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Month: 11月 2018

日々 2018年11月

件の試験も無事に終わり、自己採点の結果は合格点(法令試験は満点だったぜ、イエー)。まだ認可は降りてないけど、このまま無事故無違反続けていれば大丈夫でしょう。

というわけで、現実逃避モードも終わり。先日からまたいつもの日常に戻りました。
とは言っても、20年ぶりくらいで受験生だった時期は正直キツかった。脳も衰えてるのか、勉強した事さっぱり頭に入らないし、気分転換にSRにも乗れない(事故違反が怖いから)。試験前1週間は勉強時間を確保するためにランニングも控えていたし、おちおち読書も出来ない。試験のことが心の何処かに引っかかってて、世界に没頭することが出来ないんだよね。
この日記を読み返してみると去年も大分ヤラれていたみたいだけど、どうもこの季節、僕は本当に苦手らしい。勉強に集中できないから気分転換に映画を観れば、何度も観た映画なのに涙がポロポロ出てくるし、要らない情報なんだけどまたインポテンツになったし(今はもう治りました、重ね重ね要らない情報でスイマセン)。

ま、今はすっかり健康体で、暮らしも通常営業です。はー早く認可降りねぇかなぁ。

 

今一番嬉しいのは、落ち着いて本が読めること。大好きな本を読み返してます。ベタだけど、チャンドラー。フィリップ・マーロウはやっぱりカッコいいなあ、頭のキレるタフガイ、憧れるわぁ。

 

 

というわけで、23日は、新しい環境で僕が所属することになっている派閥(あるんですよ、そういうのが)の忘年会にお呼ばれしてきた。
まあ派閥といってもそんなにキツいものではなく、なんというのかな、野良犬が生きるために集う水飲み場くらいの感じなんだけど(多分)。でも野良犬も40匹も揃うとそれはそれは圧巻で。先輩方にお酌して回ったんだけど終始緊張しっぱなしだった。お酌している間は当然正座だし。足しびれるっつーの。

まあでも、僕はこういう類の人々には好かれる傾向にはあるんだけどね。同期がふたりいるんだけど、方々で捕まったせいで一周するスピードは僕がダントツで遅かった。
だから、どこか居心地が良かったのも事実。

 

でも流石に2時間緊張しっぱなしは応えたので、会がハケた後は同期のふたりと別れて一人で一杯引っ掛けて緊張をほぐす事に。
このバー、お酒が本当に美味しくて、しかも値段もリーズナブルだからいつも混んでて、週末なんて入れない事もザラなんだけど、早い時間だったからこの日は客は僕ひとりだった。こういう機会も珍しいから、カウンターに座り、マスターにフォーマルのマナーを聞いたり、接客する上でのコツを教えてもらったり(新しい環境では客層がこの店とかなりカブる)。勉強になりました。
で、PM8:00を過ぎ、店が混み始めてきた頃にお暇する事に。ジンライム3杯、丁度いい量だね。

 

 

で、翌24日はお世話になっているSR屋の忘年会。こちらはめっちゃくちゃ楽しかった。詳しくはこちらを参照(ショップブログに飛びます)。
バイクの話はもちろんなんだけど、なんだろう?このご時世にSRなんてアナログでアナクロなバイクに乗っている奴なんてみんな何処か、いい意味で変わり者なんだよね、下は23歳から上は57歳かな?こう書くと驚くけど、歳の差なんて全く関係なくよく飲んでよく喋った。きっと共通の言葉があるんだろうね、文字には出来ないような。
今年から仲間に加わった20代のくっそイケメンがいるんだけど、そいつが先週女の子にフラれたんだと。えーなになに、どういう事なの??と聞いてみれば事情は結構複雑で。前途洋々たる超絶イケメンの将来を案じながらも格好の酒の肴にさせてもらい。そんなこんなで終始大盛り上がりの3時間だった。

2次回は、この忘年会のためにわざわざ秋田から来盛した長老のたっての希望で、10年ぶりくらいにキャバクラなんぞに行ってしまった(正直に告白すると結構楽しかった)。付いてきたくっそ酒飲みのイケメンの色恋の話をしつこくしていると、若干トウのたったオネーサンが「あたしそのコの気持ちすごくよく分かる、だって弱ってる時に二人からそんなに優しくされたらあたしだって両方にいい顔しちゃうもん」という、飾りのない女の本音でツッコんできた時には、男性陣一同「うーん」と腕を組んで黙り込んだ。
酒場のブルースだね、やっすいキャバだったけど、こういう店の方が趣があっていいのかも(これはなんのblogなんだ)。

3次回(まだ飲むのかお前)は、歳の近い、何処か同じ匂いのする仲間の行きつけのバーに連れて行ってもらった。この街にこんなイカれたバー(褒めてます)があったなんて知らなかった。大音量で流れるソウル/ディスコ。カウンターの隣で楽しそうにリクエスト用の7inchが入ったエサ箱を漁っている3人組は大学生なのだとか。イイね。
仲間とは以前一緒に飲んだことはあったけど、サシで飲むのは初めて。向こうも前から僕の事が気になってたらしく、いざ話してみると、音楽めっちゃ詳しいし、言葉も通じた。昔モッズ少年でベスパやらランブレッタやら乗ってたって話は聞いてたんだけど、今真剣にET-3が欲しいんだとか。え!オレ出来る範囲でメンテとか手伝うよ、乗りなよ!と間髪入れずに言葉を返した自分に驚いたけど、一呼吸置いて、ああ、オレ、奴と友達になりたいんだなぁって自分の発した言葉で気付いた。
お客がすっかりハケた深夜、マスターに頼んでかけてもらったピープル・ゲット・レディは沁みたなぁ。家に着いたのはAM4:00。久しぶりのザ・午前様。ひー。

 

 

相変わらず適度な運動と食事には気を使っていて、体重も順調に落ちている。最デブ期から-4kg。おっしゃ。11月いっぱいで今の職場退職してプーになるし、なったら毎日ガシガシ走るし、こりゃ-5kgの目標達成するべ。
ちょっと前から走る時の身体の硬さが気になっていて、先日意を決してスポーツマンを得意とする整骨院に行ってきたんだけど。
「ランニングする時の身体の硬さが気になってて」
「一回何km走るんですか?」
「今は5.6kmですね」
「目標とかあります?」
「日常的に10km走れるようになりたいです」
「ああ、そのくらいならすぐ走れるようになりますよ」
「マジすか」

 

そんな感じで、先週悶絶するくらい痛い施術をしてもらった後、今日初めて走ったんだけど、信じられないくらい身体が軽くなってた。タイムも1分縮んだ。先生曰く「身体のパーツが整っていない状態で運動するのは身体を痛めつけているだけです」。ほえー。そーなのか。やっぱり餅は餅屋だね。
明後日また施術してもらうのが楽しみでしょうがない。

 

 

いつもより長いエントリになったけど、何が言いたかったかというと、色々すっきりしたな、って事。人生なるようになるさ。そう腹括れた、というか。
直近2本の記事は、今読み返すと、暗いね。自分じゃ笑っちゃうくらい。そういう状態からは抜け出せたかな。

 

 

 

 

 

イカれたバーのイカれたマスターは、初対面の僕に「コステロとニック・ロウの違い、なんだと思う?」なんて謎かけをしてくる。一瞬悩んで「んー、コステロは尖ってる?才気走ってる?けど、ニックはもっと自然なポップメイカー、かな?」と答えると、ふーん、と聞いてるんだか聞いてないんだかわかんないような返事を返してよこした。
ニック・ロウの大っ好きな曲。今気付いたけど、この曲コステロもカヴァーしてたね。メロディもだけど、歌詞が大好きなんだぁ、この曲。

 

 

 

 

 

日が暮れても彼女と歩いてた

 

 

現実逃避第二弾。

件の試験まで10日を切り、まあ正直仕上がりは順調なんだけど、「絶対に落ちることが許されない試験」に挑むというのも心理的に結構なプレッシャーで。ちょっと一息つきたいなあ、と。今月一本も記事書いてないしなー。

 

 

最近以前にも増して妻との喧嘩が増えた。
若い頃の僕はウルトラスーパーダメ男で、当時の喧嘩の原因はいつも100%僕にあったが、流石にこれじゃまずいよなあとダメ男を返上してからの喧嘩はまあ原因はいつも同じで、僕の中には僕なりに正当な理由があって悲しくなって腹を立てる。
その理由を(多分妻よりも)理解している娘はもう慣れたもので、言い争いが始まるとさっと二階の自分の部屋に上がっていき、それが落ち着くと下に降りてきて、ソファでぐったりしている僕に何事もなかったように話しかけてきたりする。

が、心の優しい息子はそれが結構ストレスなようで、昨晩もやんわりと、しかししっかりとした態度でいいかげんにしろ、とたしなめられた。
そんな息子の説教を体育座りで聞きながら、申し訳ないなあと思いつつ、オレも別に言い争いしたくてしている訳じゃないんだよなあ、と心の中で独りごちた。
悪いなって、申し訳ないなあって思ってるよ、器量の小さい父親で。でもそれがおとうなんだよ。

でもやっぱりよくないね、こういうの。

 

 

はなから無いものを欲しがったところでそれを得られる訳がないことくらい頭では分かっているつもりなんだけど、それでも期待してしまうのだろうか。

いや、期待というのとも少し違うと思うけど、いずれにせよそんなに物分かりがいい人間なのだったらいい歳こいてバイクになんか乗ったりしないし、ロックなんて音楽に執心したりもしていないのだ。

 

それが僕の器量だという事なんだろうね。僕は大人だけど、立派な大人なんかではないという事なんだろう、きっと。

状況はそのまま受け入れられないけど、自分がどういう人間かという事は少しだけ分かった気がする。

 

 

 

 

何にも言わない
ウチには帰らない
彼女と歩いてた

日が暮れて 河を見て
橋の上を電車が通る

とりあえずブラついてよう
さみーから酔っぱらっていよう
いーよな 会いたかったよ

日が暮れても彼女と歩いてた

みんなどんな顔してたっけ
ひとりづついなくなったんだ
ほんで最後は二人で
飽きるまでずっといたのさ yeah
みていたい まだみていたい
何にもみあたらねーや
オラ夢の中なんだ

どこの誰が 本当ににしあわせなんだろーか
冷たいヤな奴も
体だけはあったかいだろーや
一体あれは何だったんだろーか
いつまでも おぼえてる
クサりながら おぼえてる

何にもいらない
ほかにはいらない
彼女がまだそこにいればいーや

日が暮れても彼女と歩いてた

Theピーズ 「日が暮れても彼女と歩いてた」 作詞・作曲 大木温之

 

Theピーズの大好きな曲。

オフィシャルの音源で聴けるこの曲は3テイクある。アルバム「とどめをハデにくれ」に入っているオリジナルテイク、’97年の活動休止までの音源から選曲されたベストアルバム「ブッチーメリー」に入ってるライブテイク、小説家の絲山秋子さんが書き下ろした小説「逃亡くそたわけ」の中でこの曲を含めてピーズの何曲かの歌詞を引用し、後に小説が映画化された時に再録された2007 Version。
どのテイクもそれぞれに味わい深いのだけど、シェアしたのは2007 Ver.だ。恐らくバンドとして最も脂がのった時期の演奏だけあって聴きごたえは一番ある。

ちなみに絲山さんの小説のなかでこの曲は、この曲を引用したかったから小説を書いたんじゃないか、などと想像してしまうくらいいい場面で、ものすごい筆致で書かれている。引用するような野暮はしないけど。この曲が好きな人は是非一読をおすすめします。

 

酔っぱらって聴くピーズはいつだって最高で、よくリビングでも流していたから子供たちもこの曲のことは知っていて。
娘なんかは「おとう、この曲LINE Musicに上がってたよ、ウケた」とか言いながら鼻歌でサビのメロディを歌ったりする。それを聞いた僕ははっとして、それからはヘッドセットで聴くことにした。中学生の女の子はまだ知らなくてもいい風景だ。

 

ハルは、知っている人も多いと思うけど玄人筋からの評価も高い人だ。彼のことを「人生のパンチドランカー」などと表現した文章も読んだことがあるけど、ピーズの音楽は、優しくて真面目で気が小さい普通の人が描いた私小説ロックよね、僕が言うならば。

でもハルがファンたちに愛され、しかも優れたアーティストであるゆえんは、その私小説を皆が読める形にしてひとつひとつの作品として昇華する能力を持っているという事。それが皆の心の中にある、弱くてちっぽけでありふれた感情と触れ合い、ささやかだけどとても綺麗な円環を描く。

 

ハルがこの曲で描いた風景は、儚いけれどとても美しく、ある種のひとにとっては切実でかけがえのない風景だ。もちろん僕にとってもね。

 

 

 

 

 

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