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月別: 2019年4月

日々 2019年4月

あったかーい。雨の日と仕事以外はクルマを運転しない季節、やっぱ最高すぎる。
昨日も仕事が早めにハケたのでET-3に乗って市内を用足しして回った。うーん、クラッチ滑ってきてるね、あと2次エア吸ってるような感覚も。シリンダーベースガスケットかなあ。
この辺りの修理が今季の課題だな。


先週あたりから盛岡市内も桜が咲き始め、多分今週末辺りが見頃なんだろうか。仕事の定期便で来る大船渡、釜石辺りはもう葉桜になりかけている様だ。
InstagramなどのSNSでも西の方から順に桜の便りが伝わってきて、まあ確かに春の訪れを感じる一番の花なんだろうけど、僕はあまりこの花の事が好きではなく写真一枚撮る気になれない。
色合いも淡くぼんやりとしていて、まあそういうのもある意味日本的なのかなとも思えるのだけど、散った後の花びらもいつまでも未練たらしく道路の上で風に舞っているし、なんて言うんだろう、いつまでも態度をはっきりさせないもどかしさ、悪い意味での日本人らしさを感じると言うか。

同じ春に咲く花でも、大船渡の市の花である椿は大好きで。葉の色もくっきりとした艶のある濃い緑色で生命力があって力強いし、花も大きく凜と咲くのも見ていて清々しい。
散り際も見事で、思い切り咲くだけ咲くとポロッと潔く地面に落ちてしまう。それでおしまい。

僕は桜ではなく椿のようにありたいな、と毎年春になると思う。椿の花のように凜として生きて凜として死にたい。




仕事にはだいぶ慣れてきて、生活パターンも落ち着いてきたんだけど、その結果、やはりと言うか当然と言うか、色々大変な部分も見えてきている。
それはこの世界の仕組みだったりとか仲間や先輩との距離の取り方だったりとか。前にも書いたけど、男のメンツやプライド、何よりも少なくない金額のカネが絡む世界なのだから、そのくらいの苦労はあってしかるべきなんだろうけどね。

や、人間関係だってそんなにめんどくさくはないんだけど、普段の何気ないやり取りに、稀にフカシやカマシや牽制が、そしてそれと同程度に、受け取るのも申し訳なく思えるほどの親切や真心が含まれているから、その選別が難しいというか。

そんなん黙って損すべき時は損しとけばいーじゃん、とも思うんだけど、仮にも僕は個人事業主なんでね、そういう部分であまりに無防備だとやっていけないんだよな。で、そういう作業が苦手な僕は気付くとぐったり疲れている。
人がいいだけならそれにつけ込まれるし、かと言って親切や真心は丁重に受け取って感謝したいしね、その塩梅が難しいというか。

まあ仕事に限らずなんだろうけど、身の丈以上のものを欲しがれば必ずどこかに無理は生じる。嘘やごまかしだけで渡っていけるほど世の中は甘くない。かと言って多少は背伸びもしないと成長もないしね。
焦らず地に足をつけて、とも思うけど、その地面だって足探りでようやく見つけられるってくらい頼りないから。

慎重すぎるのかなあ?でも僕、過去に地獄を見てきてるから慎重にもならざるを得ないんだ。もうダメだ、と思った瞬間は今までの人生で何度かあった。
まあ天国にも行った事あるけどね。って、まだ生きてるんだけどさ。

まあこの形態で仕事をするようになってまだ3ヶ月、ぼちぼちやっていくしかないんだろうな。


友達のFくんとは月イチペースで飲んでいる。昨日も飲んだんだけど、回を重ねるごとに楽しさは増していく。
昨日も絶好調で、僕は奴の日めくりカレンダーを何枚もめくったし、僕のカードも何枚もオープンにした。
まあ毎度の事なんだけど、僕が何枚か持っている身の上のワイルドカードを切ると大概の人は固まるんだよな、昨日も軽い奴一枚切ってみせたら、Fくん顔引きつらせてた。はは、ごめんよ、怖がらせるつもりじゃなかったんだけど。

Fくんと僕は、似ているところもあるけど根本は違ってて、違ってるから合うのかなあ、と思ってる。
経験上、同じものを持っていて同じものを持っていない人って一見相性抜群なんだけど、結局は合わなくなっちゃう事が多いような気がする。





役割は果たしたようなので当該記事の以下の部分を非公開とします。
お目汚し失礼しました。


ヨコチン







SR走り初めと昔話

2月3月はとても暖かかったのに、何故か4月に入った途端に天候が悪く、雪すら降ってきたりして(2日の定期便の帰りの宮古街道はテカテカのアイスバーンだった)、とてもバイクで遠出するような気分になれなかったんだけど、先週くらいからかな、ようやく、本当にようやく春らしい天候になってきた。
SRもようやくシーズンイン。待ってました。



先週は、まだ山越えは怖いし寒そうだったので、内陸を南下することに。バッテリー交換やタイヤの空気圧調整を済ませていたSRのエンジンを掛け、しっかりと暖機する。気温は9度くらいだったかな?まあ厚着すれば余裕で走れる気温だね。

定期便の仕事中に降りるべきインターチェンジを間違っちゃった事があって(おい)、その時に偶然走った県道がとてもいい感じだったので、怪我の功名を満喫することにしてワクワクのスタート。


具体的には、国道396号に大迫の辺りで接する県道43号線。取りあえず東和町まで走ってみるか、と標識の写真を撮っていると、江刺まで41km、とある。1時間もかからずに走れる距離だ。おし、んじゃ江刺まで行くか、江刺に旨いラーメン屋あったかなあ?などと考えながら走り始める。


県道の数字は時々入れ替わりながら北上を越えて…



小一時間で江刺に到着。空の色は寒々としているけど、それなりに厚着をしていたのであまり寒さは苦にならなかった。


道路は終始こんな感じ。直線もあればコーナーもある。国道と比べ平日の交通量はぐっと少なく、本当に気持ちよく走れた。



去年換装したディスクブレーキも効きは十二分。もう少しコントローラブルだと言う事ない。やっぱりちょっとマスター径が小さいのかな?元々2PODキャリパー用のマスターだしな。
まあこの辺はおいおい煮詰めていくとしましょう。



ラーメンも大変美味しゅうございました。





で、ぐっと気温が上がった今日は山越えのルートを選択。国道106号から国道340号を遠野方面へ。
106号はほぼ毎週仕事で走っているから特に感動もなかったんだけど、数十年ぶりで走った、川井村から遠野へ南下する340号線が素敵すぎた。ちょっと路面が荒れているところもあったけど、交通量は極端に少なく、渓流沿いを通る道路は風光明媚。新緑の季節なんかめっちゃ綺麗なんだろうなー。
あまりに走りが楽しすぎて写真は一枚も撮ってないけど、今年のGWは長いし、定期便の仕事はないしなんで、期間中に時間を作ってもう一度走りに行こう。

お昼はこちらで。遠野に昔からある店だね。



こちらも美味しゅうございました。旨辛。








国道340号線は、北は葛巻町から、南は陸前高田市まで、広い岩手県を南北に縦断する3桁国道。基本どこを走っても広くて交通量の少ない、まさに岩手カントリーライドにうってつけの道なんだけど、一部分だけ難所がある。
国道455号岩泉街道から国道106号宮古街道の間だけはセンターライン無しの対面通行で、道幅も狭いんだよね。


実は僕はこの区間には因縁があって。
結構すっ飛ばす割にはコケた記憶って片手の指が余裕で余るくらいしかないんだけど、今までのバイク人生で一番ひどい転び方をしたのがここなんだ。


ハタチ過ぎの頃だったと思う、秋に北東北一周ツーリングにひとりで出かけた僕は、野宿の荷物を当時の愛機、スズキのRA125というトレール車のリアシートに満載して山形を出発、北上から国道107号を東進した。
田瀬湖の辺りの、初めて見る見渡す限りの原生林に感動し、道路も素晴らしいしね、まあ今で言う岩手カントリーライドを初体験した僕はテンションが高かった。30年前の遠野は本当に絵に描いたような「田舎」で、まんが日本昔話に出てくるみたいな景色に感動して、そのままの気分で今日走った区間を抜けて件の難所に入った。

道幅は狭かったけどトレール車は軽いし、リアシートに荷物を積んでいるせいでリアステアも絶好調で、気分良く結構なペースでひらひらとコーナーを抜けていた。
次のコーナーは見晴らしの良い左のヘアピン。クリッピングポイント辺りを沢水が横切っているのが見えたが、どーせ滑るのなんてその部分だけでしょ?なんてタカをくくってイケイケのフルバンクで突っ込んだ僕は、次の瞬間あっと思う間もなく路面に叩きつけられた。

普通滑った時って、あ、滑った、という感触があって、それを受けてカウンターを当てるなり足を出すなりの対処をするもんなんだけど、そういうのが何もないまま一瞬のうちに、気付いたらバイクごと横になっていた。それを証拠に、倒れた格好はほぼ乗車姿勢のまま、左手すらグリップを握ったままだった。

痛ってーな、取りあえず起きなきゃ、と思うものの、乗車姿勢のまま倒れているので、左足は車体と路面にすっかり挟まれているし、重心の高い位置に荷物を満載した車体はちょっとの事じゃ動かない。
しゃーない、足を引っ張り出すか、と左足を動かそうとした僕は悶絶した。どうやら路面に擦れて履いていたジーンズが破け、擦り傷が出来ているよう。それをさらにアスファルトにこすりながら引き出そうというのだから痛くない訳が無い。

そのうちその部分に、キャブレターから漏れたガソリンが垂れてきた。うわお前いい加減にしろよ、ガソリン傷口にめっちゃ染みるんだけど!とそれでも初めは少し余裕があったんだけど、あれ?今このガソリンに引火したらオレ焼け死ぬんじゃね??という事に思い至った僕は真っ青になった。

人間、本当に必死になると大概の事は出来てしまうのね、こんな所で焼け死ぬの嫌だ、死にたくない!とテンパった頭で思った僕は、それこそ死ぬ思いで、血と沢水とガソリンに塗れた傷口を数十cmギザギザのアスファルトに擦り付けながら何とか完全にオーバーハングした車体の下から左足を引っこ抜き(文章打ちながらぎゃー、と思っているけど、読んでいる人もぎゃー、だね、ごめんなさい)、痛みと恐怖でフラフラになりながら立ち上がった。そしてその時に、僕と僕のバイクに何が起こったのかを理解した。

進行方向の数十メートル先に、エンジンブローしたと思しき小型のトラックが停まっていて、路面にオイルをぶちまけていた。オイルの帯は僕が走ってきた道の方まで続いていて、要は僕はフルバンクの状態で沢水とオイルが混ざった部分を踏んじゃったんだね。前後輪いっぺんに、ツルッと一瞬で持っていかれたんだろうね、そりゃコケるわ。

車体を起こし、各部を確認すると奇跡的にほぼ無傷。レバーも折れていない。身体も左膝の打撲と擦過傷だけ。キックを踏むとエンジンもすぐ掛かったから、関わり合いたくなかったんだろうね、エンジンルームに頭を突っ込んで無視をキメ込んでいるトラックの運転手に一言二言文句を撒けてから走り出した。

旅は続けたよ、傷口には応急処置して。携帯電話もない時代だったから、そうするしかなかった。
痛めた膝が動かなくて、左足を地面に下ろすとステップまで上げられないんだよね、仕方ないから走り出してから左手で腿を持ち上げてステップに乗せて。はは、若かったよなあ。


そんな訳であの区間は苦手意識があるんだけど、それもリベンジしとかないとね、それこそ死んでも死に切れない、って奴だね。
つか、自分でも懲りない奴だなって思うけど、それこそナントカは死んでも治らない、って言うしね。
待っとけよ、国道、もとい酷道340号線。






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