ET-3のオイル漏れ修理とサスペンション交換

結構油っこい作業になりそうだったし、特に調子も悪くなかったので長らく棚上げにしていたオイル漏れの修理をした。とは言え記録によると前回この部分の作業をしたのは去年の6月だから放っておきすぎだな。反省。

 

インマニの面が出ていない風だったんだよね、去年作業した時に。ガスケット新品にして良くなればという気持ちもあったんだけど、今になって思えばめんどくさがらずにちゃんと面出ししておくべきだった。
作業して3ヶ月後にはもう漏れ出してきてたから(当時の画像がこれ)。

とは言え、2次エア吸っている様子は特になかった。アイドリングも安定していたし、フケも良く、始動性も問題ない。
ただ距離は乗るからね、ET-3には。だからオイル汚れの量もそれなりで、まあもう見て見ぬ振りも出来ねえな、という事で重い腰を上げた次第です。

 

サクサクタンク外してキャブ外して、ショックマウントも外してエンジン下げてカバーを外すとこの状態。1年で2000kmくらいの走行。

 

やっぱりインマニっぽいね。シリンダーのベースガスケットもちょっと疑っていたんだけどそれじゃなさそう。

 

で、インマニ外して粗めのオイルストーンで軽く擦ってみた際の画像がこれ。マニの縁が少し盛り上がっている。純正のインマニのガスケットは厚みのない封筒の紙みたいな材質なので、この段差をカバーできなかったんだろう。

このET-3さー、工場をラインオフした時からこの状態だったんだろうね。オドメーターが10000kmくらいの時に僕のもとに来た時には既にエンジンはオイルまみれだった。
当時は機械いじりにかまける気持ちも時間もなく、まあ言う通り調子良く走ってたから特に気にせず乗り続けてたんだけど。

まあ今回キチンと修正してあげましょう。

 

マニの面を出し、ガスケットも0.8mmの厚手のガスケット紙で製作(ちょっと雑ですな…)、組み付ける。

 

で、せっかくタンクも外したので、これまた2年前に輸入して棚上げしていたサスペンションの交換もする事に。放置し過ぎ?だって普通に走るんだもん。ぶー。

リアは何の問題もなく交換完了。

 

フロントは若干手こずった。まずはアッパーマウントのナットが外れない。ロッドと共回りしてしまうのだ。インパクトを入れるスペースは無いし、プラカバーを割って外し、ウォーターポンププライヤーでショック上部をつかみ何とか外した。

で、今度は新しいサスが付かない。ロワマウントのシルバーのカラー、ほぼ圧入?っていうくらい嵌合がキツくて。偶然古いサスに付いていたカラーが銅?真鍮?製の柔らかいもので、それを当て具にしてハンマーで叩き入れてホントに運よく無傷で組めたから良かったけど。

あ、フロントのハブ周りをバラすのも初めてだったんだけど、仕組みが分からない箇所に手をかけるのも随分慣れました。

 

で、完成。なかなか精悍なルックスですな。自由長は純正より少し長いね。メーターケーブルのアウターがクソボロなのは見なかった事にして下さい。

交換後100kmくらい走ったので今回交換したYSS製のベスパスモールボディ用のサスペンションのインプレ的なものを書くと、低中速では若干固め、というか、正直もう少し動いてくれるかな、と思ってた。大きめのギャップでは今までと変わらずにピョコピョコと車体が跳ねる。
んーちょっと期待外れだったかなーと思いながらバイパスに出た時に印象は一変した。
スピードを上げて速い交通の流れに乗った時の車体の安定感はまるで別物。例えば、片側2車線の右車線を走る時の緊張感が全然違う。まあ今までも普通に走っていたんだけど、何と言うのだろう?サスの動きに余計な遊びがない感じ?細かい路面の凹凸を上手くいなしながらすーっと滑らかに走っていく。ちょっと感動を覚えるくらいの変化だった。ちなみにプリロードは最弱(デフォルトの設定)。

今まではちょっと遠出するのは気がひけるスクーターだったんだけど、こりゃ100kmくらいのショートツーリングなら余裕でこなすな、こんなに変わるならもっと早く交換すればよかった。
低速でのバタバタも、車重も軽い車体だからね、まあそんなモンなんだろうと納得も出来た。

 

あと、エンジン。やっぱり多少は2次エア吸ってたのかな、そんなに劇的なものではなかったけど、やっぱり回り方には変化があった。微振動が減って全体の印象がマイルドになった。
漏れも多分止まった、と思う。このくらいの作業だと正直時間を作るのもなかなか難しいんだけど、やっぱりやるべき事はさっさとやっちゃわなきゃダメだね。
今度プラグの焼けも見てみます。リアブレーキのバックプレート周りとかまだオイル汚れがひどい箇所もあるのでその清掃もだな。はー忙しい。でも楽しい。

 

涼しくなってきたし、隣町までラーメンツーリングとか、いいね〜。時間作って行って来ようかな。

 

 

 

September gurls do so much
I was your butch and you were touched
I loved you well never mind
I’ve been crying all the time
December boys got it bad.

Lyrics : Alex Chilton

この曲、ごく最近まで”September Girls”だと思ってて、ずうっとそのつもりで聴いてたんだけど、実はSeptember “Gurls”なんだね。gurlsって単語は中級程度の英和辞典にも載ってないんだけど「鞭打ち」という意味で、歌詞全体を読むとアレックス・チルトンはgirlsという単語とダブルミーニングで使ったのかな?とも思える。
当時の国内盤CDの歌詞、対訳もgirlsで表記、訳してるんだよなー。

でもホントいい曲だよね。コード進行もシンプルでメロディも美しい。この曲を初めて聴いた頃のハタチそこそこの僕はまさにこの曲の”December Boy”そのものだった。懐かしいなあ。

 

【2018年9月30日追記】
どうも調べてみると、”Gurls”という単語は最近はGirlsの俗語として使われる事が多いみたいです。スラングだから辞書には載らない由。僕が書いた出典はGoogle翻訳だったんだけど。
アレックス・チルトンがどういう意味で使ったのか本当の事は分からないけど、そのまんまGirlsの意味で歌ったのかも知れませんね。

 

 

 

 

 

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