いやーくっそ忙しいです自営業。仕事以外の事をする気にならんというか、開業して今日でひと月、仕事しかしてないというか。まだまだ日々の暮らしがルーティンにならないから落ち着かないというか。

実際にクルマを転がすのももちろん仕事なんだけど、帳簿類の整理とか出納簿付けたりとか、家に帰ってもやる事がいっぱいあって、なかなかblogにまで頭を回せなかったんだけど毎日元気にやっております。


新しい環境での仕事は、週の半分はハイヤー的な業務で沿岸まで走る。久慈、宮古、釜石、大船渡、陸前高田。往復250kmから300km走るからそこそこハード。高速道路での移動も多くって、しっかり体調管理しておかないと運転中に眠くなるから、休むのも仕事のうち、という状況。お客さんを乗せているから、眠くなったから休憩、という訳にはいかないんだよね。これはなかなかに辛い。

冬の高速や山越えの国道は融雪剤がガッツリと撒かれているから、前の日にピカピカに磨き上げたクルマも往路を終えればすっかりシオシオ。で、復路を終えたらその日のうちに洗車しなければならない。これも今の時期はハードだなぁ、拭き上げしているうちに凍ってくるからね。

開業前は月間4000kmくらい走るのかな、と予想してたけど、ふたを開けてみれば6000kmくらい走っちゃう。文字にしてみるとひゃー、だね。今後のクルマ趣味は距離を走る事にシフトした感じか。


でもそもそもが運転が好きだし、クルマ自体も好きなのであまり苦にならないというか、それはそれで楽しい。
周りの先輩たちも好きモノが多いから、出先で行き合えば、あのクルマはどうだ、いやアレはカッコはいいんだけど後席のルーフが低くてイマイチだぞ、などの雑談になって面白い。

昔はハイヤーと言えばセダン一辺倒だったけど、最近はお客さんが道中シートをリクライニングさせて寝られるミニバンタイプが人気らしく仲間内でも増えてきた。普通車だとエスクワイア、オデッセイ、大型だとエスティマ、ヴェルファイア等。足元もオットマン付きで快適、みたいな。
でもこれは本当に好みで、重心の高いミニバンを好まない方もいらっしゃるようで。先輩たちからは、お前も早く大型に替えろよ、と言われるんだけど、僕が買い換えるんだったらやはりセダンのクラウンかアテンザかなあ。待ち時間に中古車の相場を調べたりして色々妄想が楽しい。

でもやはり海の街はいいね、海が見える風景は本当にいい。眺めていると心が穏やかになるのが分かる。
大船渡にいた頃からの若い友達は、震災を経て立派な店構えのカレー屋の主人になっていた。まだ若いのに大したモンだよ、カレーもとても美味しかった。


大船渡の街を高台から。ん〜随分建物は建ったけどまだまだ更地が目立つ。人口が減っているのか、学校の統廃合が進んでて、と友達が言ってた。うーん。



大船渡での待ちは、リアスホールという施設の駐車場にクルマを停めるんだけど、その際古いナビの表示を見てひとりで笑い転げた。画像じゃちょっと見辛いかな、「リアスホール」の文字が見切れていて「アスホール」になっている。ギャハハハ、ケツの穴かよ。面白過ぎだろお前。
洒落の分かるナイスなナビだったけど、古過ぎて仕事では使い物にならないんで残念だけど新しいのに変えた。




もう重整備はこのクラウンに関しては自分ではやらないけど、オイル交換程度の軽整備は自分で手を掛けているし、日常の始業点検はむしろ仕事の一部だ。
乗り出した頃、なんかタイヤが跳ねるような感触があったので空気圧を測ってみると260kPaも入っていた。前オーナーの好み?僕は速攻で指定の220kPaに戻したけど。

昔は高速道路を走る際には1割くらい空気圧を高めろ、とか言われていたけど、タイヤの性能が上がった今はそんな事する必要ないんだってね、タイヤメーカーでも多少空気圧を高めに入れるのを推奨しているけど、それはタイヤの空気は徐々に抜けていくので、そうやって抜けて指定より低い空気圧で走るよりは、ちょい高めにしておいて抜けた時のマージンを取っておくという意味合いみたいだし。
僕はマメに測るのでね、指定空気圧ドンピシャで問題なし。


先輩たちはみな概ね優しい。というか、親切。それは顧客を仲間内で共有しているという事もあるだろうし、その他足並みをある程度揃える必要があるからなんだと思っている。だから跳ねっ返りの僕なんかにも、というよりは、僕にだからこそ親切にしてくれているのかも知れない。その親切の半分以上は看板や自分たちを守るためなんだろうと思う。
車内の後部座席の空間の作り方や節税の方法まで本当に親切に教えてくれて、僕だって自分だけの力でここに立っているなんて思ってないからそんな親切を謙虚に受け取る。

もちろん合う合わないもあるんだろうけど、僕にとってはこの街に来てから住む一番マトモな世界かも。





空いている日や週末の夜は流しに出る。
月の収入の3/4はハイヤー的な仕事で稼ぐとはいえ、面白さから言えば流し営業の方が100倍面白い。それはおしゃべりな営業マンとのくだらない会話だったりお年寄りに親切にする事だったり、酔っ払いのいなし方だったり。
これはこの稼業をやった事ある人じゃなきゃわかんないだろうけど、人間味に溢れていて、人肌があって、時にスリリングで、滅茶苦茶刺激的なんだよな。
僕ぐらいになるともう車中の空気は自由自在に操れて。酔っ払いの相手とか大変じゃない?とかたまに聞かれるんだけど、それで往生する事は今やほとんどない。絡む気満々で乗って来た酔客に揚げ足をひとつも取られずに家まで送り届けた時に「お兄さん、酔っ払いの扱い上手いなあ!」と心底感心された事もある。お前が言うなよ、って笑っちゃったけど。

僕が大型に乗り換えるのを躊躇している理由は、金銭的な事ももちろんあるけど、流し営業の面白さが心底好きだからなのが大きい。田舎では大型は基本流しは出来ないのよね。
会話も運転作法もブロークンでいいからね、僕の生来のキャラにはショーファー的な仕事よりもこっちの方がずっと合っているのは自覚しているし。

そうは言ってもこれからは子供たちの学費にお金がかかるから、遅くとも来年には乗り換えなきゃな、とは思ってるけど。


そんな感じの日々です。仕事に慣れて、あとは普段の生活にそれを馴染ませて、かな。たまには飲みにも行きたいし、春になったらバイクにも乗りたいし。


毎日、楽しいですよ。


僕のソウルミュージック(心の音楽)は、白人がプレイするR&Bのカヴァーだったりする。初期のビートルズ、ストーンズ、ちょっと後になってスモールフェイセズとか。
10代の僕はその辺から聴き始めて、博多の国内勢がそれのBPMをさらに速くして演っているのを聴いて世界が広くなっていった感じかなあ。ルースターズやサンハウス、山善& Midnight Specialなど。

中でもこのアルバムは何故だか分からないけど本当に大好き。もう理屈じゃないんだと思う。
この頃のストーンズはイギリス盤とアメリカ盤で収録曲が違ったりして結構わかり辛いんだけど、アメリカ盤の4th.作になるのかな。
当時物のLPとか、もう手に入らないんだろうな、レコーディングからマスタリングまでデジタルが一切関わっていない音を聴けるのなら、アナログプレイヤー買ってもいいんだけどな。