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Month: 9月 2016

Vespaお不動様になる その4→復活

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親戚に不幸があったりして時間が取れなかったが、何とか時間を作って本日作業。
前回は圧縮上死点を出したところで終わっていたけど、その辺の話から。
今までいじった事がある日本製やドイツ製の内燃機関にはクランクプーリーやフライホイールにマークが打ってあって、点火時期を調整するのにわざわざ圧縮上死点(TDC)を出すなんて作業をする必要はなかった。そう、Vespaにはそのマークがないのだ。だから点火時期を調整するためにはTDCを自分で出さなければならないし、全周分度器を使って進角位置(BTDC)をマーキングしなければならない。これはちょっとしたカルチャーショックだった。
クランクのシャフトにはスピルキーが嵌っているしフライホイールにはキー溝が彫られているからクランクに対するフライの位置は固定される訳で、何故ケースとフライにTDCとBTDCの位置をマーキングしないのか理解に苦しむがそれが事実なのだ。不思議。
かの地ではざっと大まかに組んで後は実走で調子良いところを出す、みたいな調整をしていたのだろうか。今後ベテランのVespa乗りと話す機会があったら是非聞いてみたい内容だ。

正確にTDCを出すにはダイヤルゲージが必要だけど持っていない。仕方ないのでプラグ穴から細いドライバーを突っ込んで手探りで何とか出すが、これちょっとの動きで2〜3°くらいズレるね、いいや、今回は実走で調子いいところを探ろう。
TDCをシリンダーカバーとフライにマーキングしたら今度は点火時期のマーキング。ヴェローチェ・スクーターズさんに問い合わせたところ、ET3の点火時期はBTDC19°説と20°説があるらしく(ちなみに固定進角)。でも指先ゲージじゃ1°の誤差なんて追い込めないよね、まあざくっと全周分度器を使って20°の位置にマーキング。即席修理したタイミングライトを使いながら何度か組み直し、調子いいところを探す。前回の作業中にウィンカーが点かないのに気付いていたんだけどステーターの配線を見直したら解決。#先人が立派な配線図をWebにUPしてくれていました。素晴らしい仕事。僕の記事も何らかの形で誰かの何かに資する事が出来るのだろうか。

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で、何とか路上復帰。ぱちぱち。街中にあるかかり付けの病院まで行きつつ実走チェック。スロットル半開くらいまでパーシャルでバラつくけど、負荷かかった状態ではかつてないくらいのパワー感がある。おお、なんか凄いぞ。修理というか軽くスープアップしたんじゃって位気持ち良くエンジンが回る。交換したNGKのプラグコードが効いているのだろうか。一度に色々な部品換えているから何がどんな仕事をしているのか判断し兼ねるが調子はいい。もうちょっと走り込んでプラグの焼け具合見てみるけど、これ以上追い込むならダイヤルゲージの導入と若干排気漏れしているマフラーの修理をしなければならないだろうな。

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というわけで、このイタリア製のポンコツスクーターは故障を通して僕に達成感や希望や目標を与えてくれた。16の歳に原付の免許を取って以来工具は持ち続けてきたけど、近年稀に見る大きな山を越えた充実感に包まれながら気分よくこのエントリを書いている(お前また酒飲みながらキーボード叩いているのか)。この感慨は別に機会を設けてきちんと書きたいと思っている。#世間一般的にはそんな大したピークじゃなかったんだろうけどね、ここひと月いろんな事考えたから。

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もう季節はすっかり秋。今日の作業もTeeシャツだと少し肌寒かった。なので今日の晩御飯は得意料理の山形風芋煮。こっちも我ながらいい出来で家族にも好評だった。これと焼き秋刀魚食わないと秋が来た気がしないよね、昔はちょっと寂しげであまり好きな季節じゃなかったけど、今はそれを楽しむ余裕も出来てきたかな、と思う。

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Vespaお不動様になる その3

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修理に出していたVespaのステーターassyが修理が済み送り返されてきた。
組む前に先日指示された通りに抵抗値を測ってみるとテスターはバッチリ正常な値を示した(当たり前か)。

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作業は迅速かつプライスはリーズナブル、配線も日本製のケーブルで引きなおしてあるので耐久性もあるだろう。近場にVespaを修理出来るバイク屋さんが無いから大きな修理の時はどうすればいいのか心の中でずっと悩んでいたんだけど、このルートが出来たことで当分乗り続ける事が出来そう。良かった。
ちなみに今回ステーターの修理を依頼したのは、九州は熊本のヴェローチェ・スクーターズさん。ショップのblog「快速ベスパ製作所」を最近読み漁っていた事もあっての今回の依頼でした。このblog、イタリア製の、良く言えばおおらかな造りのスクーターを日本人の几帳面さと器用さで修理したりスープアップしたりしている様子が綴られていて、機械いじりが好きな人には読み物としても面白いかも。僕は10日くらいかけて結構な量の過去ログも全読破した。

このスクーターに関して僕の技量では全ての修理を自分でこなす事は出来ないけど、エンジンに何か大きなトラブルが発生した時はエンジンごと送って直してもらえばいいんだもんね、流石に車体を丸ごと送るには熊本は遠過ぎるけど、車体周りは気合い入れて自分で直す、と腹を決めればそれはそれで身が引き締まる。最近「自分の手を汚して機械をいじること」に消極的になっていたんだけど、目的も目標も出来、久しぶりにやる気が出てきた。

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届いたステーターを早速組み付ける。エンジンにマウントし、配線を通す。CDIは車体左側の小物入れの中にあって、そこにプラグコードもろとも車体を横断させるんだけど、この作業はマフラー外した方がやり易いね。
ギボシ端子をカシめ、純正通りに熱収縮ホースで絶縁。サクサク組み付けて行きます。汚い手で汚しちゃったCDIは後でキレイキレイします・・。

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今回プラグコードはNGKのを新調。今まで付いていたプラグキャップがちょっと怪しい造りだったので。コレ逝くだけで不動車一丁上がりだからね〜。キャップのサイズがちょっとタイトでプラグにハメ辛いけど耐リーク性は良さそう。自動車関連の電気部品は日本製が一番信頼出来る気がする。

ジャンクションボックス内の配線も繋ぎ、クランクのナットを締めて点火チェック。おお、ちゃんと火花が飛んでいる。プラグをヘッドに装着しチョークを引いて緊張のキック。2回くらいであっさり始動。おー。感動の一瞬。取りあえずはエンジン始動までは漕ぎ着けた。一時はどうなる事かと思ったけれどこれがあるから機械いじりはやめられない。
点火時期は全くの適当なので早々にエンジンを切り調整する為の準備してたら10年以上物置に眠っていたタイミングライトが動かない事が判明。ありゃりゃ。内蔵電池が液漏れの錆々で電源のコードが断線していた。

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時間的にこれを修理して点火時期調整までは出来なさそうだったので今日はこれまで。圧縮上死点を出して全周分度器で点火時期(BTDC20度)を測ってマーキング。シリンダーカバーに直描き。次の休みにこれをやっつけて路上復帰を目指します。

 

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Vespaお不動様になる その2

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宇賀神商會さんに発注していたパーツが届いたので早速作業する。
発注したのは、CDI、ピックアップコイル、フライホイールプーラー(SST)、その他小物類。まあいつもながらのリーズナブルなお値段で庶民の懐に優しいですな。
トップ画のパーツがCDI。黒いのが今まで付いていた奴。ド素人の僕が、これが原因じゃねーか?と目星をつけた部品。ちなみにDUCATI製。青い新しいCDIはノーブランド品でした。
交換し、新品のプラグを装着しドキドキのキック。

うーん、火花飛ばないね。

大丈夫、想定内想定内(ふるえ声)。こんな事もあろうかとピックアップコイルとフライホイールプーラーも発注しておいたのだ。

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ファンシュラウドを外し、ナットに浸透潤滑剤(僕はDJタクティのハイルーセンを愛用してます)をスプレー。

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ナットを外し、プーラー(RMS製でした)をセット、ゆっくり締めこんでいく。

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と、フライホイールが外れ、ステーターとご対面。

丸いステーターの左側にある四角い黒いパーツがピックアップコイル。これを交換する。何故か配線部が黒いエポキシ樹脂みたいなので固められていて難儀したけど何とか交換、フライホイールを取り付けて緊張のリベンジキック。

…火花飛ばねーし。マジかよ。

困ったな、ハーネスが逝ってる?テスターで一本づつ導通をチェックするも一応は断線はしていない模様。このチェックをしている時に気付いたんだけど、僕が使っていたポンコツテスター、動作が不安定だ。マジかよ×2、僕の心理状態も不安定になってきた。
一服しながら気持ちを落ち着けて考える。CDI、PUコイル、ハーネス、イグニッションSWに問題がないとすれば残るは発電系統。ステーターAssyはウガガさんとこでも結構な値段(当たり前だ)、しかも欠品中。だけどキックするとライトは光るんだよね>一応は発電しているという事。でもその光は弱々しい。やはりステーターか、再入荷を待つか、それとも個人輸入?その他に出来る事は…

意を決して、このET3が復活した頃に見つけて読み物代わりに読んでいたblogを書いている九州のVespa専門店に電話で問い合わせてみる事にした。症状と現状を告げると「あーそれエキサイターですね」と即答だった。エキサイターとはステーターを構成する部品の一部。素人が買える範囲ではそれだけでは部品として流通していない。「試しに抵抗値を測ってみて下さい」あーテスターがポンコツなんすよねー…「電装調べるならテスターは無きゃダメですよ」そ、そうですよね(汗)、早速買ってきます…
歯切れのいい口調、確かな知識。しかし僕のようなインチキプライベーターの存在も一応尊重してくれている様。つか、近くにVespa直してくれる店が皆無だから半ば仕方なく自分でいじってるんだけど。このショップは信頼出来そうだ、と僕の直感が告げた。ステーターを外してアッセンブリーで送ったら修理してもらえますか?「もちろん出来ます!ステーターをAssyで買うよりは安く上がると思いますよ」。

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市内のストレートでテスターを買ってきて調べると、テスターは教えてもらった抵抗値と全く違う値を指した(CDIの端子を外し、赤白間で100±30Ω、緑白間で500±20Ω。これがまずやるべき測定ですな)。というか、抵抗値ゼロだった。メールでエキサイターの交換と痛んでいるハーネスの引き直しを依頼すると快諾の返信が。

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で、今日ステーターAssyを車体から取り外し発送。

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外す時に引っ張ったせいもあるけど、ハーネスはボロボロのボロ。皮膜は硬化しているし配線は緑青が吹いている。僕のET3は30年選手だけど、イタリア製の電装はまあ大概こんなもんらしい。ちなみにこのステーター、ピアジオの純正品(製造はDUCATI)。日本製の電装品のクオリティの高さを思い知った。ハーネスは日本製のケーブルで引き直してくれるみたいなので到着が楽しみです。

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今回混乱を招いたポンコツテスター。親父から譲り受けたもので、恐らく50年選手。捨てるには忍びなく、試しに内蔵電池を換えたら正常動作するように。少なくとも抵抗値は正常に測れます。
まあ測定機器なんで流石にこれ一台では何ともならないだろうから新しいの買って正解だったんだろうけど、こいつもサブ機として捨てずに持っておきます。実際手にするとオーラ凄いよ。

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