥海辺りの縦走にも対応出来そう。紅葉の鳥海山行きたいなあ、今年は間に合わないかな。




仕事の相棒のホイールを替えた。ANH20純正ホイール、掃除が面倒くさいんだよね、入り組んでて。1日走るとブレーキダストで真っ黒になるし。
ホイールが汚いとクルマ全体が汚く見えるからねー。




新しいホイールは、レクサスRX純正ホイールFromヤフオク。送料込みで30.000円でした。
純正流用ホイールの良いところは、高品質、中古で買うと低価格。デザインも最近のものは??だけど、割に落ち着いたものが多い。
今回のも実物見るとシックかつ躍動感があって、我ながらなかなか良いチョイスだったと思っている。20ヴェルに派手なホイール組むとヤンキーくさくなっちゃうから。
ちなみにサイズは7.5J-18 off+35。ANH20純正が7.5J-18 off+45だから10mm外側に出る。

ただ、ANH20に流用する場合ポン付け出来ない。スポークがフロントのブレーキキャリパーサポートに干渉してしまうのだ。タイヤの組み替えを含めて作業を依頼したスタンドのオニーチャンが、ホイール回るか確認せずに着地させて車体を動かしちゃったみたいで、青い顔して報告してきた。スポーク裏にガリッと一周傷入ったけど、まーホイールの裏側だし気にしないからいーよ、めんどくさい仕事頼んでごめんねっつってスタンドの近所のカーパーツ量販店まで歩いて5mm厚のスペーサーを買ってきて無事走れる様に。

ハイグロス、っつーの?ホイールの塗装面もスベスベで艶があり、湿ったウェスで軽く拭うだけで汚れが落ちる。これは楽チンだー。






喫煙猿の僕は、一本二時間の仕事をこなすと最寄りのコンビニに直行して一服するんだけど、タバコを吸いながら眺めるのは120kmの距離を一緒に走ってくれた相棒。僕とこれからの生活と人生を共にしてくれる頼れる奴。
ハンサムだよなぁって、我ながら気持ちわりいなあって思いながらうっとりして眺める。サスがちょっとヘタってるから来春サスキットを入れてやろう、純正形状のサスキット、カヤバとTeinから出てるけどどっち入れよう、このホイールであと2cm落としたらバッチリキマるよなぁ、などと妄想に耽る。自分のクルマで商売が出来ることの楽しさと幸せを感じながら。
別にリア充なんかじゃないけど、僕みたいな人間にとっては身の丈で幸せな暮らしなんだろうなあ。


そんな夏の終りです。今年も大好きな季節が終わる。




暑くて食欲ないから夏バテに効くと聞いたラタトゥイユつくって食った。厚切りのベーコンは家人が白米のオカズに出来るようにとの配慮です。




旨かったけど、夏バテっつーかオレ人生にバテてんだな、って気付いて。しばらく人間としての活動やめよー、本能のまま動物みたいにダラダラ生きるー、って思った。
休息は必要だよね。










古い曲ばかりで申し訳ないと思いつつ。
この季節になるといつも聴きたくなる曲。夏の終わりの切なさ「だけ」を切り取ってラウドロックの缶詰めに詰め込んだ様な、エモーショナルな曲。
この曲のリリースが’95年、ジミー・イート・ワールドの「Clarity」が’99年だから、この辺が所謂「エモ」の源流なんだろうね。






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